最近何かと耳にするようになった「ボタニカル」という言葉。なんとなく植物のイメージは沸くけれど、実際はよくわからない方も多いのではないでしょうか?今回は、ボタニカルという言葉について、ボタニカルとは何なのか、ボタニカルライフにおすすめな観葉植物10選をご紹介します。
ボタニカルとは?ボタニカルライフってなに?
ボタニカル(botanical)とは、直訳すると「植物学的な」「植物の」という意味になります。最近では、ファッション用語として「植物」や「植物をモチーフ」としたデザインのことを呼ぶことが多いです。
また、ライフスタイルの用語として、「観葉植物を取り入れた生活」や「緑の多い植物を利用したインテリア」などを表す言葉として「ボタニカルライフ」などと呼ばれるようになりました。
特に、「植物の力を取り入れて活力を得る」という意味合いから、ファッションやインテリアだけではなく、植物を使った自然派のコスメや食品、雑貨などにも「ボタニカル」という言葉が使われるようになってきています。
ボタニカルライフにおすすめな観葉植物は?
インターネットが普及し、人と接する機会が減ったことで、孤独や電子機器によるストレスが増えている現代。そんな便利なようで実はストレスがかかっている生活だからこそ、家や自分の部屋はリラックスできる空間にしたいものですよね。
最近では、ボタニカルな生活を意識して観葉植物を部屋に飾り、近代的な生活×植物というボタニカルライフを作る方が増えはじめています。部屋に置いてあるだけで心を癒やし、安らぎを与えてくれる花や観葉植物を育ててみたいと思っている方は、ぜひこれを機会にはじめてみてください。
今回は、初心者の方でも育てやすい観葉植物に絞って10選ご紹介します。
■ 生活を彩るボタニカルライフにおすすめの観葉植物10選
1. ゴムの木
お部屋の中にグリーンを置きたいという方におすすめの観葉植物です。育て方も簡単で、樹高は30〜100cmほどと合わせやすく、インテリアとして飾ることもできます。葉の形がハート型だったり分厚かったり、葉色が濃緑や薄黄緑色の種類など見た目は様々。耐寒性が高く、生長期には剪定が必要です。ただ、切り口から白い樹液が出るので、直接触れないようゴム手袋をして作業しましょう。
2. オーガスタ・ストレリチア
ちょっと高級な観葉植物を探している方におすすめしたいのが、ストレリチア・オーガスタ(オーガスタ)です。大きな葉を持ち、南国を思わせる鳥のような花を咲かせます。南国のホテルのロビーなどでもよく見かけますね。おしゃれで育てやすく、花が枯れても観葉植物として楽しめるのもうれしいポイント。ただ、流通している数が少なく、切り花も高級なので、見つけて気に入った株は手に入れたい方がよいですよ。お部屋に1つあるだけで雰囲気が変わります。
3. ホヤ
ホヤは、ハート型の葉がかわいい多肉植物です。生長が遅い植物で1~2年はほぼ同じ形を保ってくれます。見た目がとにかくかわいいので、女性のお部屋のインテリアプランツにピッタリ。自宅用にもプレゼント用にもおすすめな、小型の観葉植物となっています。
4. ポトス
つやつやした葉がきれいなポトス。つる性の観葉植物で、原産地では10m以上に生長し、大きな葉っぱをたくさん茂らせます。丈夫で耐陰性があり、どんなところに置いてもあまり手がかからずに育てられることから、初心者の人が栽培するのもおすすめ。ただ、暑さに強い反面、耐寒温度は8度と寒さには弱いので、冬場はあたたかい室内での管理が必要です。高温多湿の環境を好むので、キッチンに置くとよいかもしれませんね。
5. モンステラ
モンステラは、つる性の観葉植物です。幼いときはハート型をしていた葉っぱは、生長すると深い切れ込みや穴ができ、南国ムード満点の見た目に変身していきます。その見た目がジャングルに潜むモンスターのように見えることから、名付けられました。
モンステラはどんな雰囲気の部屋にもマッチしてセンスよく見せてくれるうえ、切り花にして花瓶に入れてもグッド。ただ、モンステラの茎葉に含まれる汁には毒性のある「蓚酸(しゅうさん)カルシウム」という成分が含まれ、触れると皮膚がかぶれや炎症を引き起こす可能性があります。部屋に置くときには、人やペットが食べてしまわないように注意してくださいね。
6. アンスリウム
ハート型の花がかわいいアンスリウム。実は花に見えるところは仏炎苞で、真ん中のとがった花序に小さな花がたくさん咲いています。花持ちがよく1ヶ月以上咲いているので、切り花としても人気です。草丈が10~60cmと、鉢植えでも置きやすいサイズなことも人気の理由。暑さには強いですが、寒さに弱いので、冬場は日の当たる室内で10度以上の気温を保つようにしてください。
7. ローズマリー
おしゃれに育てられて、料理にも使って楽しめるローズマリー。乾燥に強く丈夫で、育て方も簡単な、初心者におすすめのハーブです。常緑性の低木なので、一年中緑色の葉っぱが茂り、触るとよい香りがします。しかも消臭効果と防虫効果もあるので、限られたスペースでも楽しく便利に育てられそうですね。
8. ワイルドストロベリー
食用にされるイチゴよりも小さな実をたくさんつけるのが、ワイルドストロベリーと特徴です。もちろん、その実は食べることもできます。縁起のよい植物で、ヨーロッパでは「Lucky&Love(幸運と愛)」、アメリカでは「Miracle(奇跡)」を呼ぶハーブと呼ばれています。
9. サボテン
観葉植物といえばサボテンは定番ですね。2,000以上の品種があり、形も丸いものやうちわのようなものなど様々で、大きいもの小さいもの、花を咲かせるものなど、好みに合ったものを選ぶことができます。丈夫で水やりの回数も少なくすむことから、毎日忙しく過ごす人でも気軽に育てて楽しめますね。
10. ワイヤープランツ
細く茶色い針金のような茎をぐんぐん伸ばして生長するワイヤープランツ。吊るして飾ったり、寄せ植えにしたりとアレンジも自由自在で、お部屋をおしゃれに演出してくれます。また、小さな丸い葉っぱがかわいらしく、風水でも気持ちを落ち着かせる効果があるので、寝室やリビングなどゆったりとくつろぐスペースに飾るとよいですよ。
ボタニカルライフを堪能しよう
いかがですか?お部屋の中に1つ観葉植物があると、気持ちが落ち着いたり、気分が明るくなったりしますよね。また、葉っぱの色合いにこだわれば、きれいで色鮮やかなインテリアとしても活躍してくれます。あまり手間をかけずに育つものもたくさんあるので、ぜひご自分の部屋に合うものを探してみてくださいね。
更新日: 2016年04月19日
初回公開日: 2016年04月19日