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スギナの栽培方法!増えすぎたときの除草剤や駆除方法は?

スギナは、春の風物詩として親しまれるツクシを生やす多年草です。スギナを栽培することで、毎年ツクシを収穫できるなんて楽しそうですよね。ただ、地獄草という別名が付けられるほど根を深く生やすことから、駆除がむずかしい植物としても知られています。今回は、そんなスギナの栽培方法と、増えすぎたの除草剤、駆除方法ついてご紹介します。

スギナの栽培のポイントは?

スペースを区切り、日向の湿り気がある場所育てる

スギナは、日向で湿り気のある場所を好み、土質を気にせずに植えられます。ただ、生命力が強く、地面に根をはると雑草化してあたり一面に広がってしまう恐れがあります。鉢やプランターで栽培するとよいですよ。地植えにするときは、地中にブロックを埋めるなどして育つスペースを制限すると安心です。

スギナの苗植えの時期と方法は?

スギナの苗はほとんど流通していないので、山菜の販売店で購入するか、自生しているものを採取します。苗の植え付けは一年中できます。ツクシからとれる胞子をまいて育てるなら、4月下旬~6月上旬頃が適期です。ツクシを紙の上で一昼夜乾燥させ、軽く叩いて出てきた胞子を、ピートモスに振りかけておけば、自然と生えてきますよ。

鉢植え

浅い小鉢や盆鉢での栽培がおすすめです。野原や道端に生えたスギナを土ごと掘り上げ、そのまま鉢に植え込むだけでかまいません。

地植え

どんどん広がって生長するので、できれば庭や畑に植えない方がよいです。どうしてもというときは、育苗ポットごと地面に植えるか、ブロックやトタンを地面に埋めて広がらないよう生育スペースを区切ります。日当たりがよく、湿り気のある土に植えていけば、簡単に育ちます。

スギナの土作り、水やり、肥料の与え方

土作り

スギナは、どんな土でもよく育つ丈夫な山野草です。ただ、ツクシを収穫するなら堆肥や腐葉土をたっぷりと混ぜあわせ、腐植質が豊富な土にするとよいですよ。

水やり

適度な湿り気を好むので、土を乾かしすぎないようにします。鉢植えは、土が乾きはじめたらたっぷりと水やりをしていきます。地植えは、冬に地上部が枯れた後、干草や稲わらでマルチングをすると湿度を保てます。

肥料の与え方

スギナは栄養分の多い土では育ちにくく、肥料を与えると一緒に育つツクシの収穫量も減ってしまいます。肥料は特に与えなくてかまいません。

スギナの剪定の時期と方法は?

伸びすぎて邪魔になるようなら、適宜切り戻してかまいません。ただ、スギナが光合成で作った養分によってツクシが作られるので、地上部を跡形もなく切ってしまうと春の収穫量が減ってしまいます。

スギナの収穫の時期と方法は?

スギナの出る時期は、気候や日照時間によって変わります。暖かいと2月下旬~3月中旬頃から生えてきますが、食べておいしいのは桜のつぼみがふくらむ3月下旬~4月上旬。太さ7mm、長さ10cm以上で、頭の部分がしっかりと締まって青いものを選んでください。茎の根元をそっとつまみ、ゆっくりと引き抜くと簡単に収穫できますよ。

スギナの植え替えや増やし方は?

スギナは放っておいても地下茎がどんどん広がるうえ、胞子が飛んで数が増えていきます。毎年ツクシの収穫に必要な株だけを残し、他は処分するくらいでちょうどよいです。地下茎を切らないように掘り上げ、株分けして新しい用土で植え替えていきます。時期は、いつでもかまいません。

スギナの駆除方法!増えすぎたときの除草剤は?

スギナはとても強い植物で、知らないうちに広がって駆除の対象となってしまうことも少なくありません。また、地下茎が少しでも残っていると再び芽を出す強さがあります。まだ株が小さいときは、地下茎ごと地面から掘り上げてしまいましょう。

広い範囲に広がってしまったときは、除草剤を活用するのも1つの方法です。除草剤には、サンフーロン、ブロックスL、クサノンDX粒剤、草退治シャワーなど種類があり、粒剤やシャワータイプ、スプレーなど使い方も様々です。中には、芝生を枯れさせてしまうものもあるので、使う場所に応じて選んでみてください。

スギナは栽培するスペースを区切る

ツクシ スギナ2

スギナは、むやみに植えると困った雑草になってしまいます。そのため、植木鉢やプランターなど限られたスペースで栽培するのがおすすめです。また、スギナを鍋に入れ、弱火で煮出して作る「スギナ液」は、うどんこ病、さび病、べと病などを予防する殺菌剤になります。無農薬栽培や有機栽培に興味のある方は、スギナをガーデニングに生かしてみてくださいね。

初回公開日: 2016年07月16日