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冬の果物といえば?冬が旬のフルーツ一覧!

いつの季節もフルーツは甘くおいしいものです。中でも、冬に旬を迎える果物は栄養価が高く、体の免疫力を高めるビタミンCを多く含んでいるものが多くあります。寒さが日に日に強まり、風邪をひきやすい季節だからこそ、積極的に食事やデザートに取り入れていきたいですね。特に、自分の手で育てたものなら、おいしさは格別なはず。今回は、家庭で栽培するのにおすすめな、冬が旬の果物を7種類ご紹介します。

冬の果物といえば?一覧で紹介!

・いちご
・みかん
・ぽんかん
・金柑
・はっさく
・文旦
・だいだい
・伊予柑
・柿
・ぶどう
・柚子
・レモン
・キウイ

以下、特に旬でおすすめの果物を7つご紹介していきます。

冬の果物7選

1. イチゴ(苺)

イチゴ

甘酸っぱくジューシーな味わいが特徴のイチゴ。バラ科の多年草で、たくさんランナーを伸ばしながら、どんどん株を増やしていく多年草です。春になると白い花を咲かせ、秋の終わり頃から春にかけて、1株10~15個の実が収穫できます。実は生で食べるだけでなく、ジャムやジュースに加工したり、ケーキの具材にしたりします。

ランナーが生えてきやすいよう、浅く植え付けて水不足に気をつけながら育てていきます。ただ、常に土が湿っていると、根腐れを起こしてしまうので、土の水はけに気を配っておくと安心です。一般に出回るのは12~5月頃ですが、家庭菜園で育てるときは4~6月に収穫して楽しみます。

収穫時期 11~5月(家庭菜園では4~6月)
植付時期 9~10月

2. リンゴ

リンゴ 木

リンゴは、青森県が名産地として知られる冬の果物の代表的存在です。涼しい気候を好み、寒さに強いことから、全国どこでも栽培することができます。また、人気の果物ということもあって、品種が豊富なのもうれしいポイントとなっています。

基本的に自家結実性が低いので、リンゴの実を収穫したいときは授粉の相性がよい木を2品種以上近くに植え付ける必要があります。ただ、家庭での栽培に、それほど広いスペースはとれないことも多いもの。そんなときは、姫リンゴなど1本でも実を結ぶ品種を選ぶようにしてくださいね。

収穫時期 8~12月
植付時期 2~3月/10~12月

3. みかん

ミカン

冬にこたつで温まりながら食べるフルーツと言えば、みかん。古くから日本で栽培されていたことから、育てやすく、果樹の中でも栽培の難易度は低めです。また、樹高も2m前後とそれほど大きくならず、濃い緑色の葉っぱを1年中茂らせることから、シンボルツリーにも最適。収穫した実はビタミンCが多く、風邪の予防にぴったりです。

日当たりのよい場所で育て、摘果をして数を制限することがおいしい実を収穫するコツです。7~8月頃、鉢植えなら1本の枝に2~3個、地植えなら葉っぱ20~30枚に対して1個の割合で、実の色艶がいいものを選んでそれ以外を手やハサミで摘み取っていきます。

収穫時期 10~12月
植付時期 3~4月

4. 柿(カキ)

カキ 柿 地植え (2)

柿は、カキノキ科・カキノキ属に分類される落葉樹です。日本全国で栽培され、明治時代にはすでに1,000を超えると言われるほどたくさんの種類があります。これらは、甘みが強い「甘柿」と渋い「渋柿」の2種に大別されるので、用途や味の好みによって育てたいものを選んでいきましょう。5月上旬〜6月下旬にかけて、きれいなクリーム色の花を咲かせる姿も、家庭菜園での楽しみの1つです。

「桃栗3年、柿8年」と言われるように、柿は育てはじめてから実を付けるまで年月がかかります。早く収穫を楽しみたい人は、接ぎ木苗を利用すると、4年ほどで実を付けるようになりますよ。また、毎年摘蕾、摘果を行って実の数を調節してください。

収穫時期 8~12月
植付時期 11~3月

5. 柚子

ユズ 木 柚子 地植え 空 実 黄色

柚子は、さわやかで少し苦味を感じさせる香りがする柑橘類です。夏になると白く小さな花を咲かせることから、観賞用の花木として栽培されることもあります。ただ、枝にはトゲがあり、収穫するときには注意が必要です。ただ、自家結実性があるので1本の木で収穫を楽しめることはうれしいポイントです。

たくさんの果実を収穫するなら、枝が横に広がるように樹形を仕立てることがポイントです。元々、柚子は直立性で、上に向かって枝を伸ばす性質があります。そのため、苗木のうちから麻ひもなどを使って枝をなめしたに引っ張るようにするとよいですよ。

収穫時期 10~12月
植付時期 2~4月

6. レモン

レモン 木 栽培

レモンは、さわやかな酸味が調味料としてや、ジュース、お菓子など幅広いレシピに利用される果物です。たっぷりとビタミンCが含まれていることでも知られ、はちみつレモンは、風邪をひきはじめたときの飲み物の定番ですよね。スーパーで見かけることが多いので、自宅での栽培はむずかしそうに感じがちですが、近年はその育てやすさからお世話を楽しんでいる人が増えてきています。

栽培のコツは、たっぷりの日光に当てて育てることです。日当たりが足りないと、弱い株に育ってしまい、実付きも悪くなってしまいます。また、肥料が足りないと、おいしい実になりません。年4回と施す回数が多いので、忘れないようにしたいですね。

収穫時期 11~2月
植付時期 3~6月

7. キウイ

キウイ キウイフルーツ7

ころんとした実がかわいらしいキウイ。トロピカルフルーツのイメージから、夏が旬と思われがちですが、国産のものや自宅で栽培したものは12~3月に収穫の適期を迎えます。実は、中国を原産とオニマタタビというマタタビの仲間の改良品種なんですよ。

キウイの栽培のポイントは、雄株と雌株を近くに植え付けることです。雌雄異株で、2株なければ受粉できず、果実は付きません。花を咲かせる時期が同じ品種を選ぶようにしてください。

収穫時期 10~12月
植付時期 12~3月

冬の果物(フルーツ)はとくに柑橘類が旬

リンゴ 冬

冬と言うと、植物が育ちにくい時期として知られていますよね。ただ、こうしてみると冬に旬を迎える果物は意外とたくさんあります。その多くは柑橘類で、ビタミンCを豊富に含んでいます。乾燥しがちで、風邪をひきやすい冬の時期だからこそ、ビタミンCはたくさん取り入れていきたいもの。ぜひ、自宅で栽培した果物をおいしく味わいながら、健康にも役立ててみてくださいね。

更新日: 2022年12月14日

初回公開日: 2016年06月16日

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