ウォーターバコパは、名前の通り水辺に自生するバコパの仲間です。鮮やかな黄緑色の葉っぱを1年中付け、夏になると青紫色の可憐な花を咲かせます。水槽に沈めて育てることができるので、アクアリウムにも利用されていますよ。今回は、そんなウォーターバコパの花言葉と育て方、増やし方などをご紹介します。
ウォーターバコパの花言葉とは?
『美麗』
花言葉の由来は定かではありませんが、その小さな花の美しさに由来すると考えられます。
ウォーターバコパの学名・原産国・英語
- 学名
- Bacopa caroliniana
- 科・属名
- ゴマノハグサ科・ウキアゼナ属
- 英名
- Water hyssop
- 原産地
- 北アメリカ
- 開花期
- 5~9月
- 花の色
- 青紫
- 別名
- ー
ウォーターバコパとは?どんな水生植物?
ウォーターバコパは、北アメリカのバージニア州からテキサスにかけて自生する多年草です。バコパの仲間ですが、属が違います。抽水植物という水生植物の1種で、根が水中にあり、茎や葉っぱを水面に伸ばし、4枚の花びらをもつ小さな花を夏~秋にかけて茎先に咲かせます。草丈は5~15cmほどに生長し、葉っぱは肉厚で、鮮やかな緑色をしています。
ウォーターバコパの育て方のポイントは?
株を水に沈め、日当たりのよい場所で管理することがポイントです。日光に当たらないと花付きが悪くなるので注意してください。また、葉っぱや茎をある程度水面に出さないと花は咲きません。沈みすぎるときは、レンガなどを敷いて草丈と水のバランスを調節してください。
ウォーターバコパの苗植えの時期と方法は?
5~6月か9月が適期で、睡蓮鉢など水の溜められる容器に植えていきます。水の底に土を入れて植え、水を溜めて葉っぱが水面より上にくるようにします。容器が深いときは、レンガなどを使って高さを調節するとよいですよ。
ウォーターバコパの土作り、水やり、肥料の与え方
土作り
特に土質は選びません。清潔な赤玉土(小粒)や黒土など水もちのよいものがおすすめです。市販の水生植物用培養土を使ってもかまいません。
水やり
株元が必ず水に浸かるよう、水が減ってきたら足してあげます。水を取り替える必要はありません。
肥料の与え方
メダカを一緒に育てるときは、糞が肥料になるので特に与える必要はありません。水だけのときは、5~9月の間、月に1~2回ゆっくりと効く緩効性肥料や油かすなどの有機肥料を土の中に埋めるか、薄めた液体肥料を10~15日に1回与えます。
ウォーターバコパの植え替えの時期と方法は?
生長が早く根をよく生やすので、1年に1回、1回り大きな鉢に植え替えをします。適期や手順は、植え付け時と同様です。株が大きいときは、同時に株分けをすると効率的ですよ。
ウォーターバコパの増やし方!挿し木や株分けの時期と方法は?
挿し木
5~9月が適期です。伸びた茎を5~10cmほどの長さに切り、水の底の土に挿しておくと、自然と根を生やして生長します。
株分け
植え替えのときに、それぞれの株へ均等に茎が付くよう、根をハサミで切り分けていきます。後は、植え付け時と同じ手順でそれぞれを容器に植え付ければ完了です。
ウォーターバコパは育てやすい水生植物
夏にすずしげな花を咲かせるウォーターバコパ。きれいな柄の睡蓮鉢に沈めれば、その花色を引き立てることができそうですね。寒さにも強く、地上部は枯れてしまいますが、屋外で管理しても春になるいと新しい茎葉を伸ばし、生長してくれますよ。たっぷりの水を与えて、ウォーターバコパを育ててみてください。
更新日: 2016年01月18日
初回公開日: 2016年01月18日