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グランドカバープランツ8選!おすすめのハーブは?

ガーデニングを楽しむうえで、雑草の駆除は大変な作業の1つですよね。いくら抜いても生えてきて、気が抜けない…という方も多いのではないでしょうか?そんな方は、ハーブをグランドカバーとして植えるのがおすすめです。美しい緑を楽しめるだけでなく、防虫効果も期待できますよ。今回は、グランドカバーにおすすめのハーブを8つご紹介します。

グランドカバープランツとしてハーブを植えるときのポイントは?

グランドカバーとは、地面を隠すために植えられる植物のことです。草丈が低く、地下に根を張り、地をはって覆うように茎や葉が伸びる植物がよく使われます。

ハーブは、根を様々な方向に広げて育つものが多いことから、グランドカバーに向いています。中には、雑草の生育を抑え、虫を寄せ付けない効果のある種類も。

ただ、生育がよすぎて予想以上に範囲が広がり、大切に育てている草花を枯らす恐れがあります。また、掘り起こしても、根が土に残っていると再び芽を出してしまいます。地中に仕切りを埋めるなどして、生育範囲を制限する工夫が大切です。

グランドカバープランツにおすすめのハーブ8選

1. タイム

クリーピングタイム

タイムは、草丈1~30cmに生長する小柄なハーブで、葉は清々しい香りがします。約400種が北半球を中心に自生し、茎を上に伸ばすタイプと、横に広がって育つタイプの2つに分けられます。

グランドカバーにするなら、横に広がるクリーピングタイムなどがおすすめです。乾燥気味に育てれば、病気にかからず、手間も少なくてすみますよ。

2. アジュガ

アジュガ

マットを敷いたように地面に広がって育ち、春になるとピンクや青紫の花を咲かせるアジュガ。かつては止血や鎮痛作用のあるハーブとして利用されていました。

現代では、観賞用として栽培されようになりました。草丈は10~30cmで、「チョコレートチップ」や「バーガンディグロウ」など、葉に斑の入る品種もたくさんあります。直射日光が苦手なので、日陰か明るい日陰に植えてください。

3. カモミール

カモミールは、白く可憐な花姿の一方で、「苦難に耐える」「逆境で生まれる力」という、たくましい花言葉をもつハーブです。日本では、「カミツレ」という名称で知られています。

多年草で草丈が低いローマンカモミールが、グランドカバー向きで、青りんごのような甘い香りを楽しめますよ。

コンパニオンプランツとしてもよく使われ、アブラムシなど害虫に強いのもうれしいですね。

4. ミント

ハーブ ミント

ミントは、繁殖力が強く、初心者でも簡単に育てられます。ただ、生育が旺盛すぎて、広がりすぎてしまうことも。そのため、どの種類を植えるかがとても大切です。

コルシカミントやペニーロイヤルミントは、生育が比較的穏やかで、グランドカバーによく使われています。

いずれも葉が密集し、こんもりとした草姿がかわいらしいですよ。冬の霜に当たると枯れてしまいますが、春になると新芽がまた生えてきます。

5. ローズマリー

ローズマリー

ローズマリーは、日向・日陰を選ばず、どんな場所でも元気に育つ植物です。魚屋肉料理の臭み消しによく利用されています。草丈が種類によって様々なので、草丈の低いものを選ぶようにしましょう。

葉は、ほぼ1年中収穫でき、秋~春にかけて白や淡いブルー、ピンクの花を咲かせます。香りも花も楽しめる、贅沢なハーブです。

6. スイートバイオレット

スイートバイオレットは、花が減って庭が寂しくなる冬から春にかけて、紫色のかわいらしい花を咲かせます。

バラやラベンダーと並んで香水の原料に使われるほど花の香りが強く、古代ギリシャ時代から栽培されてきました。

また、喉の痛みや気管支炎、興亜に円などを解消してくれる効果があることから、ハーブティーや砂糖漬けにして楽しめます。

多年草で寒さに強く、日陰でも元気に育ちますが、暑さには弱いので風通しのよい場所に植えるのがポイントです。

7. クラウンベッチ

クラウンベッチは、暑さ、寒さ、乾燥に強い、マメ科の多年草です。ピンクと白の混ざったポンポンのような花は、春~夏の終わりまでの長い期間を楽しめます。

アレロパシーという植物の生長を抑える物質を出しており、虫や雑草を防ぐ効果が高いとされています。畑や果樹園の雑草よけによく使われていますよ。

8. ラムズイヤー

茎や葉が白い毛で覆われており、花壇の縁取りやグランドカバーによく利用されるラムズイヤー。ふかふかした葉は香りがあり、乾燥させてポプリなどに利用されます。

寒さに強く、5~7月には淡い紫色の花を咲かせます。株が蒸れると腐りやすいので、風通しのよい半日陰の場所で育てるのがおすすめです。

グランドカバープランツはハーブが丈夫で育てやすい

ハーブは虫や病気を退ける効果があり、よい香りを放つものが多いですよね。今回ご紹介したものは、環境を選ばず、育てやすいものばかりです。

庭一面を被ったり、花壇のすき間に植えたりと、庭の雰囲気にあったハーブを、グランドカバーにして育ててみてください。

更新日: 2022年03月30日

初回公開日: 2015年10月03日

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