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7月に植える野菜と果物!初心者の家庭菜園におすすめ種類は?

7月に植え付けられる野菜や果物をご紹介します。7月からは一部熱帯地方の果物なども植付け・栽培も可能ですが、秋ごろに収穫できる野菜を視野に入れて種類を選んでみましょう。葉野菜のほか、豆類なども植付けは可能ですのでぜひチャレンジしてみてください。

7月に植える野菜と果物の特徴

7月に植付けできる野菜の特徴としては、葉野菜や豆類など夏から秋にかけて収穫できる野菜が多いことです。また7月に植付けできる野菜は9月や10月頃でも同じように栽培できるので、秋野菜の植付けの合間にリレー栽培として育てることもできます。

7月は梅雨時期と被ることも多く、植付け時は雨の日が多く多湿な環境で育てることになります。そのため病気が発生しやすく、植物の植付け時期としては1年の中で一番難しい時期でもあります。

7月に植える野菜のおすすめは?

コマツナ
7月に植付ける野菜としては、8~9月頃に収穫できるようにと育てるのが一般的ですが、
最近は9月頃まで残暑が厳しいこともあり、トウモロコシやオクラなど一部の野菜に関してはギリギリ植付けに間に合いそうです。

以下、植付け可能な野菜ですがこの時期は苗が出回っていることが少ないので、種蒔きから育てることが多くなります。また強い日差しから苗を守るために寒冷紗をかけたり、土の乾燥を防ぐために、畝立て後やプランターに黒ポリマルチを敷いてから種まきすることをおすすめします。

小松菜

コマツナ

・植付け

【畑・露地植え】
1.植付け2週間以上前から苦土石灰を1㎡あたり100g、完熟堆肥を1㎡あたり約3kg入れて耕す
2.植付け1週間前に化成肥料を1㎡あたり3つかみ(約150gほど)入れて耕す
3.幅75cmで畝を立てたら15cm間隔で筋を引き、種を深さ1cm、種と種との間を1cm間隔で筋蒔きする。
4.種まき後は5mm程土を被せ、上から軽く押さえたあとたっぷりと水やりをする

【プランター】
プランターは長方形のもので、深さ15~20cm以上、幅20cm奥65cm以上のものがおすすめ)
14リットル以上容量があるものを使用する。
畑・露地植えと同じように筋蒔きしていく。(15cm間隔で2列ぐらい植えられる)

・収穫期
草丈25~30cm程度になったら、株元を握って引き抜く(根が長いので根は包丁やハサミを使って際で切断する)

チンゲン菜

チンゲン菜

・植付け

【畑・露地植え】
1.植付け2週間以上前から苦土石灰を1㎡あたり100g入れて耕す
2.植付け1週間前に堆肥を1㎡あたり2kg蒔き、化成肥料を1㎡あたり2握り(約100gほど)入れて耕す
3.幅80cm、高さ10cm程度に畝を立てたら深さ1cm、直径3~4cmの穴を掘ったら、種を4~5粒蒔く(株間は15cm)
4.種まき後は5mm程土を被せ、上から軽く押さえ、たっぷりと水やりをする

【プランター】
長方形のもので、深さ15~20cm以上、幅20cm奥65cm以上、容量14リットル以上のものが植えやすい)
畑・露地植えと同じように筋蒔きしていく。

・収穫期
夏蒔きの場合、種まき後約50日ぐらいで草丈20cm程度に成長するので、根元を持って引き抜き、ハサミなどで根を切って収穫する。

夏キャベツ

キャベツ

・植付け

【畑・露地植え】
1.植付け2週間以上前から苦土石灰を1㎡あたり100g入れて耕す
2.植付け1週間前に堆肥を1㎡あたり2kg蒔き、化成肥料を1㎡あたり2握り(約100gほど)入れて耕す
3.幅50~80cmの畝を仕立てたら、深さ1cm、直径3cmの穴に種を3~4粒離して蒔く(株間は15cm)
4.種まき後は5mm程土を被せ、上から軽く押さえ、たっぷりと水やりをする

【プランター】
プランターに植付ける場合も、露地上と同じ要領で植え付ける。土は野菜専用培養土を使うとよい。プランターの大きさは、長方形のもので深さ約20cm、長さ55cm、奥行25cm程度のものに3株ぐらいが目安。

・収穫期
結球したものから収穫する。球を手で左右に押し倒すようにし、球と外葉の間にある芯をナイフで切る。収穫した後のキャベツの根は畑に植えっぱなしにせず、抜いて処理する。

葉ネギ

ネギ

【畑・露地植え】
1.植付け2週間以上前から苦土石灰を1㎡あたり100g入れて耕す
2.植付け1週間前に完熟堆肥を1㎡あたり3kg蒔き、化成肥料を1㎡あたり2握り(約150gほど)入れて耕す
3.幅60~90cmの畝を仕立てたら、条間10cm、深さ1cm、5mm間隔で筋蒔きする
4.種まき後は5mm程土を被せたら上から軽く押さえ、たっぷりと水やりをする

【プランター】
プランターに植付ける場合も露地上と同じ要領、株間で植え付ける。深さ10cm、長さ25cm、奥行25cm以上のものが植えやすい。土は野菜専用培養土を使い、プランターの底には鉢底石を2cm程敷いておく。

・収穫期
草丈30~40cmになったら収穫できる。収穫方法は2つあり、株ごと引き抜くか、地際から3cmぐらいのところをハサミで切って収穫する。ハサミで切り取る場合は、収穫後に追肥と土寄せすれば、期間をおいてから葉がまた伸びてくるので数回にわたって収穫が可能。

ササゲ

ササゲ

【畑・露地植え】
1.植付け2週間以上前から苦土石灰を1㎡あたり120g蒔き耕す
2.植付け1週間前に堆肥を1㎡あたり2kg蒔き、化成肥料を1㎡あたり約50gほど)入れて耕す
3.幅90cmの畝を仕立てたら、株間40cm、条間60cmの間隔を取る。深さ2cmの穴を掘り、3~5粒程度種を蒔く
4.種まき後は5mm程土を被せたら上から軽く押さえ、たっぷりと水やりをする

【プランター】
プランターは65×30 ×35cm(土の容量約35リットル)サイズのものに培養土を入れて育てる。
2株植える際は株間を30cm程度離して植える。

・収穫期
開花後、約2週間で収穫できる
十六ささげで35~40cm、三尺ささげで45cmほど。豆として収穫する際は莢が充分黄色くなってから収穫する。

7月に植える果物のおすすめは?

この時期は果物類の苗が出回ることが少ないですが、植付け可能な果物類としては、熱帯地方で育つ南国フルーツ類などがあります。7月初旬~上旬までの植付けならギリギリ間に合いそうです。

こうした南国フルーツはもともと熱帯地方の果物なので、日当たりを必要とします。7月~8月頃の気温が高く日照時間も長い時期に合わせて育てるほうが生育がよく、実の色づきもよくなります。

パッションフルーツ

パッションフルーツ
つる性の植物で、トケイソウに似た花が咲きます。実の中はゼリー状で甘酸っぱく種ごと食べられます。

・植付け

【畑・露地植えの場合】
日当たりや水はけがよく、風当たりの強くない場所を選んで植える(2本以上植える場合は株間150cm~200cm以上)
1.直径・深さ50cm程度の穴を掘ったら、掘り上げた土5に対して腐葉土3、小粒の赤玉土2を混ぜて穴に戻す
2.混ぜた土のうち3分の1程度取り分けたら、1株あたり300gの粒状肥料を混ぜて埋め戻す
3.残りの3分の2の土を使って苗を植え付ける(肥料が根に直接当たらないよう気を付ける)

・収穫期
表面の皮が紫色になり自然に落果してから収穫する。
真夏の高温期では落果した実を放置すると、4~5日で実が萎縮する。
(中の果汁が減少し香りも変わってしまうので、早めに取って食べるとよい)

夏野菜よりも秋に向けた野菜がおすすめ

7月中旬からは梅雨明けし気温もぐっと高くなります。夏野菜の多くも生育適温は15℃~25℃ぐらいとなっており、気温が高ければ高いほどよいというものでもありません。

またここで紹介した南国育ちの果実も、実は植付けするなら4~6月がベストとなっているので、植付けされる場合はお早めに。7月からは夏野菜よりもできるだけ秋の収穫に向けた野菜の栽培を行うのがおすすめです。

更新日: 2023年06月14日

初回公開日: 2020年06月09日

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