父の日は、父親に日頃の感謝の気持ちを伝える貴重な機会です。贈り物がマンネリ化してきているなと感じたときは、花束を贈ってみませんか?実は、父の日に黄色いバラの花束を贈るのには理由があるんですよ。今回は父の日の由来を交えながら、プレゼントにおすすめの花束を5種ご紹介します。
父の日の由来
父の日は、6月の第3日曜日に行われる記念日です。アメリカに住むソノラ・スマート・ドッド夫人が、男手一つで彼女と兄弟を育ててくれた父への感謝の印として、父の誕生日である6月に教会の牧師に礼拝を行ってもらったことがはじまりだとされています。そして1972年にアメリカで正式な国の記念日とされるようになりました。日本では、1950年代に知られるようになりました。6月の第3日曜日を「父の日」と定めている国が多いのですが、台湾では「パパ」と「八八」の中国語の発音が同じことから8月8日、ロシアでは2月23日など、違う日に祝う国もあります。
父の日に贈る花は、ソノラが父の墓前に白いバラを供えたことから、アメリカでは亡くなった父親には「白いバラ」、健在の父親には「赤いバラ」が贈られています。日本では、日本ファーザーズ・デイ委員会による「父の日黄色いリボンキャンペーン」のイメージカラーが黄色であったことから、黄色のバラを贈るのが一般的になっています。
父の日に贈る花の金額相場と選び方
「父の日」のイメージカラーが黄色であることから、黄色の花をメインにした花束を贈るのがおすすめです。数種類の花を組み合わせて、父親のイメージに合った花束にすると、日頃から父親の存在を感じていることや、感謝の気持ちを合わせて伝えることができますよ。
花束の相場は3,000~5,000円が一般的です。10,000円以上の豪華なものを贈くって感謝の気持ちを父親に伝えたいという方もいます。
父の日にぴったりの花と花言葉、価格相場
1. バラ
小輪:150円~250円
中輪:200円~300円
大輪:250円~500円
父の日に贈る花の中で最もポピュラーなものです。特に白は「心からの尊敬」、黄色は「友情」、オレンジは「絆」という花言葉があることからも、父の日にふさわしい花ですよ。ただ、黄色のバラには「嫉妬/薄れていく愛」という父の日に適さない花言葉があるので、他の花と合わせて花束をアレンジしてもらうといい印象になりますね。
2. ユリ
300~800円
荘厳な印象をもつユリは、その姿を表すよう「純粋/威厳」という花言葉をもっています。また、色によっても花言葉があり、白は「純潔」、赤・ピンクは「虚栄心」、黄色は「偽り」、オレンジは「華麗」となっています。独特の花の香りがするカサブランカの花言葉も「威厳」。白いカサブランカは父の日にぴったりですね。
3. ひまわり
100~400円
笑顔が似合う父親に贈るなら、太陽のもとでキラキラ輝くようなひまわりがおすすめです。バラの花はなんだか照れくさいという方でも、ひまわりならカジュアルにプレゼントできますよ。「元気」「希望」という明るい花言葉が優しい父親のイメージと重なることも人気の理由です。
4. ガーベラ
100~300円
様々な花色があるガーベラは、お祝いごとやプレゼントによく贈られる花の1つです。「希望」「常に前進」という全般の花言葉に加えて、赤は「神秘/情熱」、ピンクは「崇高美」、オレンジは「我慢強さ」、白は「希望/律儀」、黄色は「究極美/親しみやすさ」と色ごとの花言葉もポジティブなものばかりです。父親の性格やイメージに合わせて、花色を選ぶ楽しさがありますよ。
5. マーガレット
200~500円
白く可憐な花が印象的なマーガレットは「誠実/信頼」という花言葉をもっていることから、父の日だけでなく夫婦や恋人といった大切な人へのプレゼントにおすすめの花です。また、「心に秘めた愛」という花言葉もあることから、普段は素直に感謝の気持ちを伝えられない方は、思いを打ち明けるいいきっかけになってくれますよ。
父の日は花束で感謝の気持ちを伝えよう
花は心を癒やし、空間を華やかに彩ってくれる存在ですよね。男性に花束を贈ることに抵抗を感じる方は、花束ではなく鉢植えやアレンジメントを贈るのも一つの方法です。普段は恥ずかしくて口にできない感謝の気持ちを、お父さんに伝えられるといいですよね。
更新日: 2021年12月15日
初回公開日: 2015年06月04日