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テラコッタ鉢とは?使い方や素焼き鉢との違い、特徴は?

イタリア語で「焼いた土」が語源となっているテラコッタ鉢。表面に模様が入っているものもあり、おしゃれな鉢としてガーデニングを楽しむ人に人気です。また、高温で焼かれていることから、素焼き鉢に比べて丈夫なこともうれしいポイントです。さらに、その特徴を理解しておくと、ガーデニングが一層楽しくなりますよ。今回は、使い方や素焼き鉢との違い、特徴など、テラコッタ鉢とはどんな植木鉢なのかについてご紹介します。

テラコッタ鉢とは?素焼き鉢との違いは?

テラコッタ鉢

テラコッタ鉢とは、イタリア語の「Terra(土)」と「Cotta(焼いた)」の2つが語源となっています。

素焼き鉢と意味合いは同じですが、ガーデニングにおいては海外から輸入したもの、デザイン性のあるもの、明るい茶色~オレンジ色のものを漠然と「テラコッタ鉢」としていることが多いです。

ただ、厳密にいうと、焼くときの温度が素焼き鉢に比べて高く、どちらかといえば駄温鉢に近い性質を持っています。16世頃からヨーロッパで盛んにガーデニングが行われるようになり、その影響で一般に広まったとされています。

今では、イギリスやイタリアなどヨーロッパから輸入されるものと、東南アジアで生産されて輸入されるものの2種が流通しています。

台形型の絵柄のないものがスタンダードな形で、シンプルな色合いやデザイン、オーソドックスでありながら雰囲気を壊さないところがおしゃれなガーデニンググッズとされる理由です。

テラコッタ鉢の特徴は?

テラコッタ鉢 観葉植物

■ 吸水性・排水性・通気性に優れている

粘土を焼き固めた100%自然素材で作られており、表面に目には見えない無数の小さな穴があいていることから、水分や空気が通りやすくなっています。土に含まれる余分な水を排出するので、土は適度な湿度が保たれるほか、余分な熱も放出され、安定した環境を植物にもたらしてくれます。

■ デザイン性がよく何にでも合う

シンプルなテラコッタ鉢も人気ですが、焼き上げる温度によって色合いが変わるため、さまざまな種類があります。ワイングラスのような形をしたものや、おしゃれなデザインが入っているものも増えているほか、中にはあえて汚れたようなデザインにして、アンティーク調に仕上げた鉢もありますよ。

テラコッタ鉢の注意点は?

テラコッタ鉢 ハーブ

■ 重い

大きさにもよりますが、見た目に比べて重いのがテラコッタ鉢の難点。強風が吹いても倒れませんが、観葉植物などを植えたときは、土の重さも入ることから動かせなくなることもよくあります。

■ 割れやすい

粘土を焼いて作った鉢なので、ちょっとした振動や落下で傷ついたり割れたりしてしまうことがあります。高い位置に置くのは避けるようにしてください。また、冬は土から放出された水分を吸収して膨張し、凍って割れてしまうこともよくあります。0度を下回るときなどは、家の中に移動させ、よく乾かして保管するとよいですよ。

■ 白い汚れがつく

自然由来の素材で作られているので、月日が経つにつれて白いカビのようなものが表面に浮き出てきます。これは、鉢の中のカルシウムで、風合いや趣として楽しむこともできますが、汚れているようで不快に感じる人もいます。また、テラコッタ鉢、コケや緑色のカビが出ることもあります。定期的に表面を洗うなど、定期的にメンテナンスをするときれいな状態を保てます。

■ 乾燥に注意する

排水性や通気性がよいので、根腐れの心配が少ない反面、土が早く乾燥してしまい、水切れを起こすことがあります。特に生育期を迎えた観葉植物などは、土の状態をこまめにチェックしておくと安心です。

テラコッタの鉢はどんな植物におすすめ?

サボテン 鉢植え  テラコッタ 素焼き鉢 素焼鉢

テラコッタ鉢は、ほとんどの植物を植えることができますが、排水性と通気性がよいことから、特に過湿を苦手とし、乾燥を好むようなハーブ類が適しています。また、オリーブなど同じ地中海を原産とする観葉植物を植え付ければ、さわやかな雰囲気を演出できますよ。乾燥を好む多肉植物なら、色々な種類を寄せ植えにしても楽しいですね。

テラコッタ鉢でおしゃれにガーデニングを楽しもう

テラコッタ鉢

テラコッタ鉢は、豊富なデザインや自然な色合いから、どんな植物にもよく合います。玄関先や庭先で、色々な形のものを飾れば、ナチュラルな雰囲気を演出できますよ。また、色とりどりの植物を寄せ植えにすると、華やかな印象に。水分が蒸発して乾燥しやすいので、水やりが好きなガーデナーにおすすめの植木鉢となっています。