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ホーリーバジル(トゥルシー)の育て方!種まきや苗の栽培方法は?

優れた薬効があり、万能ハーブとして知られるホーリーバジル。神聖なハーブとして古くから大切にされ、日本では「カミメボウキ(神目箒)」と呼ばれています。丈夫な性質で、地植えでも簡単に栽培できることもポイントです。今回は、種まきや苗からの育て方といった、ホーリーバジルの栽培についてまとめました。

ホーリーバジル(トゥルシー)の育て方のポイントは?

気温が15~20度以上になったら種まきや苗植えをすることと、草丈が20cmほどに生長したら摘芯をすることがポイントです。熱帯地域原産で、気温が十分ないと発芽しにくく、生育も悪くなってしまいます。

また、ある程度大きくなったタイミングで先端の芽を摘み取る摘芯をすることで、左右にあたらしい茎を生やし、株を大きくすることができます。

ホーリーバジル(トゥルシー)の種まきや苗からの育て方は?

ホーリーバジル 地植え 苗

種まき

室内なら3~4月、屋外なら4~6月が種まきの適期です。種を水に浸けると、ゼリー状の膜ができますが、これは自然界で水切れを起こしにくくするためのバジル特有の性質なので、心配しなくて大丈夫ですよ。

1. 種を一晩水に浸けておく
2. 育苗ポットに赤玉土(小粒)を入れる
3. 育苗ポットの中心に指で1cmほどの穴を空ける
4. 膜のはった種をスプーンですくい、穴に3~4粒まく
5. 軽く土を被せる
6. 土が乾かないように水やりをして管理する
7. 本葉が2~3枚に生長したら、生育のよいものを1つ残し、他を間引く
8. 本葉が4~6枚になったら、鉢や地面に植え替える

苗からの育て方

4~6月が苗植えの適期です。冷たい風に苗が当たると枯れてしまうので、気温が15~20度になってからの方が安心です。

鉢植えは、根が大きくなるので、直径30cmの丸い鉢に1株、65cmプランターに3株を目安に植えていきます。根に付いた土を崩さないように植え付け、日当たりのよい場所で管理するのがポイントです。

地植えは、日当たりと水はけのよい場所を選び、株同士の間隔を20~30cm空けて植えていきます。日当たりが悪いと、生育が悪くなるので注意してください。

ホーリーバジル(トゥルシー)の土作り、水やり、肥料の与え方は?

水やり 水 じょうろ 庭 地植え

土作り

水はけのよい中性~弱アルカリ性の土を好みます。鉢植えは、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合の土に完熟堆肥を混ぜ込んだものがおすすめです。地植えは、庭の土を植え付ける2週間前に耕し、苦土石灰を混ぜて酸性度合いを調節して、寝かせておきましょう。

水やり

水を好み、夏に水が足りなくなると枯れてしまいます。鉢植え、地植えともに、土が乾燥する前に水を与えましょう。乾燥しやすい時期は朝と夕方の2回水やりをしてもかまいません。

肥料の与え方

肥料を与えなくても元気に育ちます。葉っぱの色が悪いときだけ、油かすなど窒素成分の多い肥料を1回与えるか、液体肥料を適宜与えます。

ホーリーバジル(トゥルシー)の剪定時期と方法は?

ホーリーバジル 花 草 切り花

本葉が8~10枚付き、草丈20cmほどに生長したら、茎の頂点の芽を摘み取る摘芯をします。この作業によって、左右に茎が伸び、葉っぱが増えて収穫量を増やすことができます。その後は、草丈が20cm以上になったタイミングで順次葉っぱを収穫していきます。花を使うとき以外は、蕾を摘み取っていくと、葉っぱが固くならずにすみますよ。

ホーリーバジル(トゥルシー)の植え替えの時期と方法は?

本来は多年草ですが、日本は寒く枯れてしまうことから、1年草扱いで育てます。そのため、植え替えは基本的に行いません。

ホーリーバジル(トゥルシー)の増やし方!挿し木の時期と方法は?

ホーリーバジル 鉢植え

ホーリーバジルは、種まきと挿し木で数を増やすことができます。種まきの時期と方法は、植え付け時と同じです。花が咲き終わった後に収穫して、植えていきましょう。

挿し木

梅雨明けの7月中旬~9月頃が適期です。水挿しでも栽培できるので、自分好みの方法で増やしてください。

1. 元気な茎を先端から5~10cm切り落とす
2. バーミキュライトや赤玉土(小粒)に茎を挿す
3. 7~10日ほどで発根し、根が十分に生えたら鉢や地面に植え替える

ホーリーバジル(トゥルシー)の栽培で注意する病気や害虫は?

スプレー缶 防虫 駆除 対策 殺虫剤 殺菌剤 葉っぱ

アブラムシ

茎葉に寄生して株の栄養を奪う害虫です。食用にするので、駆除するときは効果が緩やかな野菜用の殺虫剤を散布するようにします。

ハモグリバエ

幼虫が葉っぱに寄生し、食害した跡が絵を描いたようにみえることから、別名「エカキムシ」と呼ばれる害虫です。大量に発生すると葉っぱを食べ尽くされてしまいます。被害にあった葉っぱは切り取って処分し、薬剤を散布して完全に駆除していきましょう。

ヨトウムシ

葉っぱが丸まったり、茎が急に折れたりしたときは、ヨトウムシのしわざかもしれません。日中は地中に潜んでいるので、土を掘り起こして見つけ出し、薬剤を散布するか、ピンセットなどで掴んで取り除きましょう。

ホーリーバジル(トゥルシー)は効能の多いハーブ

ホーリーバジル 地植え

日本ではスイートバジルがあまりにも有名で、ホーリーバジルになじみのない方も多いかもしれませんね。実は、ホーリーバジルは加熱しても香りが飛びにくく、バジル炒めやティーなどに使える用途の広いハーブなんです。

また、殺菌効果や美容効果など、うれしい作用もいっぱい。自分で育てたら、フレッシュな生葉や豊かな花の香りを楽しめますよ。

初回公開日: 2015年11月21日