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レモングラスの効果・効能|使い方や収穫方法、保存の仕方は?

レモングラスは、エスニック料理などによく使われるイネ科のハーブです。ススキのような細長い葉っぱは、さわやかな香りと風味があり、ハーブティーとして人気です。今回は、レモングラスとはどんな植物なのか、効果・効能や香り、収穫方法や保存の仕方をまとめました。

レモングラスの学名・原産国・英語名は?

レモングラス
学名
Cymbopogon citratus
科・属名
イネ科・オガルカヤ属
英名
Lemon grass
原産地
東南アジア、南インド、スリランカ
開花期
7~10月
花の色
別名
レモンソウ
レモンガヤ
メリッサグラス
オイルグラス
コウスイガヤ

レモングラスの花言葉

『爽快』『凛々しさ』『さわやかな性格』

レモンのようなさわやかな風味があることから、「爽快」という花言葉がつけられました。

レモングラスとは?どんな香りがするハーブ?

東南アジア、南インド、スリランカに自生するイネ科の植物です。草丈は1~2mほどに生長し、1mほどの細長い葉を根元からたくさん生やします。葉にはレモンと同じ「シトラール」という成分が含まれており、さわやかな香りが香水に使われます。

また、葉には酸味もあるので、生や乾燥させて粉末にしたものを、ハーブティーやスープに使われます。特にシーフードとの相性がよく、タイ料理のトムヤムクンには欠かせない材料の1つです。他にも、虫が嫌う臭いであることから、虫除けスプレーに使われることもあります。

レモングラスの効果・効能は?使い方の注意点は?

レモングラスの香りには、人の脳を刺激する作用があり、疲れたときや元気がないときに気持ちをリフレッシュさせてくれます。

精油には、消化促進や胃もたれの改善、鎮痛、殺菌効果があるとされ、ニキビの薬、虫除け、アロマテラピーなどに利用されます。ただ、肌への刺激が強いことから、マッサージに使うことはなく、外用するものは薄められています。

また、子宮を収縮させる効能があるとされ、子宮出血や流産、早産を引き起こす可能性があることから、特に妊娠初期は避けた方がいいとされています。

レモングラスの収穫の時期や方法は?

レモングラスは、6~10月に、葉が15枚以上になったら収穫のタイミングです。特に7~8月の夏場には勢いよく育つので、株元から10~15cmくらいのところで葉を切り取っていきましょう。外側から刈り取るようにすると上手に収穫できますよ。

レモングラスの保存方法は?

生で保存

生で食べるときは、キレイに洗った根元をざく切りにします。そして水に浸けて沸かせば、レモングラスティーとして楽しむことができます。ただ、生は日持ちしないので、刈り取ったものは冷蔵庫で保管し、早めに使ってください。茎の部分は、チャックつきのビニール袋などに小分けして冷凍保存すれば、1年間は香りを残したまま利用できますよ。

乾燥させて保存

収穫した葉をさっと洗い、タオルでしっかり水気を拭きとったら、室内で逆さに吊るして乾燥させます。ハーブティーやポプリなど短く使う場合はカットしておくと、すぐに乾きますよ。乾燥後は、密閉できる袋やビンに乾燥剤を入れて保存してください。また、高温多湿を避け、涼しくて暗い場所で保管します。

レモングラスの使い方を知って、効果・効能を楽しもう

レモングラスは、独特の香りから魚との相性がよく、タイ料理をはじめ料理にスパイスを加えたいときに使えます。また、ハーブティーにすることそのさわやかな香りを味わえます。自分で育てたものを使えば、おいしさも増しそうですね。ぜひレモングラスを育てて、色々な方法で楽しんでみてくださいね。

更新日: 2021年04月28日

初回公開日: 2015年09月19日

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