ホルティ 生活を彩ろう。花、植物、ガーデニング情報をお届け

【イタドリとは?】成分や効果・効能、食べ方は?

普段、私たちがなにげなく目にしている植物の中には、体や心の健康を整えてくれるものがあります。土手や空き地に生えているイタドリもその1つです。

今回は、イタドリについて、成分や効果・効能、駆除方法や食べ方についてまとめました。

イタドリとはどんな植物?学名・原産国・英語は?

イタドリとは、たくさんの節がある多年草で、道ばたや土手などに生えている植物です。4~5月に採取できる柔らかい新芽は、山菜として古くから煮物や炒めものにして食べられてきました。

また、乾燥させた根は虎杖(コジョウ)または虎杖根(コジョウコン)という名前で、生薬に利用され、利尿効果があることから膀胱炎、膀胱結石、月経不順、閉経などの治療に効果的です。

イタドリの特徴は、繁殖力が旺盛なことです。風に運ばれた種子は、アスファルトを突き破って芽を出して生長し、群生地ができるほどの爆発的に数を増やします。

19世紀にイギリスに輸出された際、在来種を駆逐してしまう恐れがあることから、世界の侵略的外来種ワースト100に指定されました。

学名
Fallopia japonica
科・属名
タデ科・ソバカズラ属
英名
Japanese knotweed
原産地
日本、中国、台湾
開花期
8~10月
花の色
別名
疼取(イタドリ)
虎杖(イタドリ)
スカンポ
イタンポ
ドングイ
スッポン
ゴンパチ
エッタン

 

イタドリの成分や効果・効能は?

イタドリの新芽に含まれる酸味には、肝臓の働きを助けて体をデトックスし、利尿作用によって排出を促します。また、乾燥させた根は、便秘や月経不順、膀胱炎の改善に効果を発揮してくれる漢方として、昔から扱われてきました。

他にも、乾燥させた根と甘草を合わせて、咳を止める漢方薬としても利用されたり、葉に止血作用があったり、傷の傷みを和らげてくれる効果がある植物として「イタドリ」の名前がついたともいわれています。

 

イタドリの食べ方は?ジャムの作り方を紹介!

葉が開く前、紅紫色の斑点のあるタケノコのような形をした新芽を使って、ジャムを作れます。爽やかな酸味があり、パンに塗るだけでなく、紅茶やお菓子に加えるとおいしいです。

また、肉料理の下味に使うと、肉が柔らかくなり、オリーブオイルや酢と混ぜればさっぱりした魚介サラダにぴったりのドレッシングも作れます。葉が開いたあとでは、新芽が硬くなってしまうため、その前に収穫して作ってみてくださいね。

どうやって食べるの?

10~11月頃、茎や葉が枯れたら根を掘り、水洗いをして干してください。1日8~10gをコップ3杯分の水で半量になるまで弱火で煮つめ、ガーゼなどでこし、食間3回に分けて服用するといいですよ。ただ、エモジンというお腹が緩くなる成分が含まれているので、食べ過ぎには注意してください。

用意するもの

● イタドリの新芽:10本
● 水:大さじ2
● キビ砂糖:イタドリの半分程度の分量
● レモン汁:少々
● 煮沸消毒したビンなどの保存容器:1個

作り方

1. ピーラーでイタドリの皮をむき、適当な大きさ切って筋をなるべく取り除く
2. イタドリを色が変わる程度にさっとゆでて、1時間ほど水にさらす
3. 水気をよく切り、水と一緒にミキサーに入れてペースト状にする
4. ペーストを鍋に入れて砂糖、レモン汁を加え、アクをとりながら、弱火で好みの固さになるまで煮つめる
5. 煮沸したガラス容器に入れて冷ます

イタドリの駆除方法は?

世界の侵略的外来種ワースト100に指定されているように、イタドリは、他の植物の生育を妨げる恐れがある植物です。

また、アスファルトやコンクリートを突き破るほど強靭な性質をもつことから、川沿いの堤防を決壊させるといったライフラインへの被害も心配されます。

イタドリを駆除するには、イタドリを吸汁して育つ虫、タドリマダラキジラミを増やすことが効果的といわれています。もともと、イタドリマダラジラミは日本に自生しているため、イタドリの被害は抑えられています。

ただ、除草剤では完全に駆除できないことから、場所によっては土を全て掘り起こして根を除去し、さらに除草剤をまいて枯らすなど大掛かりな駆除策がとられています。

イタドリは女性にやさしい効能がある雑草

道ばたに自生しているイタドリは、日本人にとってはなじみ深い雑草ですが、海外では深刻な被害を及ぼしています。

ただ、「疼(イタ)み取り」がなまってイタドリとなったように、古くから民間約として使われ、デトックスやお通じが良くなる効果もあり、女性にとってはうれしい植物でもあります。

ジャムだけでなく、いろいろなオリジナルレシピを考えながら、うまく利用してみてくださいね。

初回公開日: 2015年08月30日