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パパイヤ(パパイア)とは?栄養や効能、花言葉は?

トロピカルフルーツといえば、パパイヤを思い浮かべる方が多くいるかもしれませんね。鮮やかなオレンジ色の果実は、甘く濃厚な味わいで、舌触りもなめらか。南国のイメージが強いですが、日本でも沖縄や九州の南部など暖かい地域では栽培されているんですよ。今回は、栄養や効能、花言葉など、パパイヤとはどんな植物なのかをご紹介します。

パパイヤ(パパイア)の花言葉とは?

『燃える思い』『純愛』

パパイヤの花言葉の由来は、はっきりとしていません。葉っぱの脇にいくつものつぼみをつけ、最初の花がダメでも他の花が結実する、なんとしても実をつけようとする姿から「燃える思い」という花言葉が付けられたのかもしれませんね。

パパイヤ(パパイア)の学名・原産国・英語

学名
Carica papaya
科・属名
パパイア科・パパイア属
英名
Papaya
Pawpaw
papaw
原産地
メキシコ南部、コスタリカ、西インド諸島
開花期
6~7月/11月
花の色
白、クリーム
別名
父瓜木(チチウリノキ)
木瓜(モッカ)
万寿瓜(マンジュマイ)
パウパウ
ポーポー
ママオ
ツリーメロン

パパイヤ(パパイア)とは?どんな花を咲かせる?

パパイヤ パパイア

パパイヤは、メキシコやコスタリカ、西インド諸島のあたりを原産とする常緑性の小高木です。16世紀のはじめ頃に、スペインの探検隊によって発見されたことで世界へと広まっていきました。日本へは明治時代に渡来し、沖縄の郷土料理などに利用されています。

樹高は10m以上に達しますが、茎がやわらかいので簡単に折れてしまいます。また、倒れるとすぐに腐ってしまうことから、樹木ではなく、草花(草本類)として扱われることもあります。幹の頂点には、手のひらのような葉っぱが互い違いに生えています。雌雄異株で、雄花は垂れ下がるように咲き、雌花は幹に直接咲くのが特徴です。ただ、花は白くて小さいので、あまり目立ちません。

結実すると、フットボール型の実が付きます。長さ10~20cmほどで、熟していくにつれて緑色から黄色へと変化していきます。

パパイヤ(パパイア)の栄養や効能は?実は臭い?

パパイヤ パパイア

パパイヤの実は、栄養価の高い果物として知られています。これはカロリーが低いことに加え、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンCの含有量が他のフルーツよりも格段に多いためです。どのビタミン成分も、オレンジやバナナ、リンゴといった栄養価の高いことで知られる果物よりも多く含まれているんですよ。

また、実を切ったときに出る液体には、パパイン酵素と呼ばれる物質が含まれています。食べ物の消化を助け、脂肪や糖分の代謝を高める効果があり、未熟な実にほど多く含まれてます。また、穏やかな殺菌効果もあることから、古くから傷口に当てる民間療法にも使われ、洗剤などの洗浄剤に活用されています。

臭い

パパイヤは、熟せば熟すほど甘くなりますが、日本へは緑色の未熟なものが輸入されます。そのため、においを感じづらいですが、完熟した実のにおいにはクセがあります。栽培地であるタイの人でも、「何かが腐ったみたいな臭い」として、敬遠するほど。気になる人は、食べる前にライムを絞ると酸味が加わって食べやすくなるそうです。

パパイヤ(パパイア)の種類や品種は?

パパイヤには雄花のみを咲かせる雄株、雌花のみを咲かせる雌株、両方を咲かせる両性株の3種類があります。園芸で育てる品種には両性株が多く、1本の株に雄花、雌花、両性花が咲きます。また、本来は樹高は高くなりますが、樹高の低い品種もあります。

パパイヤ(パパイア)の実は栄養満点!

パパイヤ パパイア

パパイヤは、栄養価が高く、甘く濃厚な味わいが癖になる果物です。樹高が高くなることから、家庭での栽培はむずかしいとおもわれがちですが、近年は品種改良によって樹高の低いものなど、育てやすい品種も多く出回っています。また、種からも育てやすい果樹として知られているんですよ。実は、千切りにしてサラダや炒めものに加えて味わってみてくださいね。

更新日: 2016年02月14日

初回公開日: 2016年02月14日

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