梅雨が終わり、真っ青な空に太陽が輝く夏。そんな厳しい日差しや暑さに負けず咲く花を見ると、元気を分けてもらったような気持ちになりますよね。また、気分がすぐれない日も、花を見れば少しは気持ちが晴れやかになるかもしれません。そこで今回は、6・7・8月の夏に咲く花の名前や種類を一覧でご紹介したいと思います。
夏に咲く花の特徴とは?
日差しが強く、土も乾きやすい夏。そんな時期に開花時期を迎える花は、アジアなどの熱帯地方や、北アメリカなどの乾燥地帯を原産とする植物が多く、色とりどりの花を咲かせます。
夏をすぎて10〜11月頃まで咲く花もあるので、時期に合わせて長く夏の花を楽しむことができますね。
6月に咲く夏の花4選
1. アジサイ
梅雨の季節を代表する花といえばアジサイ。枝先に花が集まって咲くのが特徴で、たくさんの品種があることから色々な花色が揃っています。
5〜7月にかけてピンクや青色の花を咲かせ、雨にぬれても元気なことから、梅雨の代名詞ともいわれていますよね。
また、土のpH(酸性度)によって花色が変化するので、植える場所によっても違う色合いが楽しめることも魅力です。
アジサイは、丈夫であまり手間はかかりませんが、水切れを起こすと弱ってしまいます。日光が足りないと花芽が付きづらいですが、たっぷりの水を与えて育ててあげてくださいね。
開花期 | 5~7月 |
2. クチナシ(梔子/ガーデニア)
クチナシは、日本の気候にもよくなじみ、地植えであれば手入れの必要はありません。ただ、寒さや乾燥、冷たい風が苦手なので、冬は株元をワラで覆うなど防寒対策を施してあげると安心です。
甘く濃厚な香りを放つクチナシの花は、世界三大香木の1つに数えられます。6枚の肉厚な花びらは、ビロードのような質感をしており、咲き進むに連れて白からクリーム色へと変化していきます。
また、英国ではジャスミンのような香りを放つことから、「ケープジャスミン(Cape jasmine)」とも呼ばれています。
開花時期 | 6~8月 |
3. アガパンサス(紫君子蘭)
丈夫な性質で、植えっぱなしでも毎年花を咲かせます。また、耐陰性も高いので日陰に植え付けても楽しめます。ただ、湿度の高い環境は苦手なので風通しのよい広いスペースに植え付けてあげましょう。
アガパンサスはさわやかな小花を10~30輪ほど咲かせます。淡い紫や白色をしていて、大きく開いたラッパ状の形や、切れ込みの深い星形の花をした品種があるんですよ。
花びらがユリに似ていることもあり、以前はユリ科に分類されていましたが、現在はヒガンバナ科に分けられています。
開花時期 | 6~7月 |
4. ラベンダー
優雅な香りと鮮やかな紫色の花が特徴的なラベンダー。花の形は種類によって違いますが、穂のように茎の先に花を咲かせるのが特徴です。
全体が30~90cmほどの植物で、10~20ほどの花がひとかたまりに付き、茎全体では50~100ほどの花を咲かせます。
よく育てられているイングリッシュ・ラベンダーは、高温多湿に弱く、平地や暖地では育てにくいとされています。
はじめて育てるなら、フレンチ・ラベンダーなど平地の気候でもよく育つものを選ぶのがおすすめ。育てる環境に合った品種を選ぶことも大切です。
開花時期 | 5~7月 |
7月に咲く夏の花4選
5. ひまわり(向日葵)
ひまわりは、夏のイメージが強い人気の花ですよね。
開花期は、7月中旬~9月頃です。地域やその年の天候によって開花期は多少異なりますが、7月下旬~8月に見頃を迎えます。直径が20~30cmほどの大輪で、黄色い花はまるで太陽のようです。
背の高いイメージがあるので、ガーデニングには向かないと思われがちですが、品種改良によって誕生したミニひまわりは、草丈も低く、鉢植えでも楽しめますよ。
ひまわりは、日当たりと水はけのよい場所であれば元気に育ちます。ただ、根の張りが浅く、乾燥がすると弱ってしまうので、毎日の水やりをしてあげてください。
開花時期 | 6~10月 |