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【ソテツ(蘇鉄)の花言葉】花の時期や種類は?実に毒がある?

ソテツ(蘇鉄)は、ヤシの木のような見た目をしている常緑低木です。盆栽仕立てにして鑑賞したり、食料にしたりと、昔から人々との関わりが古い植物でもあります。市場に出回っているほとんどが日本原産で、横へ反り返るように葉っぱをつけます。

今回は、そんなソテツについて、花言葉や花の特徴、種類、実の毒などについてご紹介します。

ソテツ(蘇鉄)とは?どんな花を咲かせる植物?

ソテツは、ソテツ科ソテツ属に分類される常緑低木です。日本やインドネシアなどが原産地で、国内なら八丈島や九州南部から南に自生しています。よく、海岸沿いやロータリーの真ん中などに植えられているヤシのような木は、実はソテツなんですよ。

名前の由来

学名の「Cycas(シカス)」は、「ヤシに似た植物」という意味です。「ソテツ」という和名は、木が弱ったとき、株元へ鉄を打ち込むと元気が戻ったことから「蘇鉄(鉄で蘇生する)」と名付けられました。また、中国でも「鉄樹」という名前で呼ばれています。

開花時期

開花期は6~7月なので、もし運がよければドーム状に膨らんだ白や黄色の花が見られるかもしれません。花が開花すると、秋頃に赤い実をつけます。

ソテツ(蘇鉄)の学名・原産国・英語名は?

学名
Cycas revoluta
科・属名
ソテツ科・ソテツ属
英名
Japanese sago palm
Fern Palm
Sago Palm
原産地
九州南部~沖縄、中国南部~インドネシア
開花期
6~7月
花の色
黄、白、茶
別名
ソテツ(蘇鉄/粗鉄)

ソテツ(蘇鉄)の風水の意味は?

ソテツは、風水的によくも悪くもとらえられる、2通りの意味をもった植物です。株元に鉄を入れたり、鉄くずをうめたりすることで元気になるため、「金食い虫」という捉え方から縁起が悪いと考える説がネガティブなものです。

もう1つは、室町時代や江戸時代の大名たちのように、「お金もち」の象徴として存在し、お金があるから鉄を充てられるというポジティブな説です。

ソテツ(蘇鉄)の花言葉は?

『雄々しい』

日本でも九州南部の南国に自生するソテツは、海岸沿いの岩場に自生しています。巨大なソテツの木が風に揺れる様子から、「雄々しい」という勇ましさと力強さを感じさせる花言葉がついたとされています。

ソテツ(蘇鉄)は庭木や観葉植物として人気!

大きくなると高さ3〜5mの巨木に生長し、庭木や観葉植物として親しまれこともあれば、飢饉のときの食料になった種をつけるなど、古くから親しまれてきました。また、1m大きくなるのに40年以上かかるといわれるほど、生長が遅いことも特徴の1つです。

ソテツは、オスとメスの株が存在するので、片方の株だけでは受粉しません。また、10年に1回花を咲かせるといわれるほど、開花が貴重な植物でもあります。

室町時代には、海外から輸入しないと庭木にできないことから、財力がある人の象徴として扱われていたようです。江戸時代には、権力の象徴として大名の庭園によく植えられていました。

ソテツの実には毒がある?

ソテツは、10月頃に赤い実をつけます。この種子からはでん粉が採れることから、原産地の沖縄や奄美諸島では、食料がないときの非常食として食べられていました。一方、体内で分解されるとホルムアルデヒドに変化する「サイカシン」という有毒物質を含んでいることから、そのまま食べると運動失調や麻痺などの中毒症状を引き起こす可能性があります。

ソテツ地獄とは?

人が食べる場合は「毒抜き」をする必要があります。皮をはいで十分に水にさらし、1〜2週間ほどかけて十分に発酵、乾燥させることで毒を抜きます。この十分に発酵や乾燥させる期間に耐えられず、ソテツを食べた人が中毒症状に苦しみ、死者が出たことから「ソテツ地獄」という言い伝えが今も伝えられています。

初心者の方は、毒が取りきれず中毒になる可能性があるので、なるべく食べないようにしてください。

ソテツ(蘇鉄)の種類や品種は?

ソテツの仲間は、日本や中国を始め、オーストラリア、インドネシア、グアム、フィリピンなど広い範囲の乾燥した暖かい地域に120種ほどが自生しています。ソテツの仲間は、生きた化石といわれ1億年以上前から存在している、とても古い植物です。そのため、現在ではほとんどが稀少種として扱われています。

オニソテツ

オニソテツは、ザミア科・オニソテツ属に分類される植物です。ソテツ科ではありませんが、ソテツの仲間です。中でも、ウッドオニソテツという品種は、世界にたった3本しかないといわれ、そのうち日本に1本だけ存在する最も稀少な品種です。

セラトザミアヒルダエ

セラトザミアヒルダエはメキシコのみに自生している品種で、現在数本しか確認できていません。

マイクロサイカスカロコマ

マイクロサイカスカロコマはキューバ西部のみに自生しており、こちらも数が少なくなっています。

ヒロバザミア

ヒロバザミアは、ザミア科の植物です。丸く平べったい葉っぱを左右対称につけるのが特徴です。

ソテツ(蘇鉄)の花が咲くのは希少?

ソテツは、毎年花を咲かせるわけではなく、株の生育に応じて10~15年に1度しか咲きません。ただ、痩せた土地でも元気に育つほど丈夫な植物なので、あせらず、ゆっくり育ててあげてくださいね。

初回公開日: 2015年07月31日