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シュウメイギクの育て方!種まきや苗植えの時期や方法は?

今では日本の山里近くで野生化したものが多く見られるシュウメイギク。

今回は、丈夫で育てやすいことから園芸植物としても人気のあるシュウメイギクの育て方について、種まきや苗植えの時期や方法などをご紹介します。

シュウメイギクとはどんな花?

シュウメイギクとはキンポウゲ科・イチリンソウ属の多年草を指します。夏の終わりから秋の始まりにかけて5枚の萼片(がくへん)を咲かせるのが特徴です。

キクのような花を秋に咲かせることからシュウメイギクと呼ばれるようになりました。

シュウメイギクの育て方のポイントは?

シュウメイギクは半日陰の湿潤地を好むため、直射日光が長時間当たらない場所を選ぶのが栽培ポイントです。

夏の暑さや水切れに弱く、乾燥するとあっという間に葉が縮こまり、日差しの強い場所では草丈が伸び悩みます。秋冬の休眠中は雨にさらして乾きすぎないようにしましょう。

ただ、水はけが悪すぎると根腐れをおこしてしまうので注意が必要です。

シュウメイギクの苗の鉢植え!時期と方法は?

シュウメイギクを育てるなら鉢植えがおすすめ。苗を用意して鉢に植えてください。弱酸性の土を好むので、草花用培養土か、赤玉土(小粒)7:完熟腐葉土3の割合で配合した土を用意します。

シュウメイギクの鉢植えは、6号鉢以上に1株が基本です。根鉢はごく軽くほぐす程度であまりいじらず、鉢底ネットとごろ石を敷き土を入れて浅く植えれば完成です。

シュウメイギクのお手入れ!水やりの仕方や肥料与え方は?

シュウメイギクの苗を育てはじめたら、定期的にお手入れをして元気に育ててあげましょう。次に水やりの仕方と肥料の与え方についてご紹介します。

水やりの仕方

夏に水切れを起こすと秋になっても花が咲かないことがあります。半日陰のじめじめした場所ならば毎日水をやる必要はありませんが土の表面が乾いていたらたっぷりと水を与えてください。

肥料の与え方

有機質の多い肥沃な土壌を好みますが、過剰な肥料は根を傷めます。元肥をしっかり仕込んでおけば、3月と11月に緩効性肥料を施したので十分です。

落葉樹の下に植え付けると落ち葉が天然の肥料になりますよ。

シュウメイギクの剪定の時期と方法は?

生育が旺盛すぎるようなら、春先根元付近から生えてくるランナーとよばれる枝をを大胆に根っこから切りとってください。

草丈の高い品種ならば、つぼみのつき始めた頃に支柱を立てて花の重みで茎が折れるのを防ぎましょう。

シュウメイギクの植え替えの時期と方法は?

シュウメイギクの植え替えは3月頃が適期です。根詰まりしやすいためできれば毎年植え替えてください。

植え替えるときは水やりを控えて土を乾燥させておくのがポイント。次に鉢を逆さまにするなどして鉢から苗を取り出し、土を入れておいた新しい鉢に苗を植え付けましょう。

シュウメイギクの増やし方!株分け(芽伏せ/芽分け)の時期と方法は?

シュウメイギクは種まきや株分けなどによって数を増やします。種まきが簡単ですが、慣れてきたら株分けにもチャレンジしてみてください。

■ 種まきの手順

植えたい場所に種をばらまきしたら、土は特に被せなくてもかまいません。ゴマ粒のように小さな種なので、水の勢いで流されないようにやさしく水やりをしてください。

芽が出てくるまでは土が乾燥しないように注意し、芽が出てきたら土が乾燥してから水やりをしましょう。

■ 株分け(芽伏せ/芽分け)の手順

株分けは植え替えの時に2~3芽ずつ切り取っておいた芽を新たに植えることで根を生えさせ、新しい苗へと育てる方法です。

芽伏せや芽分けは、春に根鉢からたくさん新芽が出てくるので、それをもぎ取って植え付ける方法をいいます。

株分けや芽伏せ、芽分けの植え方の基本は「苗の植え替え」と同じです。

シュウメイギクの寄せ植えの時期と方法は?

和洋どちらにも合うシュウメイギクは、コンテナガーデンの寄せ植えにぴったりです。ナデシコ、ハツユキカズラ、ヒメツルソバといったグランドカバープランツとの相性も抜群。

ピンク系の花色に意外とマッチするのがアロニアや唐辛子、ヤブコウジなどの赤い実です。3月に株分けした子株を使って、秋の成長を見越した寄せ植えを作ってみましょう。

シュウメイギクの栽培で注意する病気や害虫は?

シュウメイギクは害虫が寄り付きやすい湿った環境を好む植物です。栽培するときは次の害虫の被害にあわないよう注意しましょう。

アブラムシ、シンクイムシ

春の芽吹きを狙ってシンクイムシやアブラムシがつくことがあります。新芽やつぼみが食害されるとその後の生育に影響するので、発見次第、殺虫剤を散布して駆除してください。

うどんこ病

空気が乾燥し始める秋の開花時期に発生しやすい病気です。風通しのよい場所に移動させてあげましょう。

白絹病(しらきぬびょう)

菌が原因の病気で、地表すれすれに白い菌糸を張り巡らせて根や茎を腐らせます。高温乾燥の後、梅雨や長雨をきっかけに蔓延するケースが多いです。

風通しのよい場所におき、植え替えのとき水はけのよい土に変えてください。

シュウメイギクを育てて園芸を始めよう

さまざまな形状や咲き方、花色をもつシュウメイギクは秋のガーデニングに欠かせない花の1つです。たくさん植物を育てるのが苦手な方は、シュウメイギク1種を育ててみてはいかがでしょうか?

これから園芸を始めようと思っている方は、1種類でも色とりどりの種類を楽しめるシュウメイギクがおすすめですよ。

初回公開日: 2015年10月07日