植物を育ててみたいけど、庭やベランダがない…と諦めてしまった経験はありませんか。また、切り花を飾っても枯れてしまうと悲しい気持ちになってしまいますよね。室内で育てられるのは観葉植物だけと思われがちですが、鉢花なら花の咲く植物を育てて楽しむことができますよ。
今回は鉢花とはなんなのか、季節ごとの室内での管理方法、おすすめの鉢花や鉢花におすすめの種類についてご紹介します。
鉢花(花鉢)とは?
鉢花とは、花の咲く鉢植えにされた植物の総称です。別名「花鉢」とも呼ばれます。観葉植物が鉢に植え、室内で飾って楽しむものなのに対して、鉢花は、花を観賞して楽しみます。一年草や多年草、球根植物、花木など、含まれる植物の種類は多く、日本だけでなく海外の植物も多く栽培することができます。
室内で管理することから、寒さや暑さといった極端な環境を苦手とする植物も安心して楽しめることがメリット。ただ、観葉植物同様、土に植え付けていることから、室内に虫が入ってきたり、土にカビが生えたりすることがあるので、それぞれの植物に合った管理方法を心がけることが育てるときのポイントになってきます。
鉢花(花鉢)の季節ごとの管理方法は?
春
多くの植物は、春になると芽吹き、どんどん茎や葉っぱを生やして生長していきます。そのため、たくさんの水と栄養が必要です。日当たりのよい窓辺で、水切れを起こさないように管理していきましょう。ただし、水を頻繁に与えて土が乾かないと、根腐れを起こす恐れがあります。土は表面が乾燥してから水を与えるようにしてください。また、咲いた花に水がかかるとしぼんでしまうものが多いので、水は株元に注ぐように与えるようにしましょう。
夏
夏は、日当たりと気温に注意が必要です。強い日差しに当たると葉焼けを起こしてしまい、美観を損なうだけでなく、植物を弱らせてしまいます。風通しのよい窓辺に置きつつ、直射日光には当てないようにしてください。寒冷紗や遮光ネットなど日除けグッズを使うのも1つの方法です。また、気温が高いときに水やりをすると、水蒸気が立ち上って株が蒸れてしまいます。気温が低い、早朝や夕方に水やりをするとよいですよ。
秋から冬
秋から冬にかけて、日の差す時間は短くなり、気温も下がってきます。特にエアコンやストーブで室温を調節するときは、風や熱風が直接鉢花に当たらないようにしましょう。乾燥すると植物の茎葉はしおれ、歳青くの場合枯れてしまいます。霧吹きで湿度を調節しながら、日光にあまり当てられないときは、1週間に1回、窓際などで日光浴させてあげます。
■ ギフトにおすすめの鉢花6選
1. アザレア
アザレアとは、鉢植え用に品種改良されたツツジの仲間です。冬に花を咲かせた状態で販売されていることが多いですが、本来は4月下旬から5月中旬にピンクや白の花を咲かせます。常緑で、八重やフリル咲きの豪華な花をたくさん咲かせます。寒さに少し弱い性質があるので、室内の温かい場所で管理すると安心です。
税込価格 | 3,240円 |
2. ハゴロモジャスミン(羽衣ジャスミン)
ハゴロモジャスミンは、中国を原産とするつる性の低木です。蕾は淡いピンクで、花は白色をしており、それぞれが交じり合うと優しい雰囲気があります。また、花は強い香りを持っていることでも知られていますよ。つる性であることを生かして、鉢花を好みの形に仕立てて楽しめますよ。
税込価格 | 540円 |
開花時期 | 4~6月 |
3. インパチェンス
夏のガーデニングには欠かせないインパチェンス。寒さに弱いことから、日本では一年草として扱われますが、鉢花にして15度以上の環境であれば、多年草として長い間育てて楽しめます。また、初夏から秋までの長い間、花を次々に咲かせることも魅力。しぼんだ花を順次摘み取ることが、開花期を長くするポイントです。
税込価格 | 2,280円 |
開花時期 | 6~10月 |
4. シュウメイギク(秋明菊)
シュウメイギクは、5枚の大きな花びらが一重咲きになる秋を代表する草花の1つです。秋の訪れを告げるように、8月下旬頃から白やピンク、紫の花をたくさん咲かせていきます。乾燥に弱く、水切れを起こすとあっという間にしおれてしまうので、年間を通して土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。
税込価格 | 529円 |
開花時期 | 8~10月 |
※ こちらは苗のみの販売となっています。
5. シャコバサボテン
シャコバサボテンは、サボテンの仲間にもかかわらず、寒さに強く、暑さに弱い性質を持っています。シャコのような独特の形の葉っぱが連なって茎を作り、その先端にきれいな花を咲かせます。日が短くならないと花を咲かせない短日性なので、日照時間を調節すると好きな時期に花を咲かせて楽しめますよ。
※ こちらは苗のみの販売となっています。
税込価格 | 972円 |
開花時期 | 11~1月 |
6. シクラメン
シクラメンは、冬の鉢花の代表的な存在です。ハート型の葉っぱと、反り返った花びらがかわいらしいと人気があり、年末になると花屋さんの店頭でよく見かけます。花色や草丈、花の形のバリエーションが多く、自分好みのものを選んで育てられますよ。違う色合いの株を寄せ植えにして楽しむのがおすすめです。
税込価格 | 3,980円 |
開花時期 | 11~4月 |
色々な鉢花を育ててみよう
おしゃれな鉢に自分の好きな花を植えて育てられる鉢花。室内のちょっとしたスペースで管理でき、植物の季節ごとの変化を間近でみることができます。また、鉢が1つあるだけで、周辺が明るい雰囲気になりますよ。好みの花を探して、お部屋を彩れたらすてきですね。
※ 表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。商品詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。
更新日: 2016年03月13日
初回公開日: 2016年03月13日