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パンパスグラスの花言葉|意味の由来や種類、品種は?

秋の訪れを感じさせるパンパスグラス。公園を散歩していると、風に揺られる優雅な姿に、つい見とれてしまいますよね。今回はそんなパンパスグラスの花言葉や種類などをご紹介します。

パンパスグラスの花言葉

パンパスグラス

パンパスグラスは11月25日の誕生花です。花言葉としては光輝・雄大な愛・強気な心・人気などです。

パンパスグラスの姿・形などから由来していると考えられています。

 

パンパスグラスの基本情報

パンパスグラスはアルゼンチン原産のイネ科の多年草で、別名、「シロガネヨシ」といいます。

一見ススキに似ているようですが、ススキに比べると穂に厚みがあり、ほうきのようです。背丈が3mぐらいまで伸びる品種もあります。

パンパスグラスの中には、葉に縞が入った斑入り種もあります。庭植えようの苗として出回っているほか、秋になると切り花(ドライフラワーなど)としてお月見やハロウィンなど秋らしい雰囲気のある装飾材としても使われています。

日本には明治時代中ごろに入ってきました。雄株と雌株があります。綿毛がたくさんある雌株のほうが鑑賞価値が高く、通常雌株を株分けして増やしています。栽培は日当たりのよい場所を選びましょう。寒さにはやや弱く霜に当たらないように注意しましょう。また葉の縁がススキのようにノコギリ状になっているので指を切らないように気を付けましょう。

パンパスグラスの花言葉の由来

光輝く パンパスグラス

【光輝(こうき)】
花言葉はいくつかありますが、その中から「光輝(こうき)」「雄大な愛」についてパンパスグラスの花姿とどのように関連しているかを見てみましょう。

まず「光輝」については、パンパスグラスのたっぷりとふくらんだ白い花穂から由来していると考えられます。
8月のお盆の頃から伸びた茎の先が割れて穂が出てきますが、咲き始めた穂は朝日を受けてキラキラと美しく輝きます。このように初秋に光を受けて白金色に輝くパンパスグラスの穂にぴったりの言葉です。

【雄大な愛】
もう一つ、雄大な愛についてもみていきましょう。大きいものだと高さ3m以上にもなるパンパスグラス。白くて大きな穂をつけて風になびく姿や、広い草原の中で堂々とした立ち姿はまさに雄大そのものです。

パンパスグラスの種類

パンパスグラス 品種
パンパスグラスは、園芸品種と約20種類もの品種があると言われています。

草丈1m前後にしか伸びない矮性品種の「プミラ」、草丈3m以上になり花穂色が銀白色のものを「セロアナ」、桃色のものを「ケルメシア」、そして草丈が低くて穂色が白と桃色が混じった「ロゼア」などがあります。

斑入り

パンパスグラスの葉は通常緑色をしていますが、斑入り(ふいり)といって緑色の部分に金色や銀色の筋や縞が入ったような種類があります。主な斑入りの品種名は、

ゴールドバンド

緑色の葉色に黄縞斑が入っている品種です。日当たりがよいほど葉色が濃くなりますので、多少西日が当たる場所でも元気に育ってくれます。通常のパンパスグラスに比べると成長は緩やかですが、この品種なりに大きく育ちます。

シルバーストライプ

緑色の葉色に白縞斑が入っている品種です。ゴールドバンド同様、生長は緩やかです。鉢植えよりも地植えのほうが若干生長は速くなりますが、急激に大きくなることはありません。
根元には鮮やかな赤みと葉の緑色がコントラストになってそれもまたきれいです。

セロアナ

日本には明治中頃に渡来しました。白い穂で背丈の高いものをこのように呼びます。
現在では多くが野生化しており、一般的によく見かける

ケルメシア(ピンク・フェザー)

穂がピンク色の品種です。切り花として用いられることも多いです。ピンク色の他にも色のついたもので「ダビツ」という紫色の品種もあります。

プミラ

パンパスグラスの矮性品種です。大きくても120cmぐらいまでにしかなりません。スペースの小さいお庭やプランターなどでも育てやすいコンパクトな品種です。

パンパスグラスの花言葉を楽しもう

パンパスグラス

現在ではパンパスグラスの多くが野生化していますが、公園や広場などで寄せ植えされているところも多く、たっぷりとした穂が開きだしたら秋の訪れを感じます。

ススキの穂に比べてたっぷりとした穂は切り花としてもボリュームが出るので、遠くからでもパッと目をひく仕上がりになりますよ。

更新日: 2020年09月19日

初回公開日: 2020年06月25日

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