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【プランターに満開の花を】育て方のポイントや注意点は?

花を育てていると、生長を間近で感じることができ、愛着もどんどん湧いてくるものです。また、色とりどりの植物によって空間が明るく彩られます。

ただ、広いスペースがないからと、ガーデニングをあきらめていませんか?プランターを活用すれば、ベランダなど限られたスペースでも楽しく簡単に園芸を楽しめますよ。

今回は、プランターで花を育てるときのポイントや注意点などについて詳しくご紹介します。

プランターで花を育てるコツは?

ガーデニングでは、植物を植えたり、生けたりする入れ物をプランターや植木鉢と呼びます。欧米では鉢とプランターは区別せず、ほとんどを「flower pot(フラワーポット)」と呼んでいます。

日本では、円形の容器を植木鉢、長方形の大型なものをプランターと分けて呼びます。

1. 通気性の高いプランター

プランターの大きさは「●型」で表します。1型=1cmなので、標準とされる横幅65cmプランターは、65型となります。植木鉢の大きさは「●号(1号=3cm)」と表記します。

材質は、プラスチックや木製、陶器製、金属製など様々です。プランター選びで大切なのは、陶器製や木製のようにプランター自体が水を吸収したり、通気性があること。

安価なプラスチック製に比べて、少々値段が高くなったり、重みが増したりしますが、花の栽培には向いています。

2. 近くに植えすぎない

植物に合った適切な間隔を空けて、株を植えることが大切です。植木鉢よりもサイズが大きい分、たくさん植えられますが、ついつい株同士の間隔を狭くして、花同士がお互いの生長を邪魔しあうことがあります。

また、枝や花が混みあうと風通しが悪くなり、蒸れて病気や害虫がつきやすくなるので、注意が必要です。

3. 新しい土を使う

古い土は雑菌やカビが繁殖してしまっていることがあるので、新しい土で栽培をはじめてください。

プランターでの花の育て方!種まきや苗植えの方法は?

種まきや苗を植える適期は、花やハーブ、野菜など植物の生長速度によって様々です。種まきから1ヶ月ほどで収穫できるものもあれば、秋や冬に植えて、春や夏に収穫できるものも。

ただ、気候の穏やかな4~5月か9~10月に植え付けるものが多いです。

種まき

種まきのポイントは2つあります。1つは、種をまいた後、日の当たる場所か暗い場所で管理するかの2通りがあること、もう1つは発芽するまで土の湿った状態を維持することです。

毎朝、霧吹きなどで水を噴きかけて、種が動かないよう気を配りながら土を湿らせ、乾燥を防ぎましょう。

  1. プランターの底に鉢底ネット、鉢底石、軽石などを入れる
  2. 土を入れて種をまく(1粒ずつまくか、複数個をばらまきにするかは花次第)
  3. 日光を嫌う種であれば種に土を被せ、風通しのよい暗い場所で管理する
  4. 日光を好む種は土は被せず、風通しのよい明るい窓ぎわなどで管理する
  5. 毎朝、霧吹きで種や土を湿らせる ※乾燥が早い場合は、新聞紙などを被せるのがおすすめ
  6. 種が発芽してきたら、発育のよい種を選んで、周りの種を取り除く
  7. 本葉が出て、根っこも数cmに育ってきたら、1株につき1小ポットへ植え替えが可能
  8. プランターでそのまま育てる場合は、株の間隔に気をつける
  9. 苗が育ってきたら、種まき用の土や肥料成分の少ない土を使っていた場合は、一度プランターの土を入れ替える

苗植え

株同士の間隔を十分にとって、適当な数を植えていくとよいですよ。65cmプランターなら苗2~3つ、90cmプランターな苗3~5つくらいが植え付けの目安です。

  1. プランターの底にネットや鉢底石を敷く
  2. 草花用培養土など植物に適した土をプランターの縁から1~2cm下くらいまで入れる
  3. 苗よりも1回り大きな植え穴をシャベルなどで掘る
  4. 育苗ポットから苗を取り出し、根についた土を軽くほぐす
  5. 株元が土の表面の高さにくるよう調節しながら、苗を植え付ける
  6. 土全体に鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水をかけて、苗と土をなじませる
  7. 直射日光の当たらない、日当たりのよい場所で管理する

プランターでの花の育て方!水やり、肥料の与え方は?

水やり

水やりは「土の表面が乾いたら、底から流れ出るくらいたっぷりと」が基本です。植物の生育期であったり気温が高かったりすると、土の乾きも早くなります。

一方、多くの植物の生長が止まる冬は、水分をそれほど必要としないので、水やりの回数も減っていきます。

多肉植物など元々水をあまり必要としない種類は、一切水やりをしないことも。このとき、水を与えすぎてしまうと、根腐れを起こして枯れてしまうので注意してください。

ガーデニング初心者が植物を枯らす原因のほとんどは、「水不足」ではなく「水の与えすぎ」です。土が乾燥していないうちは、水やりを我慢してくださいね。

肥料

市販されている培養土には、あらかじめ肥料が混ぜ込まれています。そのため、土に肥料を混ぜ込んでおく必要はありません。

自分で土を配合するときは、マグアンプなどゆっくりと土へ溶けていく、「緩効性」の化成肥料がおすすめ。

生育期に合わせて、追加で肥料が必要なものは、速効性の高い液体肥料などをおりまぜながら、適宜肥料を与えていきます。

プランターで育てた花の植え替えは?

同じ場所で植物を育てていると、植物が生長することでスペースが狭くなっていきます。また、土の栄養も時間がたつに連れて減っていきます。

一年草の場合は植え替える必要はありませんが、多年草の場合は定期的に植え替えをして、環境をリフレッシュさせてあげましょう。

プランターで花を育てる時に注意することは?

1. 受け皿に水をためない

鉢底に水が溜まっているときは、すぐに水を捨てるようにしましょう。水やりのあとはなるべく鉢底から水が流れ切ってから受け皿にのせるとよいですよ。

受け皿に水が溜まっていると、土中に水がたまり、新しい空気が入ってこないので、植物が酸素を根から吸い上げられず、根腐れを引き起こしてしまします。

2. なるべくコンクリートに直置きしない

ベランダで花を栽培するときは、すのこなどの上にプランターを起きましょう。

直接コンクリートの上に置くと、直射日光で温まったコンクリートの熱がプランターの底から伝わり、根を傷めることがあります。

3. 日光のよく当たる場所では花が咲かないことも

日照時間によって花芽の形成が左右されるものがあります。たとえば、朝顔やコスモス、ポインセチアは、暗くなる時間が多くなるほど花芽が作られていく、短日植物と呼ばれる性質をもっています。

そのため、蛍光灯の下やベランダなど1日中、日光のあたる場所にプランターを置いてしまうと、花が咲かなくなってしまいます。

プランターで花を育てて楽しもう!

室内や庭のちょっとしたスペースに花が咲いていると、気持ちが和みますよね。明るい色の花なら元気がもらえて、落ち着いた色の花ならリラックスさせてくれることも。

一言に花といっても育て方が豊富で、それぞれの栽培ポイントも違います。ただ、基本をマスターしておくと、色々な植物を育てるときも応用がききますよ。ぜひ、プランターでの花の栽培を楽しんでくださいね。

初回公開日: 2016年04月17日