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七福神の育て方|多肉植物のエケベリアの仲間?

七福神は、多肉植物の中でも人気のあるエケベリアに属する植物です。夏は管理の仕方に注意が必要ですが、そこまで育てるのが難しい植物ではありません。初めて育てる人でも栽培できるでしょう。今回は七福神の季節ごとの管理方法について、詳しく解説します。

七福神はどんな多肉植物?

丸みのある大きな葉が特徴のエケベリア「七福神」は、増やし方も簡単な多肉植物です。水やりや置き場所に気をつけてあげれば多肉植物を初めて育てる人でも難しくありません。七福神を含むエケベリアは花のような見た目をしており、多肉植物の中でも人気の高い種類です。

日本には明治時代の頃に海外から入ってきました。生育が盛んになる時期は春と秋で、花は夏に咲きます。寒くなってくると葉先がピンク色に縁取りされます。子株を生みやすく茎のまわりにびっしり子株ができることも珍しくありません。また地植えで育てることもできます。

七福神の特徴は?夏に花が咲く多肉植物?

科名
ベンケイソウ科
属名
エケベリア属
学名
Echeveria secunda =E.’Imbricata’
原産地
生育型
春秋型
耐寒性
やや強い
耐暑性
やや弱い
開花時期
草丈
~15cm

七福神の育て方!土づくりのコツは?

七福神は水はけのよい土を好みます。赤玉土に鹿沼土や軽石を加えて、乾きやすい配合を目指しましょう。自分で土づくりが難しい人は、市販の培養土でも大丈夫です。市販品でも自分の育て方と合う・合わないがあるので、いろいろ試してみるといいでしょう。

また土には殺虫剤のオルトランDXや肥料も加えておくことをおすすめします。どちらも入れすぎないよう、パッケージに書かれてある適量を守ってください。

七福神の育て方!日当たりや置き場所は?

七福神の最適な置き場所は、日当たりと風通しのよいところです。生長期である春と秋は屋外の日がしっかり当たるところで管理してください。軒下や屋根付きの棚など雨除けできるところに置くといいでしょう。

夏場の置き場所は半日陰推奨です。暑さには少し弱いので、直射日光にずっと当たる場所には置かないようにしましょう。屋外であれば、寒冷紗をかけて日除けしてください。

冬は、霜には当てず5℃前後になってきたら寒さ対策をしてあげるといいでしょう。具体的には、夜は室内へ入れたり防寒用にアルミシートや新聞紙をかけたりなどです。

七福神の育て方!水やりのコツは?

多肉植物は、基本的に水やり回数は少なめで問題ありません。春と秋は1週間に1回くらいのペースを目安にするのがおすすめです。土の表面だけでなく、内部も乾いているか確認してから水やりしてください。

葉にハリがなくなってきたら、そろそろ水やりしても大丈夫というサインです。

夏は蒸れで駄目になりやすいので、水やり回数は減らしてください。七福神はとくに蒸れに弱いです。少し葉がしなっとしたり葉が落ちたりしてもすぐに枯れることはないので、焦らず様子を見ながら水やりしましょう。

夏に水やりするなら、暑い時間帯は避けて涼しい時間帯に行なってください。暑い時間に水をあげてしまうと、水が温かくなってしまい植物の根によくありません。

冬はあまり生長しない時期なので、水を与える回数は少なくて大丈夫です。夏同様、葉にハリがなくなったり水分不足によって葉が枯れたりしますが、急に枯れることはありません。慌てて水やりしても、根が水を吸わなければ意味がないので、回数を減らして管理するのがベストです。

冬の時期に水やりするなら、なるべく気温が高い午前中や暖かい日が続くときなど、タイミングをを見計らってください。

七福神の育て方!肥料の与え方は?

肥料はなくても育ちますが、あるとよりしっかり育てられます。追肥するときは状況に合わせて固形肥料か液体肥料を選びます。

ゆっくり効果を出させたいときは、固形肥料がおすすめです。液体肥料は夏に植物が暑さで弱ったときに効果的です。すぐに効き目が出ます。そのときは水やりに混ぜて与えるといいでしょう。使用する肥料の適量を守って与えてください。

いくら植物を丈夫に育てたいからといって、たくさん与えても逆効果です。肥料が多すぎると根が肥料に負けてしまったり葉の形が歪んだりします。あくまで、生長のサポートという位置づけで使うのがポイントです。

七福神の育て方!注意すべき病害虫と対策法は?

七福神は葉や茎にハダニやカイガラムシがつきやすいです。ついているのを見かけた場合は、ピンセット割り箸などで取り除いてください。

対策法は、日頃のこまめなチェックと風通しのよい場所に置くなどである程度防げます。

七福神の育て方!植え付けや植え替えの時期は?

植え付けや植え替えの時期は春と秋です。この期間中に植え付け・植え替えを行い、根付かせるようにしましょう。タイミングが遅くなると、根付く前に夏や冬に突入してしまいます。

七福神の増やし方は?

七福神は子株ができやすいので、株分けと茎挿しで増やせます。

茎挿し

茎挿しは、七福神をある程度の茎のところでカットして根出しさせて植える方法です。切り口は乾燥させて、根が出るまでは日陰で管理しましょう。根が出たら土に植え付けてください。

株分け

株分けは茎のまわりに子株ができるので、ある程度育ったら取り外して植え付けましょう。外し方は左右どちらかにひねるような感じで行います。無理やり引っ張らず、丁寧にゆっくり行うと外しやすいです。

七福神の育て方で注意すべきポイントは?

注意が必要なのは夏の管理です。七福神は夏に駄目になりやすいので、置き場所・水やりに十分気をつけてあげてください。夏の水やりで失敗する人は、できる限り与えない・与えるにしても涼しくなってからを徹底するといったことを意識するといいでしょう。

多肉植物の七福神を育ててみよう

七福神は薔薇のような姿が特徴的な多肉植物です。丈夫で育てやすい種類なので、置き場所や水やりのポイントをおさえて管理しましょう。子株がたくさんできるため、増やすのは簡単です。ぜひ実際に育ててみてくださいね。

更新日: 2020年06月27日

初回公開日: 2020年04月10日

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