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【常緑ヤマボウシとは?】種類や育て方!植え付けや剪定の方法は?

花のような総苞片が美しく、庭のシンボルツリーとしても人気の高いヤマボウシ。その中でも1年中緑の葉っぱをつけている常緑タイプのヤマボウシがあるのをご存知でしょうか?

今回は、まだまだ種類も少ない常緑ヤマボウシについてご紹介します。

常緑ヤマボウシとは?普通のヤマボウシとの違いは?

普通のヤマボウシ同様、ミズキ科ミズキ属の果樹で、ヤマボウシは落葉樹ですが、常緑ヤマボウシはその名の通り、1年中葉が茂っている常緑樹です。

また、常緑ヤマボウシは中国が原産国ですが、普通のヤマボウシは日本という違いもあります。この常緑ヤマボウシは最近生まれた種類で、一般に流通している数は少ない珍しい樹木です。

学名
Cornus hongkongensis
科・属名
ミズキ科ミズキ属
英名
原産地
中国
開花期
6~11月
花の色
白、クリーム色

常緑ヤマボウシにはどんな種類があるの?ホンコンエンシスとは?

常緑ヤマボウシには、ホンコンエンシス「月光」、サマーグラッシー、ガビサンヤマボウシ、ヒマラヤヤマボウシなどの種類があります。

常緑ヤマボウシの育て方!植え付けの方法・時期はいつ?

基本的には普通のヤマボウシと同じ育て方です。

常緑ヤマボウシは苗木の植え付けから始めるのが一般的ですが、植え付け時期は10~11月、3~5月が適期で、常緑ヤマボウシは寒さに弱いため12~2月は避けましょう。特に大きい苗木で販売されていることが多いので、地植えがおすすめです。

日当たりがよく、水はけの良い場所を好みます。半日陰でも育ちますが、日当たりが少ないと花つきが悪くなるので注意が必要です。

植え付ける際は、あらかじめ苗木より2~3割程度大きな穴を掘り、腐葉土を底に入れ堆肥・肥料などをすき込んだ土を用意します。

水はけを良くするため地表よりやや高くなるように苗木を植え付け、用意した土を入れわらやバーク堆肥、腐葉土で表面を覆います。しっかりと根付くまでは支柱を添えてくださいね。

苗木が幼いうちは花つきがあまり良くありませんが、しっかりと根付いて生長すると花つきも良くなってきますよ。

常緑ヤマボウシの育て方!水やり、肥料の与え方は?

肥料は1~2月頃に寒肥として油かすなどの有機質肥料を適量与えます。水やりは土が乾いたときにやるようにしましょう。

常緑ヤマボウシの剪定方法や時期は?

基本的には普通のヤマボウシ同様、常緑ヤマボウシは基本的に樹形が整った状態で生長するため、枯れてしまった枝やスペースの関係以外、基本的に剪定の必要はありません。

剪定する場合は12~2月頃に行い、花芽を切り落とさないように注意しながら枝の分岐している場所のすぐ上で切るようにしましょう。剪定した枝の切り口には、病気の予防に保護材を塗っておきます。

大きな枝を剪定した場合はしばらくは花つきが悪くなることがあるので注意してください。

常緑ヤマボウシの増やし方は?

増やし方もヤマボウシ同様、接ぎ木が一般的ですが、種まきでも可能です。

秋に果実が実るので、そこから種を取り出したら乾燥させないようにすぐにまくようにします。乾燥してしまうと発芽力が弱まってしまうので注意が必要です。

ただ、種から生長させる場合は花が楽しめるようになるまで7~8年程度はかかり、難易度も高いため、接ぎ木にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

常緑ヤマボウシはどんな病気になる?

常緑ヤマボウシで注意すべき病気はウドンコ病です。梅雨時期から梅雨が明けるまでの間に葉や新芽に白い粉がかかったようになる病気で、放っておくと樹が弱ってしまうので、殺菌剤をまくなどして対処しましょう。

落葉しない常緑ヤマボウシはシンボルツリーにおすすめ

普通のヤマボウシも花・紅葉・果実ともに美しい樹木ですが、常緑のヤマボウシも庭のシンボルツリーとして魅力的ですよね。普通のヤマボウシ同様に見た目は個性的ですが、果実も美味しく食べることができます。

まだまだ流通の少ない種類ですが、これからの改良でもっと種類が増えて手軽に購入できるようになるといいですね。

初回公開日: 2015年05月17日