インテリアに人気のトピアリーの作り方！100均材料での仕立て方は？

細い幹の上に、こんもりと葉っぱを茂らせる姿がかわいらしいトピアリー。樹木本来の葉っぱの美しさをいかしながら、刈り込むことで独特の立体感が生まれますよね。自分で作るのはむずかしそうに見えますが、100均に売っている材料で簡単に樹木を仕立てて楽しむことができるんです。今回は、インテリアに人気のトピアリーとは何なのかや、100均の材料での作り方についてご紹介します。

トピアリーとは？

トピアリーとは、樹木を刈り込んで作られた自然の造形物です。たくさんの葉っぱや枝を茂らせる低木が主に利用されます。また、刈り込み方も様々で、動物や幾何学模様を作ることもありますが、一般家庭ではシンプルに丸い樹形に刈り込むことが多いです。

トピアリーの歴史は古く、古代ローマの庭師が生垣に自分のイニシャルを刈り込んでいれたことが起源とされています。その後、16世紀頃からヨーロッパの王宮や貴族の庭の木を様々な形に刈り込むことで技術が普及していきました。

ディズニーランドで見られる、キャラクターの形に仕立てられている木々も、トピアリーなんですよ。また、現代では、針金で作った土台に水苔を巻き、つる性植物を植え込む「スタッフド・トピアリー」や軸の頂点にオアシスを付け、そこへ花をアレンジする「フラワートピアリー」など、樹木に限らないトピアリーも登場しています。

100均の材料でのトピアリーの作り方は？

樹木を使ったトピアリー

■ 材料

• 鉢植えの樹木：ツゲ、カイズカイブキ、プリペット、コニファーなど常緑で葉が小さいもの
• 剪定バサミ
• ウッドチップやバークチップ

■ 作り方

まだ若い樹木を刈り込んで、トピアリーを作っていきます。最終形をイメージして、不要な枝を取り除いたら、ボール状に丈夫の枝や葉っぱを剪定バサミでカットしてきましょう。刈り込みすぎると、葉がなくなり枝が出てしまうので、全体のバランスを見ながら少しずつ刈り込むのがキレイに仕立てるポイントです。

派手さがなくて物足りないときは、おしゃれな鉢カバーを使うか、株元につる性植物や花を植え付けるとよいですよ。玄関先や庭先、エントランスに置くのがおすすめです。定期的に剪定をすると、樹形がまとまりやすくなりますよ。

つる植物を合わせたトピアリー

■ 材料

• 水苔：100均で購入
• バケツ
• ワイヤーフレーム：すでに動物などの形になっているもの
• つる性植物：フィカスプミラやシュガーバインなど
• テグス：100均で購入
• Uピン：100均で購入
• 剪定バサミ
• 手袋
• 受け皿

■ 作り方

1. バケツに水をため、水苔を入れて水を吸わせる
2. 水が十分に水苔に染みこんだら、よく絞ってワイヤーフレームの中に詰めていく
3. ぎゅうぎゅうに水苔を詰めたら、背中につる性植物を根の土を落とさず植え込む
4. つる性植物の土が零れないよう、周りに水苔を詰める
5. ワイヤーフレームの外側を水苔で覆っていく
6. 外側の水苔をテグスで固定していく
7. 余分な水苔を剪定バサミで切りそろえていく
8. つる性植物をUピン5cm間隔に固定する
9. 受け皿に水をため、その中にトピアリーを置く
10. 水やりや霧吹きで水を吹きかけながら日当たりのよい場所で管理し、順次つるを誘引してトピアリー全体を覆っていく

フラワートピアリーの作り方

■ 材料

• ボール型発泡スチロール：100均で購入
• ドライフラワーやアートフラワー：自分好みのものを発泡スチロール全体が覆えるくらい
• 紙粘土：土の役割をします
• 拾った枝や竹棒：幹の部分になります
• 容器：トピアリーを植え付ける鉢やココットなど
• グルーガン：花を発泡スチロールに接着していく

■ 作り方

1. ボール型発泡スチロールを幹となる枝や棒に挿す
2. グルーガンを使って、花を発泡スチロールの表面に敷き詰めていく
3. 容器に粘土を詰める
4. 粘土の中心に枝や棒を挿す
5. 容器の表面に見える粘土をウッドチップなどで覆う

ペーパーフラワーを使ったトピアリー

ペーパーフラワーとは、子供のときに1度は作ったことのある紙花のことです。小さな紙花を作って、ボール型の発泡スチロールを覆えば、立派なトピアリーに早変わり。100均で売られている紙花用の紙を使ってもかまいませんし、お気に入りのペーパーナプキンを使ってもおしゃれな雰囲気になります。ペーパーフラワーは、できるだけ小さいものを作ると、ボリュームが出てよいですよ。作り方は、フラワートピアリーのものと同じです。

■ ペーパーフラワーの作り方

1. 1～3枚神を重ね、蛇腹に折っていく
2. 真ん中を細いワイヤーなどで固定する
3. 花の縁を好みの形にカットする
4. 1枚1枚ていねいに紙を起こしていく
5. 形を整えて完成

トピアリーを作るときの注意点は？

ドライフラワーを使ったトピアリーは、時間が経つと変色したり、湿度が高い場所に置くとカビたりといったトラブルが起こります。直射日光には当てず、乾燥した涼しい場所で管理していきましょう。

作り方の簡単なトピアリーはすてきなインテリアアイテム

トピアリーとは樹木を刈り込んで作るものと思われていますが、ドライフラワーやペーパーフラワーなど100均で手に入る身近な材料で簡単に作ることができます。鉢など材料選びにこだわれば、とてもおしゃれなインテリアアイテムになりますよ。自作したトピアリーは、玄関やトイレ、リビングなど、いろいろな場所に飾って楽しんでみてくださいね。

更新日: 2016年04月09日

初回公開日: 2016年04月09日