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ヤブコウジ(十両/藪柑子)の育て方とは?増やし方や剪定の方法は?

お正月の縁起物として、千両や万両と並んで親しまれるヤブコウジ。樹高が高くならず、寒さにも強いことから、日本庭園では落葉樹の下に植える「根締め」として古くから活躍してきました。斑入りの品種の葉色が美しく、地下茎で横に増えていくので、グランドカバーとしても活用しやすいですよ。今回は、そんなヤブコウジの育て方について、増やし方や剪定の方法などをご紹介します。

ヤブコウジ(十両/藪柑子)の育て方のポイントは?

半日陰~日陰で、少し湿り気のある場所に植え付けることが、元気に育てるコツです。ヤブコウジは、もともと日があまり当たらない地表に生えています。そのため直射日光に弱く、長時間日が当たると葉っぱが焼けて枯れてしまいます。それ以外は、夏の暑さにも冬の寒さにも強く、育てやすいですよ。

ヤブコウジ(十両/藪柑子)の苗植えの時期と方法は?

ライム 苗

ヤブコウジの苗は、2~4月か、9~11月の気候が穏やかな時期であれば、いつでも植え付けることができます。鉢植えは、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた水はけのよい土を準備し、苗よりも1回り大きな鉢に植え付けます。地植えは、夏の強い日差しの当たらない場所を選び、苗よりも1回り大きな植え穴を掘って植えます。植え穴を掘った土は、腐葉土を混ぜて水はけをよくしてから埋め戻してください。

ヤブコウジ(十両/藪柑子)の水やり、肥料の与え方

水やり  (1)

水やり

地植えは、植え付けてから根をはるまでは、土の表面が乾いたら水やりをしますが、それ以降は降雨のみで過ごします。鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、乾燥しないよう気をつけます。

肥料の与え方

肥料は、鉢植えと庭植えのどちらの場合も、4~11月の生育期間中は、2ヶ月に1回のペースでゆっくりと効く緩効性化成肥料や固形油かすをまき、生育を促しましょう。

ヤブコウジ(十両/藪柑子)の剪定の時期と方法は?

ヤブコウジ ジュウリョウ

ヤブコウジを栽培してから数年たつと、枝が伸びすぎたり、下葉が落ちたりして樹形が乱れてきます。多少樹形が乱れている程度であれば、適度に枝を切りそろえていきましょう。樹形が大幅に乱れていれば、3~4月に株元から5cmほどのところで刈り込みます。6月までに強い剪定を行っておくと、秋までに葉っぱが再び茂り、元の状態に戻りますよ。

ヤブコウジ(十両/藪柑子)の植え替えの時期と方法は?

ヤブコウジ ジュウリョウ

ヤブコウジは、地下茎をどんどん伸ばして生長するので、しばらく同じ鉢で育てていると根詰まりを起こしてしまいます。土に水が染みこんでいかない、根が鉢の底から出ているなどのときは、1回り大きな鉢に植え替えます。2~3年に1回くらいの頻度が適当です。植え替えの手順や時期は、植え付け時のものに準じます。

ヤブコウジ(十両/藪柑子)の増やし方!株分けや挿し木の時期と方法は?

ヤブコウジは、地下茎を伸ばして増えていきます。そのため、株分けや挿し木で数を簡単に増やすことができますよ。株分けは4月と8~9月、挿し木は3~8月が適期です。

株分け

株を掘り上げ、根に付いた土をほぐしながら落としたら、ナイフや手で地下茎を切り分けていきます。それぞれの株に茎葉を十分付けるようにすると、その後の生育がよくなりますよ。切り分けた株は、それぞれ鉢や地面に植え付け、通常通りに管理していきます。

挿し木

若い枝を5~10cmほどの長さに切り取り、赤玉土(小粒)など清潔な土に挿していきます。土が乾燥しないよう水やりをして管理し、根が十分に生えたら鉢や地面に植え替えましょう。

ヤブコウジ(十両/藪柑子)は病気や害虫の心配がない丈夫な低木

ヤブコウジ ジュウリョウ
ヤブコウジは、晩秋から冬にかけて、まばらに付く赤い実がとても美しい低木です。湿り気のある半日陰に植え付ければ、手間をかけずに育てて楽しむことができますよ。また、病気や害虫の心配が特にないのも、育てやすいとされるポイントです。庭に和の雰囲気を演出するなら、ぜひヤブコウジを取り入れてみてください。

初回公開日: 2016年02月25日