肉厚な葉が特徴のカランコエは、園芸店やホームセンターで簡単に手に入る多肉植物で、育てたことがあるという方も多いのではないでしょうか?赤やピンクの星形の花が固まって咲く姿は、かわいらしいですよね。今回は、そんなカランコエの花言葉について意味や由来、花の特徴や開花時期をご紹介します。
カランコエの花言葉は?
日本:『幸福を告げる』『たくさんの小さな思い出』『あなたを守る』『おおらかな心』
西洋:『popularity(人気/人望』
カランコエは、小さな星形の花が集まって咲く様子がかわいらしいですよね。「たくさんの小さな思い出」という花言葉は、この花の姿に由来するとされています。また、小さな釣鐘状の花を咲かせる種類があり、幸せを告げるベルを連想させることから「幸福を告げる」という花言葉がつきました。
カランコエの花の特徴や和名は?
カランコエとは、肉厚な茎と鮮やかな花色が魅力の多肉植物もしくは鉢花です。マダガスカル島と東アフリカを中心に、中近東、東南アジア、台湾、中国、西南諸島など広い範囲に分布しています。
フランスの探検隊がマダガスカル島ではじめて発見し、ドイツで品種改良がすすめられました。そして日本へは昭和初期に渡来し、今では最も流通しているblossfeldiana種(ブロスフェルディアナ種)が「ベニベンケイ」の和名で親しまれています。
カランコエの特徴は、「短日植物」であり、高い繁殖力をもつことです。秋から冬にかけて日照時間が短くになったことを感じ取ると、カランコエは花を咲かせます。この日照時間が短くなったときに花を咲かせる植物を「短日植物」といいます。
また、原産地の乾燥に対応するためカランコエは、肉厚な葉っぱに水を貯めこみ、他の植物よりも乾燥耐えることができます。そして、葉っぱの先端に鋸歯という新しい芽を持っているため、葉っぱが落ちたらそこから新しい芽が出て数を増やすという繁殖方法をもち、子孫をたくさん作ることができる性質があります。
カランコエの花の名前の由来は?
学名の「カランコエ」は、「加籃菜」という同属植物の中国名にちなんで、フランスの学者ミシェル・アンダーソンが名づけたとされています。また、和名の「ベニベンケイ」は、カランコエの性質が、弁慶のようにたくましいという例えに由来します。
カランコエの開花時期や見頃の季節は?
カランコエは短日植物なので、日照時間が一定時間より短くなってからはじめて花芽を形成します。
開花時期は10月~6月ですが、蛍光灯の下など人工的な光が当たる場所では花を咲かさないことがあるので注意しましょう。また、この性質を利用して、1年中花を楽しむこともできます。
カランコエの風水の意味は?
カランコエは子宝に恵まれるという「子宝草」の一つです。肉厚な一枚の葉っぱから、小さい芽を多く生やしていくため、風水的には、子宝に恵まれるという意味を持つ多肉植物です。
カランコエの花言葉は相手を思う気持ちの表れ
カランコエは、かわいらしい星形の花をたくさんつける多肉植物です。水をたくさん必要とせず、管理も簡単なことから、一人暮らしの方でも気楽に育てることができます。
「花が苦手」という方は、独特の葉っぱを楽しめる種類もありますよ。観葉植物のデビューに、カランコエを育ててみるのもいいかもしれませんね。素敵な花言葉をもつカランコエは、大切にしたい相手へ、気持ちを伝えるときのプレゼントにぴったりですよ。
開花時期 | 10月〜6月頃 |
花の色 | 白、赤、ピンク、黄、緑、オレンジ |
風水の意味 | 子宝草 |
更新日: 2022年12月14日
初回公開日: 2015年07月17日