「金のなる木」に代表されるクラッスラ属の多肉植物。特徴的な葉っぱを生やし、高さのあるものが多いことから、寄せ植えのアクセントに加えるとステキです。今回は、そんなクラッスラの高さを活かした寄せ植えの作り方をご紹介します。
クラッスラとは?どんな多肉植物?
クラッスラとは、セダムなどと同じベンケイソウ科に分類される多肉植物です。とても大きな属で、背丈の高くなるものが多く分類されています。冬の寒さに強く、どんな多肉植物とも寄せ植えにして楽しめますよ。
今回寄せ植えに使う多肉植物たち
今回使う多肉植物は3種類です。上に向かって生える「昭和」と「星乙女」がもつ鋭い印象を、流れるような姿をした「姫星美人」がやわらげます。また、葉色が1つだけ違う「昭和」がアクセントになって、寄せ植え全体がカラフルな雰囲気になりますよ。
今回使うグッズ
- マフィン型の器
- 多肉植物用の土
- ハサミ
- ピンセット
- ブラシ
- フォーク
- スプーン
多肉植物の寄せ植えのメリットは、底に穴の空いていない器でも育てられるところです。マフィン型など、食器棚に眠っているキッチングッズを活用できます。
クラッスラを使った寄せ植えの作り方
1. 多肉植物の配置を決める
まずは3つの多肉植物をどこに植えるか決めます。背面にクラッスラが配置されることを意識して、上からのぞいたときに三角形になるよう植えるとバランスがよくなります。
2. 器に多肉植物用の土を入れる
土台となる土をマフィン型の1/3ほど入れていきます。後から足していけるので、最初は控えめに入れるくらいでちょうどよいです。
3. 右端に「昭和」を植える
葉っぱの姿が特徴的な「昭和」は、手前の右側に配置します。もともと植えられていた土は、ポットから抜き出したらきれいに根の周りからほぐしておきましょう。
4. 奥側に「星乙女」を植える
続いて背景にクラッスラを植えます。ねじれるようなフォルムをしているので、絡ませあうようにそれぞれを植えるとまとまりますよ。倒れやすいときは、スプーンで周りに土を足してあげると安定します。
5. 「姫星美人」を手前に流す
最後は、セダムの「姫星美人」を手前に流すように植えていきます。滝が流れるようなイメージで、葉っぱをピンセットで整えながら植えてあげてください。「星乙女」と「昭和」が上に向かって伸びるので、やわらかな線が寄せ植えにプラスされますよ。
6. 空いているところに土を足していく
多肉植物どうしの間にすき間があると、倒れやすくなってしまいます。ピンセットやフォークで配置の調節がすんだら、スプーンを使って多肉植物の間に土を入れていきましょう。
7. 葉っぱに付いた土をきれいに払って完成
すき間も埋まり、それぞれの多肉植物がグラグラしなくなったら、葉っぱに付いた土をブラシでやさしく払い落として完成です。
クラッスラは高さを活かした寄せ植えがかわいい
多肉植物の寄せ植えというと、背の低い種類が主流なこともあって、コンパクトでこんもりとしたフォルムのものをよく見かけますよね。今回使った「星乙女」のように背丈のあるものを1本加えるだけで、違った雰囲気になります。ちょっとアクセントのきいた個性的な寄せ植えが作りたいという方におすすめです。
更新日: 2016年10月27日
初回公開日: 2016年10月26日