ヤマボウシは花びらや紅葉の美しさを楽しむことができる植物ですよね。個性的な見た目のせいで、果実が食べられることを知らない方も多いかもしれません。今回は、ヤマボウシの実はどのように食べるのか、果実の味や効能についてまとめました。
ヤマボウシの実の味と実がなる時期

ヤマボウシは、6~7月頃に花が開き、9月頃に果実を実らせます。ヤマボウシの実は、皮が赤色やオレンジ色で果肉は黄色をしています。熟すと地面に落下し、そのまま皮を剥いて生でも食べられますよ。
果肉には小さな種がたくさん入っていて、味は甘く、よくマンゴーやバナナ、あけびの味に似ていると例えられます。ただし、ぶつぶつした見た目から、食べられることをあまり知られていない果実です。
ヤマボウシの実の効能

ヤマボウシの実にはビタミンやカロチン、アントシアニンなどを含み、滋養強壮や疲労回復などの効能があるといわれています。果実を乾燥させてから利用すると、下痢や腹痛にも効くそうですよ。
ヤマボウシの実の4つの食べ方

ヤマボウシの食べ方は、4つあります。1つはそのまま生で食べる方法、2つ目は乾燥させて食べる方法、3つ目はジャムにして食べる方法、4つ目はお酒にする方法です。
ブルーベリーと同じくらい使用用途が広く食用に向いていることがわかりますね。
ヤマボウシの実を使ったジャムの作り方

ヤマボウシが熟して落ちた実や、熟したものを収穫した実を準備します。まずは、ヤマボウシを水に入れて手でしっかりと洗い、皮のつぶつぶ部分を取り除きます。
次に、軽く手で潰して、上から砂糖をまぶしながら混ぜ合わせ、約30分~1時間ほど置いておきます。
その後に、鍋に果実を入れて中火で温め、沸騰したら火を止めて粗目のザルで果肉をこします。何回かこした後に、細かい目のザルに変えて果肉をこして、再び中火にかけます。
木べらなどで焦げ付かないように底や鍋肌をなぞりましょう。底をなぞった際に一瞬鍋底が見えるくらいのとろみ具合になったら、レモン汁を加えれば完成です。
■ ジャムの材料
- ヤマボウシの実 600g
- 砂糖 200g
- レモン汁 大さじ1杯(15g)
ヤマボウシの実を使った果実酒の作り方

ヤマボウシの実で果実酒を作ることもできます。まず収穫した果実のヘタを取り、しっかりと水洗いをして汚れを落とします。キッチンペーパーなどで水気を取り、果実酒用の容器に入れます。
ホワイトリカー、氷砂糖、レモンを加え2~3ヶ月間浸け置きします。2~3ヶ月後に果実を取り出してさらに半年~1年間熟成させれば完成です。
水洗いの際に、実を潰さず丁寧につぶつぶを落としておくと、漬け込み中の見た目が良くなりますよ。
■ 果実酒の材料
- ホワイトリカー 実の3倍の量
- 氷砂糖 ホワイトリカー1Lに対して100g
- レモン 1/4個
花・紅葉・実を楽しむヤマボウシ

ヤマボウシの実は、生でも調理しても美味しくなります。花や紅葉の美しさだけではなく、果実の味覚も楽しめると一石二鳥でヤマボウシを堪能することができますね。
育て方もそれほど難しい樹木ではないため、ぜひ苗木から育ててみてはいかがでしょうか?

