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8月の家庭菜園|植えたいおすすめの野菜や果物は?

お盆を過ぎても、まだまだ厳しい暑さが残る8月。この時期からは秋野菜の植え付けにチャレンジしてみましょう。8月初旬に植える野菜の中には収穫までの期間が短いものもあり、早ければ9月に収穫できます。果物類では苗の植付け時期ではないのですが、南国フルーツの水耕栽培などにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?また室内生育が可能な鉢植え苗なども一部出回っているので、ご紹介します。

8月の家庭菜園の特徴

ニンジン

8月からは秋植え野菜の植付けが始まります。8月に植え付ける野菜の特徴は、低温に弱く、暑い時期に比較的育ちやすいということがあげられます。

輪作する場合

この時期に野菜を植付ける場合、直前まで前作物として植えていた野菜があるかもしれません。たとえば4月頃~7月末頃まで夏野菜の収穫をし、その後8月中旬以降ぐらいから秋野菜の植付けをするというようなことも場合によっては可能です。

同じ畑に異なる種類の野菜を一定の順序で周期的に代えて栽培することを「輪作」といいますが、野菜にも相性があり連作障害を起こしにくい組み合わせというのが存在します。

「連作障害」とは、同じ科の仲間の作物を同じ場所で植え続けていると土壌のバランスが崩れたり、その作物にとって有害な細菌や病害虫が発生する密度が高くなり、苗全体が弱ったり収穫量が落ちてしまうことです。それを避けるためにも植付けパターンを知っておくと役立ちます。

この連作障害が出にくい輪作パターン例をあげると

・ナス・ピーマン(5月~8月初旬頃まで)→キャベツ(8月中旬以降に植付け)
・コマツナ(4月中旬~6月中旬頃)→コカブ(8月下旬頃~植付け)
・ジャガイモ(4月から7月中旬)→レタス(8月初旬頃~)
・キュウリ(5月頃~7月末頃まで)→
・インゲン(5月初旬~7月初旬頃まで)→葉ネギ(8月~)

などがあります。あくまで一例ですが、冷涼地と暖地では植え付け時期に差がありますし、土のコンディションによってはもう少し間をあけたほうがいい場合もあります。ただいずれの場合も、植付けの1か月前には土づくりを終えておくのがベストです。8月に栽培する野菜の土作りは7月の収穫が終わったらすぐに行いましょう。

8月の家庭菜園でおすすめの野菜

コマツナ栽培

8月に植付ける野菜にはブロッコリーやニンジンなど低温では育ちにくい野菜や、コマツナやフダンソウなど1年中栽培を楽しめる野菜を選ぶといいでしょう。

8月下旬頃から少し涼しくなってくるようであれば、ハクサイやダイコン、ゴボウなど生育適温20℃~25℃ぐらいの環境でよく育つ野菜も植付けできるようになってきます。

ブロッコリー・スティックセニョール

ブロッコリー

・植付け(苗を植付ける場合)
【畑・露地植え】
1.植付け2週間以上前から苦土石灰を1㎡あたり100g、完熟堆肥を1㎡あたり約2kg入れて耕す
2.植付け1週間前に化成肥料を1㎡あたり2つかみ(約150gほど)入れて耕す
3.幅40cmで畝を立てたら40cm間隔で苗を植付ける。(苗には割り箸などで仮支柱をすると安定する)
4.苗の植付け後は、根づき生育し始める頃と、花蕾が見え始めた頃に的確に追肥する

【プランター】
プランターは深さ30cm以上あるものがおすすめです。
底に鉢底石を敷いてから培養土をプランターの縁から約3cm下まで入れてならし、露地植えと同じように苗を植えます。
(2株以上植える場合は株間を30cm以上あける)

・収穫期
草丈25~30cm程度になったら、株元を握って引き抜く(根が長いので根は包丁やハサミを使って際で切断する)

苗のてっぺん部分の花蕾が十分に育つと普段食べているブロッコリーの形になってきます。硬くしまっているうちにナイフなどで切り取りましょう。左右両側にも花蕾がつくことがありますが、これらも大きく育てるにはてっぺん部分を若い頃に短めに切り取ってから追肥しておくことがポイントです。

ニンジン

にんじん 栽培
・植付け
【畑・露地植え】
1.植付け2週間以上前から苦土石灰を1㎡あたり100g入れて耕す
2.植付け1週間前に完熟堆肥を1㎡あたり約3kg、化成肥料を1㎡あたり2握り(約100gほど)入れて耕す(石ころなどがあればできるだけ細かく取り除き、土の塊があれば砕くか取り除く)
3.畝面をできるだけ平らにしたら、幅2~3cm、深さ1cmほどの溝を作ってそこに2~3mm間隔で種を蒔く(すじ蒔き)
4.種を蒔き終わったら5mmほど土を被せ、手などで軽く押さえてからたっぷりと水やりをする(乾燥を防ぐために細かく切った藁や腐葉土などで覆うとよい)

※堆肥は「完熟」したものを使いましょう。未熟堆肥は股根になりやすくなります。

【プランター】
プランターで育てる場合は、五寸ニンジンなど短い品種を選ぶと育てやすい。
プランターで植える際も露地植えと同じように種まきして育てる。
・収穫期
種まき後、三寸ニンジンであれば100日前後、四~五寸のものであれば130日前後で根が太ってくるので、大きくなったものから順番に収穫していく。

秋キュウリ

秋キュウリ

・植付け(ポットに種まきする場合は直径3cm深さ1cmの穴を掘り、種同士が重ならないように2~3粒離して蒔く)
【畑・露地植え】
1.植付け2週間以上前から苦土石灰を1㎡あたり100g入れて耕す
2.植付け1週間前に堆肥を1㎡あたり2kg蒔き、化成肥料を1㎡あたり2握り(約100gほど)入れて耕す
3.ポット幅60cmの畝を仕立てたら、深さ1cm、直径3cmの穴に種を3~4粒離して蒔く(株間は15cm)
4.種まき後は5mm程土を被せ、上から軽く押さえ、たっぷりと水やりをする(発芽するまで25℃~30℃に保つ)

【プランター】
1株に対して直径30cm以上の深型で、できるだけ大きめのプランターを用意する。苗を植付ける場合は株間40cm間隔が目安(長さ65cmのプランターで2株)

・収穫期
各品種の特性に応じて収穫適期を逃さないように気を付けましょう。果実は葉の裏に隠れていて気づいたら食べごろを逃すほど大きくなっていることも多いので普段からよく観察しておきましょう。

フダンソウ

【畑・露地植え】
1.植付け2週間以上前から苦土石灰を1㎡あたり100g入れて耕す
2.植付け1週間前に完熟堆肥を1㎡あたり2kg蒔き、化成肥料を1㎡あたり2握り(約150gほど)入れて耕す
3.幅60~90cm、高さ15cmの畝を仕立てたら、条間20cm、約3cm間隔で種を蒔く1.5cmほど土を覆いかぶせる軽く押さえる。
4.1.5cmほど土を覆いかぶせる軽く押さえ、たっぷりと水やりをする

【プランター】
プランターに植付ける場合も露地上と同じ要領、株間で植え付ける。深さ10cm、長さ25cm、奥行25cm以上のものが植えやすい。土は野菜専用培養土を使い、プランターの底には鉢底石を2cm程敷いておく。

・収穫期
15~20センチくらいの小さいうちに収穫します。また収穫の際は、外側の葉からはさみで切り取るようにすると、内側にある新芽が大きくなりそこからまた新しい葉が生えてきて収穫できます。

芽キャベツ

芽キャベツ 栽培

【畑・露地植え】
1.植付け2週間以上前から苦土石灰を1㎡あたり120g蒔き耕す
2.植付け1週間前に堆肥を1㎡あたり2kg蒔き、化成肥料を1㎡あたり約100gほど)入れて耕す
3.幅50cm(1条の場合、2条の場合は80cm)の畝を仕立てる。種はポット蒔きで直径3cmの穴に3~4粒を離して蒔く
4.種まき後は5mm程土を被せたら上から軽く押さえ、たっぷりと水やりをする

【プランター】
プランターの縁から5~6cm下まで培養土を入れ、本葉5~6枚の苗を植付ける。
苗を植付けたら苗に対してななめになるように割りばしで仮支柱をする。
2株植える際は株間を30cm程度離して植える。

・収穫期
茎の付け根から出てくるわき芽が球状になってくるので2~3cmになったら手でやさしくひねってもぎ取るかハサミで切り取って収穫する。

8月の家庭菜園でおすすめの果物

この時期は日本で一般的な果物の苗が出回る機会は少ないです。果物の苗の多くは11月頃~3月頃にかけての休眠期に植付け・植え替えすることが多いので、8月はまだそれに適した時期ではありません。

また日本国内では8月以降少しずつ気温が下がります。暖地やハウス栽培を除いては冬越ししなければいけないことなどから、メロンやスイカなど1年限りの苗を植付けるには遅すぎます。

そこで、室内でも育てられる鉢植えの苗木を購入して育てたり、スーパーなどで購入した果物の種や葉の部分から育てる方法があるのでそちらをご紹介します。

ヘタから育てるパイナップル

パイナップル へた

・植付け
パイナップルのヘタ(葉っぱ)の部分を切り落とし、1か月ほど水につけて発根させる。
5~10cm発根させたら、茎の部分が隠れるぐらいまで土を入れる。鹿沼土酸性の土に植付け、たっぷりと水やりをする。(鉢の底から水が溢れでるまで)
気温が5度以下になる時は室内に取り入れましょう。

・収穫期

10月頃に植えると翌年4月頃に花を咲かせ、9月頃に実が黄色く色づき始めます。芳香な香りが漂い始めたら収穫適期です。

アイスクリームバナナ

バナナ 苗木
・植付け
耐寒性の強い品種ですが、温暖地以外では鉢植えのまま育てるのをおすすめします。そのほうが室内に取り込んだりと寒さ対策もしやすいためです。ただ関東以南の地域では幹を保温すれば露地栽培でも、気温-5度までは耐えることができます。

露地植えする場合は、植付け土に赤玉土小粒7、腐葉土3の割合で配合するなど水はけのよい用土を作って植えつけましょう。

・収穫期
果実が15~20cm程度になり実が丸くなったら収穫し、追熟させます。実が黄色くなったら食べごろです。

8月の家庭菜園を楽しもう

8月はお盆を過ぎてもまだまだ残暑が厳しいです。ニンジンなどはこの残暑を活かして育ててみましょう。果樹に関してはバナナの苗などは、開花時期が8月なので、7月下旬頃までに苗が出回ることが多いようです。パイナップルは栽培適温が20~30度となっているので、翌年の収穫にむけてヘタや葉を挿して気長に育ててみましょう。

更新日: 2022年07月27日

初回公開日: 2020年06月12日

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