いつも頑張っているお母さんへ、感謝の気持ちを伝える「母の日」。いつもはなかなか口に出せないねぎらいの気持ちを、花言葉とともに伝えたら、ちょっとしたサプライズになりそうですよね。カーネーションを贈るのが定番ですが、他にもプレゼントしたい花がたくさんありますよ。今回は、そんな母の日のプレゼントにおすすめの花を8種、花言葉と合わせてご紹介します。
母の日とは?
母の日とは、5月の第2日曜日に行われる記念日です。日頃の母親への苦労をねぎらい、感謝を表す日とされています。日本では、昭和初期には3月6日に行われていましたが、その後1950年頃から、アメリカの風習にならって今の日程になりました。
ちなみに、スペインでは5月の第1日曜、イギリスやアイルランドでは復活祭の3週間前と、国によって時期は異なります。
母の日に贈りたい人気の花8選
1. カーネーション
花言葉:『無垢で深い愛』『真実の愛』『尊敬』
母の日の定番といえばカーネーション。アンナ・ジャービスというアメリカ人女性が、母の追悼式に1箱のカーネーションを捧げたことから、母の日がはじまり、カーネーションが贈られるようになったそうです。
花色によって花言葉が異なり、紫色には「気まぐれ」、黄色には「嫉妬」と中にはネガティブなものも。せっかくプレゼントするなら、白や赤、ピンクなどポジティブ花言葉をもつ色を選ぶとよいですよ。
「永遠の愛」という花言葉をもつアイビーや、「幸福」という花言葉をもつカスミソウと一緒に花束にすると、感謝の気持ちがさらに伝わりそうですね。
2. 百合(ゆり/リリー)
花言葉:『純潔』『無垢』『威厳』
百合は、ギリシャ神話では清純や母性の象徴とされ、キリスト教では聖母マリアの花とされています。1本でも存在感があることから、ゴージャスな花束をプレゼントしたい人におすすめです。特にカサブランカは、甘い香りが女性らしい気品を漂わせますよ。
百合を花束のメインにするときは、緑のケイトウや、紫のトルコキキョウなど控えめな色の花と合わせるのがポイント。百合の豪華さが際立ち、上品な雰囲気の花束に仕上がります。
3. ダリア
花言葉:『華麗』『優雅』『気品』
何枚もの花びらを重ねて咲くダリア。ピンクや赤、白、黄色と花色が豊富で、花の大きさや咲き方にもバリエーションがあることから、プレゼントする相手のイメージに合ったものを選べます。
花色を揃えた花束もステキですが、バスケットや白い陶器に飾られたアレンジメントなら、ダリアのこんもりとした花姿を引き立ててくれます。ラナンキュラスやポンポンマムなど、やわらかい雰囲気をもつ花と相性がよいですよ。
4. クレマチス
花言葉:『精神の美』
クレマチスは、大きな一重の花を咲かせる、つる性植物です。2,000を超える園芸品種があり、日本でも古くから観賞用に栽培されてきました。
切り花ではあまり流通しておらず、鉢花をプレゼントすることが多いです。「つる性植物の女王」と呼ばれるとおり、豪華な花が鉢を覆うように咲くだけでなく、日当たりのよい場所で育てればどんどんつるを伸ばして生長していきます。
壁やフェンスなどに這わせて、自分好みの仕立て方を楽しめますよ。園芸が趣味の方にプレゼントすると、特に喜ばれるかもしれませんね。
5. バラ
花言葉:『愛』『美』
女性なら誰しも1度はプレゼントされたいバラ。本数や花色によって花言葉が変わることも、贈り物によく使われる理由の1つです。
「愛情・美」という花言葉をもつ赤、「感謝」という花言葉をもつ「ピンク」、「心から尊敬」という花言葉をもつ白は定番中の定番。ちょっと奇をてらうなら、「気品・誇り」の花言葉をもつ紫や、「穏やか」の花言葉をもつ緑が母の日の花束にはおすすめです。
バラをプレゼントするのは気恥ずかしいという方は、ブーケ風の小さな花束に仕立てるとよいですよ。
6. アジサイ
花言葉:『辛抱強い愛』
アジサイは、夏を代表する花の1つです。毬のようにこんもりと花がまとまって咲く姿が、素朴さを感じさせてくれますよね。
青や紫の花色のものが一般的ですが、女性へのプレゼントには「アナベル・アジサイ」を利用してみてください。真っ白な花色が純粋な印象を与え、日頃の母親のひたむきな姿を物語るようです。また、花を一通り楽しんだ後、ドライフラワーにして長く楽しめるのも魅力ですよ。
7. アルストロメリア
花言葉:『持続』『未来への憧れ』
アルストロメリアは、すじ状に入った模様が独特で、切り花にしても長い間咲き続けることから、花束によく利用される植物です。この花もちがよい性質から、「持続」という花言葉が付けられました。長い年月を連れ添った奥さんへのプレゼントにはぴったりな花言葉となっていますよ。
1本1本の印象は控えめなので、メインの花にするなら本数を多くし、カスミソウなど控えめな花と合わせてください。他の花と合わせるなら、花色の近いバラやカーネーションと仕立てるとよいですよ。また、オレンジのガーベラとなら、元気な雰囲気の花束に仕上がります。
8. ラナンキュラス
花言葉:『とても魅力的』『優しい心遣い』
相手の魅力的な人柄を表すような花言葉をもつラナンキュラス。くるりと巻いた花びらを何枚も重ね、ゴージャスさがありがながら、女性らしい優しい雰囲気がありますよね。そんな印象もあって、春の結婚式ではブーケによく利用されています。
白、淡いピンク、濃いピンクと3色のラナンキュラスを数本ずつ束ねると、やわらかい印象の花束に仕上がります。花びらが重なる姿を活かして、色の近いラナンキュラスを丸く束ねるのがポイントです。
母の日に花をプレゼントしよう
母の日は、カーネーションを贈ることが多いですが、プレゼントに合う花はいくつもあります。ただ、何より大切なことは、日頃の感謝の気持ちを母親や奥さん伝えること。
いつもは恥ずかしくて言えないことも、花言葉に目を向けながら花を選んでみると、うまく伝えられるかもしれません。ぜひ、母の日のプレゼントの参考にしてみてくださいね。
更新日: 2022年04月06日
初回公開日: 2016年02月05日