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【ストレリチアの育て方】植え替える時期と方法は?

鳥を思わせる花を咲かせることから、「極楽鳥花(ごくらくちょうか)」の別名でも親しまれるストレリチア。原産地では10m以上に育つものもあるほど、生命力の強い観葉植物です。

今回は、植え替えの時期と方法など、ストレリチアの育て方についてご紹介します。

ストレリチアとは?育て方は簡単?

ストレリチアとは、南アフリカを原産とするバショウ科の植物です。品種によって葉っぱの見た目がガラリとかわるところがおもしろく、観葉植物や切り花の花材など観賞用に栽培されます。

中でもよく出回るのが、扇のような丸い葉っぱを茂らせる「オーガスタ」や「レギネ」という品種です。

南国を思わせる見た目に反して寒さに強く、育て方も簡単。はじめての観葉植物としてお部屋に飾る方も多いんですよ。

ストレリチアを育てる前に準備するグッズは?

  • ジョウロ
  • 霧吹き
  • 剪定バサミ
  • 液体タイプの肥料

ストレリチアは高さ30〜100cmほどの大きさで、鉢に植えられたものが一般に出回っています。買ったらそのまま飾って楽しめるので、準備するグッズも少なくすみます。

必要最低限のものだけ揃えて、後はその都度買い足すくらいの気軽な気持ちで栽培をスタートできますよ。

ストレリチアの室内での育て方は?

ストレリチアは室内の窓辺に飾って育てます。南アフリカのあたたかい地域が原産で、直射日光が大好きです。日光が足りないと新しい葉っぱが生えなくなるので注意してください。

また、寒さにも強く、2〜3度の気温が保てる場所なら問題なく冬を越せます。存在感があるので、リビングや光のよく入る玄関など、目に留まる場所が似合いますよ。

ストレリチアの育て方は?水やり、肥料の与え方は?

ストレリチアの根は水を貯められる構造になっており、乾燥に強いです。生育も旺盛なので、適度にサポートしてあげれば、元気に育て続けられますよ。

ここからは、ストレリチアの水と肥料の与え方をご紹介します。

水の与え方

よく生長する4〜10月は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。土が乾いて白っぽくなったら水を与えるようにするとちょうどよいです。水不足になると、葉っぱの先が黄色く枯れるので注意してくださいね。

一方、冬は寒さで生長が鈍り、水を吸い上げるパワーも減ります。土の表面が乾いて1〜2日おいて水やりをしてください。乾燥が心配なときは、葉っぱの表面に霧吹きで水を吹きかける「葉水(はみず)」をすると、色ツヤが保てます。

肥料の与え方

生長が盛んになると、ストレリチアは新しい葉っぱを生やして大きくなります。4〜10月の間は、肥料を与えて発育をサポートしましょう。

液体タイプの肥料は、2週間に1回水やりがわりに与えます。固形の緩行性化成肥料は、2ヶ月に1回根元のあたりに置いてください。

ストレリチアの栽培で注意する病気や害虫は?

日当たりや風通しの悪い場所にストレリチアを置くと、硬い殻をかぶった虫が発生する場合があります。これは「カイガラムシ」というストレリチアの栄養を吸い取る害虫です。

殻が妨げとなって薬が効きづらいので、数が少ないうちにブラシで直接こすり落としてください。特に気温が高く、乾燥した時期に発生しやすいので注意しましょう。

ストレリチアを植え替える時期と方法は?

ストレリチアは毎年たくさんの新しい葉っぱを生やし、横に広がります。それにともなって根も鉢いっぱいに広がっています。

根が広がりすぎると鉢を壊してしまうほど生命力があるので、1〜2年に1回、5〜9月に鉢を交換して育ちやすい環境を整えてあげましょう。

■ 植え替えに必要なグッズ

  • 今よりも一回り大きな鉢
  • ピンセット
  • 観葉植物用培養土
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 割りばし
  • ゴム手袋か軍手
  • 小型のシャベル・スコップ
  • ビニールシートか新聞紙

■ 植え替えの手順

  1. 水やりを控えて土を乾燥させる
  2. 作業する場所にビニールシートを敷く
  3. 新しい鉢の底穴に鉢底ネット、鉢底石を順に敷く
  4. 土を鉢の1/3ほどまで入れる
  5. 鉢からストレリチアを引き抜き、根についた土を手でやさしく揉んで落とす
  6. 黒ずんでいる腐った根を剪定バサミで切る
  7. 鉢の中心にストレリチアを置き、縁から下2〜3cmのところまで土を入れる
  8. 土の表面を割りばしでつつき、根の隙間まで土をなじませる
  9. 鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをする

これ以上大きくしたくないなら、植え替えと同時に株分けを

年々大きくなるストレリチア。一度葉っぱを切り落とすと、そこから新しい葉っぱが生えてこないので、他の観葉植物のように茎や葉っぱをカットしてサイズを調節できません。

そのため、植え替えのタイミングで、根ごと葉っぱも切り分ける「株分け(かぶわけ)」をして、大きく育ったストレリチアのサイズをちょうどよい大きさにします。

切り分けるというと、慎重に作業しなければと感じますよね。実際の作業はそんなに手間ではありません。根がある状態で切り分けるので、新しい土にも定着しやすいんですよ。

ここでは株分けの手順をご紹介します。

■ 株分けの手順

  1. 植え替えの1.〜6.までの手順を進める
  2. ピンセットを使いながら、根についた土を完全に落とす
  3. 長い根を切る
  4. ストレリチアの葉っぱや茎の生えぎわを両手で広げ、分け目をつくる
  5. 分け目にナイフやハサミを入れてストレリチアを切り分ける
  6. 新しく用意した鉢の底穴に鉢底ネットを被せ、鉢底石を敷く
  7. 鉢に土を1/3ほど入れる
  8. それぞれの中心に切り分けたストレリチアを入れる
  9. 鉢の縁から下2〜3cmのところまで土を入れる
  10. たっぷりと水を与える

切り分けたストレリチアを植え直した後は、普段通りの管理をしてかまいません。新しい芽が出てきたら、土に定着した証拠です。

ストレリチアはお部屋をやわらかな印象に変えてくれる

南国を思わせるストレリチアの様子は、飾るとお部屋をほわっとやわらかな印象にしてくれます。特にダークブラウンの落ち着いた家具との相性は抜群です。

また、インパクトもあるので、玄関など目につく場所に置いてもステキですよ。

大きく育つと美しい花も見られるので、長い間色々な雰囲気のストレリチアを楽しんでくださいね。

初回公開日: 2015年09月09日