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セントポーリア(アフリカスミレ)の花言葉|花の種類や開花時期は?

セントポーリアは、蛍光灯の明かりの下でもきれいな花を咲かせる多年草です。室内の彩りとして育てられている方が多いことから、「室内花の女王」と呼ばれます。今回は、そんなセントポーリアの花言葉や種類についてご紹介します。

セントポーリア(アフリカスミレ)の花言葉

『小さな愛』『深窓の美女』『親しみ深い』『細やかな愛』『同情』『小さな心』

小さく愛らしい花を咲かせることにちなんで、「小さな愛」という花言葉が付けられました。また、「深窓の美女」は、窓から離れた日陰で美しい花を咲かせる姿に由来しています。

セントポーリア(アフリカスミレ)の学名・原産国・英語

学名
Saintpaulia
科・属名
イワタバコ科・セントポーリア属
英名
Saintpaulia
African violet
原産地
東アフリカ
開花期
6~9月
花の色
ピンク、紫、薄紫、白、赤、青
別名
アフリカスミレ

セントポーリア(アフリカスミレ)とは?どんな花を咲かせる?

セントポーリア 地植え

セントポーリアは、ケニア南部やタンザニア北部に自生する多年草です。山地の岩陰に生息していたことから、日光に当たらなくても花を付ける性質があり、蛍光灯の下でも花を咲かせます。ドイツ人のフォン・セントポール・イレール男爵がタンザニアのウサンバラ山地でセントポーリアを発見したことから、彼の名前にちなんで学名が付けられました。

もともと原種は24種ほどしかありませんが、園芸品種が2~3万ほどあるといわれており、花形、葉形、花色、草姿などがさまざま。草丈は3~30cmと低く、花びらは2~4cmほどとなっています。スミレのように5枚の花びらを付けることが、アフリカスミレという和名の由来です。

セントポーリア(アフリカスミレ)の開花時期や見頃の季節は?

本来6~9月に開花期を迎える植物です。しかし、光を調節していけば、1年を通して花を咲かせて楽しむことができます。開花に最も適しているは、冬の日差しをカーテン越しに受ける程度のやわらかな光とされます。蛍光灯であれば、15~20cmほど距離を取り、1日12~14時間を目安に光を当てるとよいですよ。

セントポーリア(アフリカスミレ)の種類や品種は?

セントポーリア 鉢植え

セントポーリアは、2~3万以上の園芸品種がある植物で、その種類は多様です。24種ほどの原種をもとに、作られた園芸品種は草姿によって「スタンダード(ロゼッタ)」「トレイル」の2タイプに大きく分けられます。その中でも、草丈によっていくつかに分類されます。以下に、よく知られるセントポーリアの原種と、それぞれの園芸品種の特徴をご紹介します。

セントポーリア・イオンナタ

最初に発見されたセントポーリアの原種で、タンザニア沿岸に自生しています。花色は紫ですが、変種に「ホワイト・イオナンタ」があります。大型で、スタンダードタイプの園芸品種の交配親とされることが多くあります。

セントポーリア・コンフーサ(コンフューサ)

2番目に発見されたセントポーリアの原種です。青紫の花色をしており、イオナンタとの交雑によって誕生したとされています。イオナンタ同様、多くの園芸品種の親となっています。

セントポーリア・ニティダ

横にはうようにして草が伸びる、草丈の低い原種です。タンザニアで発見され、多くのトレイルタイプの品種を作り出しました。

セントポーリア・スタンダードタイプ

イオンナタとコンフューサから作られた品種群で、ロゼッタ状に花を咲かせます。株の大きさによってまたラージ・スタンダード・セミミニチュア・ミニチュアと4つに分けられます。分類される品種がとても多いことが特徴です。

セントポーリア・トレイル

茎が長く伸びるタイプの品種群です。ただ、茎が直立するもの、はうものなど、草姿はさまざまです。

セントポーリア(アフリカスミレ)の花は室内で楽しめる

セントポーリア アフリカスミレ

たくさんの品種があり、姿もさまざまなセントポーリア。花びらの形や色、草姿のバリエーションが豊富なので、自分のお部屋に合ったものを見つけられますよ。人が心地よいと感じる環境で育つことから、初心者の方でもそれほど手間をかけずに楽しく育てられますよ。

更新日: 2021年07月14日

初回公開日: 2015年12月21日

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