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【つるバラの種類や品種まとめ】花言葉はあるの?

つるバラは、枝がつる状にどんどん伸びる品種のことをいいます。アーチや壁面を飾るバラによく利用されているのがつるバラで、世界中の育種家たちによって、より美しいく育てやすいものが次々と作り出されてきました。

かわらしい花をたくさん咲かせ、香りのよい品種が多いことなどから、初心者からベテランの方まで幅広い人気を誇ります。今回は、そんなつるバラの種類や品種、花言葉などをご紹介します。

つるバラの花言葉とは?

『無邪気』『爽やか』『いつも美しい』

つるバラの花言葉「無邪気」「爽やか」は、どんどん伸びるしなやかな枝に次々と花をつけることに由来します。「いつも美しい」は、バラの花言葉である「美」にちなむみます。

つるバラの種類や品種!どんな系統に分かれるの?

つるバラには、「クライミング・ローズ(Cl)」「ランブラー・ローズ(R)」「シュラブ・ローズ(S)」の3系統があります。

このうち、最もつるバラらしい系統とされるのが、別名「クライマー」とも呼ばれるクライミング・ローズです。もとからつるバラとして作出された大輪咲きのものと、木立性の四季咲きバラが突然変異したものに大別され、世界を魅了する名花が数多くその名を連ねています。

下記に、つるバラを理解する上で重要な系統ごとに分けて、いくつかの品種をご紹介します。

1. ラージ・フラワード・クライマー(LCl)

クライミング・ローズのうち、中大輪系の現代つるバラからなる系統です。

四季咲き性のハイブリッド・ティー(HT)やフロリバンダ(F)とランブラーの交雑から生まれたもので、構造物に頼りすぎない自立性をもちます。枝が太くて硬いものが多く、細かい演出には不向きですが、ブッシュ・ローズのような力強さでガーデンの主役になれるタイプです。

ウィンド・ソング

つぼみのときはアプリコット色、咲き進むと白から紅色へと変化します。四季咲きで一重の花が房になって咲き、株が充実するほど花びらが増えます。

ナエマ

国際ローズコンテストでベストフレグランス賞に輝いた超強香種。ソフトピンクの中輪ディープカップ咲き、四季咲き性のフレンチローズです。

シンデレラ

ソフトピンクのカップ咲きで、オールドローズの雰囲気があります。コンパクトな四季咲き性で耐陰性に優れ、バラの2大病にも強い育てやすい品種です。

ソンブルーイ

幾重にも重なる繊細な花びらが、まるでつまみ細工のような四季咲き性のティーローズ。咲き始めはほのかにピンクみを帯び、咲き進むとやさしいホワイト調になります。

2. 枝変り性つるバラ(Cl)

クライミングローズの中で、ハイブリッド・ティーやフロリバンダの枝変わりによって生まれた品種です。ハイブリッド・ティーの大輪一輪咲きの性質や、フロリバンダの多花性を受け継ぎ、品種名に「つる」とつくものが多いのが特徴。

元親のもつ花や葉っぱの魅力をそのままに、小輪、濃色、淡色、ニュアンスカラーなど、枝変わりならではの個性的な品種を楽しめます。

つるピース

クリームイエローに桃色覆輪の半剣弁高芯咲き。平和への祈りが込められた名花‘ピース’の枝変わりで、数々の優良品種の交配親としても知られます。

つるアイスバーグ

フロリバンダの往年の名品種‘アイスバーグ’からの枝変わり種。5月中旬頃より純白半八重の花を咲かせ、枝が太すぎずトゲの少ない扱いやすい性質です。

つるブルームーン

HT系の‘ブルームーン’からの枝変わりで、ダマスク香とティー香をミックスしたような強香種。剣弁高芯咲きでトゲが少なく、バラとしては希少な青みがかった淡いライラック色です。

つるミミエデン

人気バラ‘ミミエデン’の枝変わり品種です。白地に中心が桃色のかわいらしい花は、世界的名花‘ブラン・ピエール・ドゥ・ロンサール’のつる性ミニチュア版といった雰囲気も。

3. ランブラー・ローズ

日本に自生するノイバラ(ロサ・ムルティフローラ)や照葉ノイバラの血を引く系統です。

小輪~中輪で房咲きの傾向が強く、そのほとんどが春にのみ開花する一季咲き性になります。そのうち照葉ノイバラを交配親にもつハイブリッド・ウクライアナ系(HWich)は、耐寒性や耐病性に優れた強健種。バラでは難しいとされる無農薬栽培も可能で日陰に強く、一度根づけば毎年こぼれんばかりの花を咲かせてくれます。

ポールズ・ヒマラヤン・ムスク

とにかくスケールが大きなランブラーの代表的品種。淡いピンクの小ぶりの花に似合わず、暴れる枝と鋭いトゲをもち、10m級もめずらしくないワイルドさが魅力です。

アルベリック・バルビエ

アイボリーに中心が淡く黄色がかるロゼット咲きで、ランブラーの最高品種の一つ。花のない時期の濃緑の照り葉も美しく、丈夫で耐陰性の高いオールドイングリッシュです。

メイ・クイーン

照葉ノイバラと‘チャンピョン・オブ・ザ・ワールド’の交配種。リンゴに似たフルーツ香があり、ウォームピンクの花がうつむくように咲く愛らしい品種です。

アルバータイン

‘アルベルティーヌ’とも呼ばれるハイブリッド・ウクライアナ系です。明るいサーモンピンクの八重のカップ咲きで、生長が早く太く長い枝がよく伸びます。

4. シュラブ・ローズ

現代バラとオールドローズや野生種の交配により生まれた品種群です。分類的には半つる性のバラですが、シュラブ樹形(半つる性)が多いことから、枝を伸ばせばつるバラとしても使えます。

四季咲き性の品種が多く、花形、花色のバリエーションに富み、空間を自由にデザインできる柔軟性が魅力です。

オデュッセイア

日本のバラブランド「ロサ・オリエンティス」のシュラブ・ローズ。気温によって黒赤~深紅~紫に変わる独特の花色が魅力で、ウェーブのかかった波状弁咲きの花を咲かせます。

ウィリアム・モリス

やわらかなアプリコットピンクのイングリッシュローズの名花。開花直後はカップ咲きで、開ききるとフォーマルロゼットと呼ばれる端正なロゼットを形づくります。

レディ・オブ・シャーロット

オレンジ系のイングリッシュローズ。花びらの表がサーモンピンク、裏がゴールデンイエローのディープカップ咲きで、アップル&クローブのさわやかなティー系の香りです。

レモンクチュール

レモンのように鮮やかな黄色が眩しい、浅いカップ咲きのシュラブ・ローズです。濃緑の照葉とのコントラストが美しく、ランドスケープ・ローズ(修景バラ)としても使えます。

花言葉通り無邪気に育つつるバラは種類がいっぱい!

いかがでしたか?イングリッシュガーデンには欠かせないつるバラですが、膨大な品種数と複雑に見える系統に、どれを買うべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

大切なのは、自分のライフスタイルとガーデニングプランに合った品種を選び出すこと。系統名を参考に特徴をイメージして、これこそはというピッタリな1本を探してみてくださいね。

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初回公開日: 2016年06月10日