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【バジルの害虫、病気対策まとめ】虫喰いの原因や虫除け対策は?

愛情を込めて育てたバジルの葉が虫に食べられたり、知らぬ間に枯れてしまっていたりすると、気持ちが沈んでしまいますよね。また、葉に穴が空いたバジルを食べるのはちょっと…という方も多いのではないでしょうか。

今回はバジルの病気や害虫の予防と対策について、何が原因で虫喰いにあうのか、虫喰いの被害にあったときの対策や虫除けに効く薬剤などをご紹介します。

バジルはどんな害虫や病気の被害にあう?

害虫

バジルは虫がつきやすいハーブです。アブラムシやヨトウムシ、フキノメイガ、ナメクジ、ハダニ、アリ、ハモグリバエ、コナジラミ、コバエ、バッタといった多くの害虫がバジルを好み、食害します。

害虫は一度発生すると一気に繁殖して葉を穴だらけにし、数週間で葉がなくなってしまいます。葉に黒い粒があったら虫食いのサインなので、早めの対策を心がけましょう。

病気

バジルは病気には基本的に強いハーブですが、水のやり過ぎによって軟腐病や根腐れを起こす恐れがあります。

一度感染してしまうとなかなか回復せず、枯れてしまうこともよくあるので、土作りをきちんと行い、発生を予防することが大切です。

バジルが虫食いや病気にあったときの対策は?

アブラムシ、ハダニ

アブラムシやハダニは、樹液を吸ってバジルを弱らせる害虫です。バジルの生育期である3~10月に発生しやすく、特にアブラムシは、すす病を誘発するので、見つけたらすぐに退治します。

数が少ないときはガムテープでペタペタとくっつける、直接つまんで取り除く、ブラシでこすり落とすなどで、十分です。

大量に発生しているときは、牛乳と水を半々で割った液体を霧吹きで吹きかけ、乾燥してから水で洗い流すと効果的です。また、ハダニだけであれば毎日葉の裏に霧吹きで水をかけていると予防できますよ。

バッタ、コバエ

害虫の多くは、殺虫剤によって退治できますが、バッタは殺虫剤が効きにくい害虫です。また、コバエはあたりを飛び回っているので、スプレータイプでないと簡単に退治できないのが悩みの種。

外から入ってきて動き回る害虫には防虫ネットを張って侵入を防ぐのが効果的です。また、苗の近くにハエ取り棒を罠として設置しておくのも効果的ですよ。

ヨトウムシ

ヨトウムシは、夜に葉を食べて、昼は土の中に隠れている蛾の幼虫です。

朝、バジルの葉が食べられていて、虫の姿がないときはヨトウムシかもしれません。オルトラン水和剤をまくか、土を掘り起こせば浅い位置にいるので、つまみ出して駆除します。

軟腐病

軟腐病は最近が野菜内で繁殖し、栄養や水の通り道を塞いでしまって枯れてしまうと病気です。野菜に起こりやすく、地上部はシワシワになり株元や根は腐ってしまいます。

高温多湿の環境だと起こりやすいので、風通しと水はけをよくし、清潔な剪定バサミを使って他への感染を防ぎます。

バジルの虫喰い対策!虫除けに効果的な薬剤は?

オルトラン水和剤

食用植物への使用が認められている農薬です。様々な植物に使えて、ヨトウムシやアブラムシなど植物の汁を吸う害虫に効果があります。

葉っぱや茎に行き渡ったオルトラン水和剤を、虫たちが吸い上げることで退治します。植物との相性にもよりますが、使用後1~4週間ほどで農薬が抜けてバジルが食べられるので、収穫する日から逆算して利用しましょう。

粘着くん液剤

でんぷんが主成分のソフト農薬です。化学殺虫成分を使っておらず、でんぷんの粘着性を利用して害虫を窒息させて退治します。

使用から期間を空けることなく食べられて、害虫の天敵への影響が少なく、環境にやさしいのがポイントです。

バジルの病害虫の予防策!虫食いや病気にならないためのポイントは?

1. ニーム粒剤をまく

ニームという果物を乾燥させ、粒状にしたものを土の表面にまくと、害虫の繁殖を防げます。

また、ニームの成分が植物にも移って、害虫に対して抵抗力を持つので予防効果が続くのがニーム粒剤の特徴です。自然由来の農薬なので、人に対して被害をもたらす心配はありませんよ。

2. コンパニオンプランツを植える

コンパニオンプランツとは、近くに植えることで互いに協力して生長によい影響を与え合う植物の組み合わせです。

バジルの場合は、トマトやあんず、もも、バラ科の植物がコナジラミ、アブラムシ、ハエを退ける効果があるとされています。

3. 木酢液

木酢液は、木を燃やしたときに出た煙を液状にしたもので、無農薬で育てるときによく使われる薬剤です。定期的に植物に吹きかけることで病害中に強くなります。

また、土に散布することで微生物が活性化し、土が元気になる効果もありますよ。

4. 土の水はけや風通しをよくする

病気の多くは、土の水はけや周囲の風通しが悪いことによって起こります。土に水がたまりがちなときは、川砂や腐葉土を混ぜて水はけをよくしていきます。

また、古い土は病気に感染しやすくなるので、使わないようにしてください。剪定や間引きをして風通しをよくすると、病気や害虫がよりつきづらい環境作りができますよ。

バジルの虫食いや病気を防ごう!

バジルは元気に育つ反面、害虫の被害を受けやすいハーブです。気づいたときには、虫食いや病気で株が全滅してしまった、ということも。

まずは、害虫を寄せつけにくい環境を整えることが大切です。密集している葉は間引く、日当たりをよくする、雑草を抜いて多湿を防ぐなど、ちょっとした工夫で害虫の被害を減らせます。

虫食いを防いで、元気に育ったバジルをサラダやパスタに入れておいしく食べてくださいね。

初回公開日: 2015年09月02日