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もみの木の育て方|枝の剪定、鉢植えや庭木の手入れ、種類は?

もみの木は、フサフサの葉っぱが冬を感じさせる常緑樹です。クリスマスツリーにして、たくさんのオーナメントや電飾が飾られる姿を12月になると見かけますよね。

鉢植えにすれば、毎年クリスマスの時期に飾って家族で楽しめますよ。今回は、もみの木の育て方について、剪定や鉢植えなど手入れの時期と方法をご紹介します。

もみの木とはどんな樹木?

もみの木

もみの木は、マツ科・モミ属に分類される常緑針葉樹です。クリスマスのイメージが強いことから海外原産の樹木と思われていますが日本の本州から南に自生しているものを指すことが多いです。

ゴツゴツとした樹皮の太い幹を伸ばしながら、樹高は45mほどに生長していきます。枝を四方に生やしながら円錐型の樹形を作り出す姿が特徴です。1~3cmほどの細長い葉っぱが針葉樹らしく、4~5月に枝先に小さな黄色い花を咲かせます。

もみの木の学名・原産国・英語

学名
Abies firma
科・属名
マツ科・モミ属
英名
Momi fir
Japanese fir
原産地
日本
開花期
4~5月
花の色
別名
樅(モミ)

もみの木の花言葉!意味や由来は?

『高尚』『誠実』『永遠』『正直』

もみの木の花言葉の由来は定かではありません。ただ、ドイツでは、1年を通して緑の葉が茂るもみの木は生命の象徴として古くから崇められていたそうです。これらの言い伝えが元となって、「永遠」「高尚」という花言葉がつけられたのかもしれませんね。

もみの木の種類や品種は?

もみの木

もみの木の仲間は、北半球を中心に約40種自生しているとされています。ヨーロッパではヨーロッパモミ、ドイツトウヒが一般的にクリスマスツリーとして使われ、日本ではモミやウラジロモミ、アオトド、トドマツ、ゴールドクレストなど有名です。

もみの木の育て方!栽培スケジュールは?

 

  1. 3~4月か、9~10月に苗と容器、土を用意する
  2. 苗を植える
  3. 邪魔な枝があったら、秋~冬の間に剪定をする
  4. 鉢の中が根でいっぱいになったら植え替える

もみの木の好む土質は?土作りは苗を植える1〜2週間前に始める

モミノキ 鉢植え

もみの木の根は乾燥すると枯れてしまうので、ある程度湿り気を保てる土に植えていきます。市販の花と野菜用の培養土を使うと簡単に苗植えができますよ。

自分で作るときは、赤玉土7~8:腐葉土2~3の割合で混ぜて1〜2週間ほど寝かせた土がおすすめです。地植えは、土の水はけが悪いときに腐葉土をたっぷりと混ぜておきます。

もみの木の苗植えの時期と方法は?庭木として育てたいときは?

モミノキ もみの木

もみの木の苗植えは、3~4月か9~10月が適期です。苗の根は、麻布でくるまれた「根巻き」という状態になっています。麻布や麻紐は土に埋めておくと分解されるので、そのまま植えてしまってかまいません。

ただ、梱包用に使われているビニールは取り除いてくださいね。また、すでに鉢に植えられていて根が広がる余裕があるなら、最初の植え替えは不要です。

  1. 苗がすっぽりと入る植木鉢を準備する
  2. 根巻きの状態のまま鉢に苗を入れ、周りに土を押し入れていく
  3. たっぷりと水やりをする

庭木として地植えをしたいときは、日当たりと風通しのよい場所を選んで、苗がすっぽりと入る穴を掘っていきます。その中にたっぷりと水を入れ、水が引いたら鉢植えと同じ手順で苗植えをしてください。

もみの木の手入れ!水やり、肥料の与え方は?

もみの木の水やりは土が乾燥してから

幼木のもみの木は、根が乾燥してしまうと枯れることがあります。鉢植え、地植えにかかわらず、苗植えから数年は土が乾いたら水やりをしていくのが安心です。特に夏の生育期は、気温も高く土が乾きやすいので、毎日チェックしておくと安心です。

ただ、株が蒸れると枯れてしまう原因になるので、水やりは朝か夕方の涼しい時間帯に行ってください。

あまり肥料は必要ない

もともと肥沃な土に植えているなら、特に肥料は必要ありません。木が弱っているなら、3~5月の新芽が出る頃に化成肥料を与えれば十分です。

病気や害虫に強い

水切れや蒸れによって枯れてしまうことがある以外は、病気や害虫に強く心配はいりません。

もみの木の剪定の時期と方法は?

もみの木は自然と樹形が円錐形にまとまるので、枝を切って形を整える必要は基本的にありません。ただ、枝が茂りすぎると株が蒸れて傷んで枯れてしまうことがあるので10~3月に、内向きの枝や伸びすぎている枝、細く弱い枝を選んで根本から切って風通しをよくしておきましょう。

もみの木の植え替えの時期と方法は?

もみの木の鉢植えは、根が鉢いっぱいに広がったら2~4月頃に植え替えをしていきます。生育が早いので1~2年を目安に根詰まりをしていないか、鉢の底を確認して一回りから二回り大きな鉢に植え替えます。細い根が傷むと生育が悪くなるので、根についた土は崩さないようにしましょう。

もみの木の増やし方!種まきの時期と方法は?

モミノキ

もみの木の実に入っている種を植えて育てることができます。種は、9~10月頃に熟した実から採取したものをすぐにまいていくか、乾燥しないように保存して3〜5月頃にまきます。

育苗ポットに赤玉土(小粒)など清潔な土を入れて種をまき、水やりをして管理します。

もみの木の育て方のポイントは?

もみの木 モミノキ2

日当たりと風通しのよい場所で、直射日光に当てない

もみの木をはじめとする針葉樹は、日当たりのよい場所に植えれば元気に育ってくれます。寒さには強い反面、暑さには弱いので日頃から蒸れないよう風通しをよくして、西日など直射日光が当たりすぎない場所を選んでください。

鉢植えなら、真夏の時期だけ半日陰に移動させるくらいがちょうどよいですよ。

鉢植えがおすすめ

もみの木は生長の早い樹木で、1.5mくらいの苗木を植えると5年ほどで5mくらいの大きさにまで生長します。背丈を超える大きな木は管理がむずかしいので、鉢植えで大きさを制限して育てるほうが簡単でおすすめです。

葉っぱが壁に触れないように気をつける

壁に触れた状態で育てると、枝や葉っぱは傷みます。鉢植え、地植えにかかわらず、壁など障害物がない場所で育てるようにしましょう。

もみの木を庭木や鉢植えで楽しもう

モミノキ もみの木

クリスマスが近づくと、室内や屋外できれいに飾られたもみの木を楽しみたくなりますよね。大きく育つイメージがあるので、家庭での栽培はむずかしそうに感じますが、鉢植えなら大きさを制限しながら長く楽しむことができますよ。

また、勝手に形がまとまってたびたび枝を切りそろえる手間が少ないこともうれしいポイントです。乾燥や水不足に気をつけながら、きれいな葉っぱのもみの木を育ててみてくださいね。

更新日: 2021年12月22日

初回公開日: 2016年08月02日

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