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ガウラ(ハクチョウソウ)の花言葉と育て方|種まきや苗の植え方は?

ガウラの小さな白い花が群れて咲く姿には、舞い踊る蝶のような美しさがあります。暑さや寒さに強く、草丈も品種によって様々なことから、花壇やプランター植えに人気です。また、横に広がらないことから、他の花との寄せ植えにもおすすめ。今回は、そんなガウラの花言葉と育て方についてご紹介します。

ガウラ(ハクチョウソウ)の花言葉とは?

ガウラ

『負けず嫌い』『清楚』『我慢できない』『行きずりの恋』

花から花へと飛び移る蝶のような花姿から、「行きずりの恋」という花言葉が付けられました。また、「負けず嫌い」「我慢できない」という花言葉は、他の植物と競うようにたくさんの花を咲かせることにちなみます。

ガウラ(ハクチョウソウ)の花の色や別名は?

学名
Gaura lindheimeri
科・属名
アカバナ科・ガウラ属(ヤマモモソウ属)
英名
White gaura
原産地
北アメリカ
開花期
5~10月
花の色
赤、白、ピンク、複色
別名
白蝶草(ハクチョウソウ)
山桃草(ヤマモモソウ)

ガウラ(ハクチョウソウ)とは?どんな花?

ガウラ 白蝶草

ガウラは、北アメリカのテキサスからルイジアナ州が原産の多年草です。草丈は30cm以上で、大きいものになると200cmを越すものもあります。

長く伸びた茎にいくつもの小さな花を付け、1つ1つの花の寿命は2~3日と短いですが、初夏から秋にかけて花を次々に咲かせ、長い期間花が楽しめる植物です。

名前の由来

学名の「Gaura(ガウラ)」は、ギリシャ語で立派だということを表す「gauros」が語源となっています。これは、他の花に負けずに咲く花の様子にちなんで付けられました。和名の「白蝶草(ハクチョウソウ)」は、蝶のような花姿に由来します。

ガウラ(ハクチョウソウ)の育て方のポイントは?

日当たりと水はけのよい場所であれば、元気に育てることができます。日当たりが悪いと、花つきが悪くなります。

ガウラ(ハクチョウソウ)の種まき、苗植えの時期と方法は?

ガウラ

種まき

4~5月初旬か、9~10月中旬が適期です。秋にまくと、翌年の春に花を咲かせます。

1. 育苗ポットや育苗箱に赤玉土を入れる
2. 種をばらまき、軽く土を被せる
3. 土が乾かないように水やりをして管理する
4. 発芽したら、混み合っている部分を間引く
5. 本葉が3~4枚になったら、強い苗を選んで鉢や地面に植え替える

苗植え

3~5月が適期で、鉢か地面に植え付けることができます。根をよくはるので、鉢植えは、苗よりも1回り大きな鉢に植え付けましょう。地植えは、日当たりと水はけのよい場所を選んで、株同士の間隔を10~15cmほど空けて植えてください。

ガウラ(ハクチョウソウ)の土作り・水やり・肥料の与え方

土作り

水はけのよい土を好みます。鉢植えは、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜ合わせたものか、市販の草花用培養土がおすすめです。地植えは、事前に植える場所の土を耕しておき、腐葉土を2~3割混ぜておきます。

水やり

地植えなら、水やりの必要はありません。鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。乾燥した状態が続くと、生長が止まってしまうので注意してください。

肥料の与え方

植え付けるときにゆっくりと効く緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。追加の肥料は必要ありません。

ガウラ(ハクチョウソウ)の剪定の時期と方法は?

ガウラ 白蝶草

茎が長く伸びると倒れやすくなってしまうほか、茂ると湿度が高くなり、病気や害虫の被害を受けやすくなります。4~5月頃に草丈が2/3ほどの高さになるよう剪定しましょう。梅雨の前に行うのがポイントです。

ガウラ(ハクチョウソウ)の植え替えの時期と方法は?

鉢植えは、根詰まりを防ぐために、1~2年に1回、3~5月に植え替えます。手順は、植え付け時と同様です。

ガウラ(ハクチョウソウ)の増やし方!挿し木や株分けの時期と方法は?

ガウラ 白蝶草

ガウラは、種まき、挿し木、株分けで数を増やすことができます。種まきの時期や手順は、植え付け時と同じです。花が咲き終わった後に種を採取し、翌年の春まで保管しておきます。

挿し木

4~5月が適期です。5~10cmほど茎をカットし、下1/3ほどの葉っぱを取ってから赤玉土(小粒)に植え付けましょう。土が乾かないよう水やりをして管理し、根っこが十分に生えたら鉢や地面に植え替えてください。

株分け

3~5月に行います。それぞれの株に芽が2~3個以上付くように、株を手やナイフで分けていき、鉢や地面に植え付けます。植え替えと同時に行うと効率的ですよ。

ガウラ(ハクチョウソウ)の育て方で注意する病害虫は?

灰色カビ病

株が混み合って、風通しや日当たりが悪くなると感染しやすくなるカビの病気です。発生初期は水がしみたような模様が花びらや茎葉に現れ、それがだんだん広がり、最終的に枯れてしまいます。病気にかかったところを切り落として、広がるのを防ぎましょう。

アブラムシ

茎葉や花に針を突き刺し、栄養を吸い取る害虫です。また、排泄物はすす病を誘発するので、見つけたらすぐに殺虫剤で駆除してください。

ガウラ(ハクチョウソウ)の花はガーデニング初心者におすすめ

ガウラ

肥料をあまり必要とせず、手間をかけなくてもかわいい花を咲かせるガウラ。花から自然に落ちた種が発芽するほど丈夫なので、1鉢持っていればどんどん数が増えていきますよ。ガーデニング初心者に、おすすめの花の1つです。

更新日: 2021年06月02日

初回公開日: 2015年10月26日

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