ふっくらとかわいらしいフォルムや、個性的な色合いから大人の癒しアイテムとして人気の多肉植物。インテリアとして飾れば、オシャレな部屋作りに活躍してくれます。それぞれの種類に合った飾り方にすれば、さらにその魅力を引き出すことができますよ。今回は、インテリアに人気の多肉植物を15種と、100均グッズを使ったおすすめの飾り方をご紹介します。
100均グッズを使った多肉植物のオシャレな飾り方9選
1. ココット皿で多肉植物を寄せ植え
100均で販売されているココット皿も、多肉植物にピッタリの植木鉢になります。白いシンプルなものを使えば、多肉植物のカラフルな色合いを引き立てられますよ。
2. 多肉植物とブリキ缶の組み合わせは定番
多肉植物をブリキ缶に植えるのは、最近人気の方法です。特に垂れ下がるグリーンネックレスは、アンティーク調の雰囲気とピッタリ。ハンギングにして楽しむのもステキですよ。
3. 透明なボウルでテラリウム風の寄せ植え
透明なサラダボウルは、清涼感がありますよね。カラーサンドや砂利を使って多肉植物の水耕栽培をすると、やさしい雰囲気の寄せ植えが作れます。大きめの石も配置して、自然な風合いを楽しんでみてください。
4. 多肉植物の手作りリース
リースのキットを使って、多肉植物を寄せ植えることもできます。リースの内側に100均でも販売されているミズゴケをたっぷりと入れてください。玄関に飾れば、風水の魔除けの効果も引き出せますよ。
5. カラーサンドでサボテンを水耕栽培
100均で販売されているカラーサンドの色のバリエーションは豊富。いくつもの層に重ねることで、多肉植物を元気にも、シックにも彩ることができます。うすく色がついた花瓶を使えば、アレンジの幅も広がりそうですね。
6. ウッドボックスをDIYして玄関に飾る
ウッドBOXとペンキで簡単にオシャレな植木鉢を作ることができます。木のサイズによって、自分の飾りたい場所に合ったものを作れるのがうれしいポイントです。白いペンキを吹きかけてみたり、アルファベットを描いてみたり、庭やお部屋に合ったテイストのウッドボックスを手作りして楽しみましょう。
7. 小さなソースパンに寄せ植え
100円ショップへの人気の高まりから、最近はオシャレなソースパンやマグカップなどがたくさん並んでいます。底に穴のない容器を使って栽培を楽しめるのも多肉植物の魅力です。お気に入りのマグカップに多肉植物を寄せ植えして、キッチンに飾るとオシャレなインテリアになりますよ。
8. 電球に入れて吊り下げる
ダイソーやセリアなどの100均で購入できる電球やワイヤークラフトを使った飾り方です。土のいらないエアプランツをそのまま飾ったり、テラリウム風に用意して吊り下げてみてもおもしろそうですね。
9. 製氷皿に多肉植物を並べる
一風変わった飾り方を探している方におすすめしたいのが、製氷皿を利用した飾り方です。小さな多肉植物なら、100均など手頃な値段で購入できるのでその分種類を増やせます。それぞれに小分けされたスペースがお部屋のようで可愛らしく飾れますよ。
インテリアにおすすめの100均グッズと相性のよい多肉植物15選
1. リュウゼツラン(アガベ)
リュウゼツランは、分厚い葉っぱを放射状に広げる姿が雄大な雰囲気を持つ多肉植物です。見た目が竜の舌を連想させることから名付けられました。茎が短いので、地面からいくつもの茎が生えているように見えます。
葉っぱのよさを生かすなら、シンプルにモノトーンのシックな鉢に植え付けましょう。品種選びがポイントで、うねるような長い葉をした「ベネズエラ」、トゲトゲしたブルーグレーの葉色が美しい「雷神」は迫力があります。
2. エケベリア
色鮮やかな葉っぱが重なりあう姿がかわいらしいエケベリア。茎がなく背丈が低いので、寄せ植えにすると地面にたくさんの花が咲いたように見えます。赤や紫、緑、褐色と色合いのバリエーションが豊かなことが特徴です。
エケベリアのエレガントな魅力を生かすには、アンティーク調に仕立てるのがおすすめです。ブリキの鉢やココットなどオシャレな容器に、たくさんの子株を寄せ植えにすると雰囲気が出ますよ。
3. ガステリア
ガステリアは、肉厚の葉っぱを左右対称につける、個性的な見た目が特徴の多肉植物です。胃袋(gaster)に似た花を咲かせることから名付けられました。特に、牛が寝ているような形をした「臥牛(がぎゅう)」や、ころんとした葉っぱがかわいい「白雪姫」はよく栽培されていますよ。
横幅を強調するように、小さめの鉢に植え付けて葉っぱをはみ出させるとかわいらしい雰囲気もプラスできます。
4. アロエ
食品としても馴染みのあるアロエ。先端の尖った肉厚な葉っぱを生やす姿は、力強さを感じさせます。そんな見た目どおり暑さや寒さ、乾燥に強く丈夫な性質なので、はじめて多肉植物を育てる方でも安心して取り組めます。
インテリアにするなら、「不夜城」や「千代田錦」などの葉模様の美しい小型種がおすすめです。どこにでもある普通の空き缶も、アロエを入れるとこなれたプランターに大変身。世界最小種のディスコイングシーなら、デスクの上に置いてもスペースを取らずに楽しめますよ。
5. セダム(マンネングサ)
ぷっくり丸い葉っぱがかわいいセダム。グランドカバーに利用されるほど丈夫な性質で、インテリアプランツとしても人気があります。500以上と多肉植物の中でも特に種類が多く、葉っぱの姿も様々です。
セダムは派手さはありませんが、寄せ植えにすることでメインの多肉植物を引き立ててくれる名脇役になってくれます。いろんな種類をちょっとずつ植えて、壁掛け風にアレンジしてみるのがおすすめです。市販の「固まる土」を水で練って根を包み、フレームにペタペタとくっつけるだけで、まるで絵のような美しさです。
6. ハオルチア
ハオルチアは、世界的に人気ある多肉植物です。「雫石」や「玉章(ぎょくしょう)」、「玉扇(ぎょくせん)」など軟葉系の魅力は、なんといっても光で透ける「窓」です。空き瓶に入れて水栽培すると、夏にピッタリの涼しげなイメージになりますよ。
硬葉系の代表種は、表面に浮き彫りのような白い筋の入る「十二の巻」。ちょっと無骨な石鉢や和食器に植えて、クールさを引き立てる飾り方がおすすめです。
7. 金のなる木
縁起のよい植物として知られる金のなる木は、立派な茎を上に向かって伸ばす大型の多肉植物です。1~3mほどに育つと、まるで低木のような存在感を放ちます。また、11~2月に小さな星型の花を咲かせます。ぷっくりとした葉っぱはどことなく愛嬌がありますよね。
トピアリー風のどこか素朴な印象があるので、鉢を麻布で巻いたり、動物のフィギュアと組み合わせたり、自然が感じられるようなナチュラルな飾り方が似合います。
8. カランコエ 月兎耳(つきとじ)
冬の鉢花として親しまれるカランコエ。花の観賞価値が高いので、多肉植物と気づかないまま育てている方も多いかもしれませんね。
花が美しいのは「ウェンディ」や「テッサ」ですが、葉っぱを観賞して楽しめる品種も豊富。上品な印象の「白銀の舞」や上記写真の「月兎耳」は、ポップカラーのミニ鉢に植えていくつか並べるとかわいいですよ。
9. パキフィツム
うすく白い粉をまとい、ぷっくり丸い葉っぱがキュートなパキフィツム。「星美人」や「月美人」など、美しい名前の品種がたくさんあります。日照が少ないと下葉からポロポロと落ちるので、できるだけ日当たりのよい窓辺で育てましょう。
あえて岩素材に植え付けることで、パキフィツムのやわらかい雰囲気を引き出すことができますよ。
10. コノフィツム
コノフィツム属は「玉形メセン」の代表種で、リトープスより丸みを帯びた葉っぱが特徴です。葉色は緑色のものが多いですが、濃淡の種類が豊富で、「足袋形」「鞍形」「丸形」など様々な形を楽しめます。
デザインのかわいいガーデニング雑貨と組み合わせると、部屋のセンスがワンランクアップして見えますよ。冬に脱皮する姿を見られるのは、育てる醍醐味の1つとなっています。
11. コチレドン(子猫の爪)
シルエットも名前もかわいらしい「子猫の爪」。ふわっとした子猫の爪のような見た目にちなんで名付けられました。生長すると茎が木のように硬くなり、見た目が変化するところも育成の楽しみ方の1つ。丈夫で、手間がかからないところも人気のポイントです。
フェルトを思わせる独特の質感を生かすなら、ちょっと遊び心のある飾り方がおすすめ。ビンテージ感のある鉢を選び、土の表面に手芸用の綿をのせたり、ビーズ状のマルチングストーンを敷いたりして、カントリー雑貨風に飾ってみましょう。
12. ユーフォルビア
ユーフォルビアは、多肉植物を含む約2000種の大群からなる植物の大きなグループです。布を継ぎ合せたような「オベサ」や「ホリダ」、幻想的な色合いの「バリダ」「紅彩雲閣(こうさいうんかく)」など、思わず見入ってしまう不思議な色模様がチャームポイント。
全体的にはサボテンに似た形で、水栽培でも鉢植えでもオシャレに決まる、インテリアにマッチしやすい手軽さが魅力です。
13. グリーンネックレス
コロコロした緑色の粒を茎に連ねるグリーンネックレス。茎がどんどん伸びていくので、垂れ下がるようにフックや壁掛けに引っかけるだけで、立派なインテリアになりますよ。窓際に飾ると、日の光を浴びた粒がキラキラと輝き出します。
14. リトープス(メセン)
「生きた宝石」と呼ばれ、コレクターの心をくすぐるリトープス。石に擬態して身を守る、ユニークな生態で知られます。コノフィツムとともに「メセン」と呼ばれ、春になると脱皮をします。葉っぱの中心が割れて、中から新芽が出てくる様子は、生命の神秘を感じさせてくれます。
ちょっと奇抜な色や形が魅力なので、1つの鉢に数種類を並べて見比べてみるのもおもしろいですよ。部屋を訪れた人にも、標本感覚の知的な雰囲気のインテリアとして楽しめそうですね。
15. アエオニウム
落ち着いた雰囲気をかもしだすアエオニウムは、渋い植物が好みの方にピッタリの多肉植物です。代表種である「黒法師(サンシモン)」は、黒紫色の葉っぱが艶っぽく妖艶。茎の先端にロゼッタ状の花を茂らせる姿が花のように美しいのですよ。
シンプルに素焼鉢に植え付けて、葉っぱの美しさを楽しみましょう。日当たりのよい場所に置くのがおすすめです。
インテリアとしてオシャレに多肉植物を楽しむ
多肉植物は丈夫な種類が多いので、みずみずしさを楽しみつつ、雑貨感覚でいろんな飾り方を楽しめます。それぞれの個性を生かしてちょっと工夫するだけで、印象が変わってオシャレ感がアップしますよね。
栽培中の多肉にピッタリのアイディアが浮かんだら、どんどんアレンジして自分だけのインテリアにしてみてくださいね。
更新日: 2021年09月01日
初回公開日: 2016年04月08日