町を歩いていて、公園や住宅の中にすてきな花壇あると、自分も作ってみたいと思いますよね。ただ、いざ植物を植えようと思うと「単純に好きな花を選べばよい」わけではないことに気づきます。
おしゃれな花壇を作るなら、植物の開花期や草丈、好む土などさまざまなことを知っている必要があるんです。
そこで今回はガーデニングにおける花壇の作り方を、デザインやレイアウト例を交えながらご紹介します。
ガーデニングにおける花壇の作り方って?
せっかく花壇を楽しむなら、好みのお花をかわいらしく飾ってみたいと思うもの。では、オリジナルのデザインの花壇には一体どんな種類があるのでしょうか?
花壇のデザインを決めるポイントは2つあります。1つは花を植える土台となる部分のレイアウト、もう1つは植える花の組み合わせによる色合いなどのデザインを事前に決めることです。
特に正解があるわけではないので、これからご紹介するレイアウトやデザイン例をもとに、自分好みの花壇作りに挑戦してみてくださいね。
ガーデニングを楽しむ花壇のデザインやレイアウトの選び方は?
花壇づくりのポイントは「花を植える土台のレイアウト」と「植える花の組み合わせ」だということがわかりました。
とはいえ、かけられる予算や時間などに限りはあるものです。花壇のレイアウトやデザインを決めるときに考える要素としては、「庭の広さ」「花壇作りにかけられる時間」「お金」「作ったあと植物を育成する手間」などがあげられます。
これらを考慮した上で、デザインやレイアウトを参考にしてみてはいかがでしょうか。続いて、花壇作りのデザインやレイアウト例をご紹介します。
花壇の作り方!その1 レンガで丸みのある花壇を作る
自分で花壇を一から自作するときは、レンガを使って組み上げていくのがおすすめです。
自分が作りたい花壇の縁取りをレンガで組み上げ、そこへ植物を植えていきます。曲線を使うとやわらかく、直線にするとモダンな雰囲気を演出できますよ。
花壇の作り方!その2 低木で道を作る
コニファーなど常緑低木を連続して並べて道の花壇を作ります。地植えにすることで水やりの手間が省け、栽培が楽になりますよ。
花壇の作り方!その3 ロックガーデンを作る
レンガや木枠ではなく岩を使った花壇です。自然な環境を表現しながらも、おしゃれにまとめられます。
花壇の作り方!その4 木材で花壇を作る
なにもレンガだけが花壇の素材ではありません。木やコンクリート、岩で作れば、さまざまな雰囲気の花壇が楽しめます。
特に木で縁取られた花壇は、ナチュラルな質感があり、洋風の庭を作るには欠かせない存在です。
自分でDIYするのはちょっと…という人は、市販のウッドプランターを活用するのも個性を出すポイントの1つ。ロックガーデンでは和の雰囲気が演出できます。
花壇の作り方!その5 花壇で家を囲む
花壇を囲う材料は、何もレンガだけではありません。常緑低木で囲まれた花壇の中に花を植え、さらに家の周りをそれらの花壇を囲うこともできます。緑に囲まれた生活をしたい方におすすめです。
花壇の作り方!その6 花に囲まれたガーデニングハウス
ガーデニングが大好きな方であれば、一度は住んでみたい「お花の家」です。
主につる性の植物を壁や柵にはわせ、屋根や屋上は通常の植物で囲います。栽培や管理が大変ですが、花の開花期には美しガーデニングハウスのできあがりです。
花壇の作り方!その7 床をレンガにした洋風な花壇
床一面にレンガを敷きつめ部分的に植物を植えます。周りを塀や常緑樹で囲めば、プライベートなガーデニング空間が作り出せます。
レンガを敷かない部分は、花壇になるので高木から低木、一年草から多年草まで好みの植物が植えられます。
花壇の作り方!その8 カラーリーフの寄せ鉢をレイアウトした花壇
鉢植えにした植物を近くに置いて、観賞用として楽しむガーデニングを「寄せ鉢」といいます。カラーリーフの寄せ鉢を利用すると1年中きれいな葉っぱを楽しめますよ。
花壇の作り方!ガーデニング初心者にもおすすめの花の組み合わせ8選
1. 花の高低差を出す
花壇に高さを出すことで、草丈の低い植物から高い植物までを一目で確認できるようになります。色違いの花を植えれば、インパクトのある花壇のできあがりです。
2. 高木の足元に花を植える
花壇のスペースや庭が広い方には、高木と草花のコンビがおすすめです。
常緑樹の下であれば、半日陰状態が作りやすいので、夏の暑さをしのぐことができます。さらに周りを芝生で固めれば、ダイナミックかつ可憐な花壇の完成です。
3. 葉牡丹を使ってボーダーを作る
草丈の低い植物だけで花壇を作るなら、葉牡丹をアクセントに加えるのがおすすめです。ボーダー模様を作り出し、花壇にまとまりを与えてくれます。
葉牡丹は冬が見頃なので、ノースポールやパンジー、ビオラなど、同じ時期に開花期を迎える花と一緒に植えましょう。レンガで高さを出した花壇のデザインにもよく合いますよ。
4. チューリップとムスカリの寄せ植え定番コンビを利用する
チューリップとムスカリは、草丈が同じくらいの球根植物で、春の寄せ植えの定番となっています。
花色が豊富で派手なチューリップをムスカリの粒々の小さな花が引き締めれば、大人な雰囲気の花壇の完成です。
5. サボテンを取り入れる
サボテンを並べて作られた寄せ植えです。サボテン好きな方には、アクセントにピッタリですよね。
ただし、サボテンは栽培が難しい場合が多いので、種類を絞って植えるのがおすすめです。
6. 常緑の多年草で囲む
花壇といえば、レンガやコンクリートで仕切られているものが多いですが、多年草をうまく活用すれば、特に区切らなくても花壇のように仕立てて楽しむことができます。
特に常緑の多年草はボーダーにおすすめです。シロタエギクやギボウシ、フウチソウなど、葉色が美しいものをうまく取り入れてみてください。
7. 花色が豊富な1種類の花で埋めつくす
花壇作りを真剣にしようと思うと、植物の大きさや相性など考えることが山積み。どんどん複雑になって、結局作るのをやめてしまった…なんてことも。
そんなときは、シンプルに花色の多い草花1種類だけを一面に植え付けてみましょう。
パンジーやプリムラなら、花色が多いことに加えて長期間花を咲かせてくれるので、花壇のメンテナンスも楽になりますよ。
8. 多肉植物だけの寄せ植え
多肉植物だけを集めれば、ミステリアスな花壇を楽しめます。原産地が近いほど育つ環境もにているので、生長の邪魔になったり、水を欲しがるタイミングも近しいので育てやすくなりますよ。
花壇のレイアウトや作り方を知って、ガーデニングを楽しもう
ガーデニングをはじめるなら、おしゃれなデザインの花壇を作りたいと思うものです。
ただ、闇雲に植え付けてはごちゃごちゃとしてしまうだけでなく、花を枯らしてしまったり、管理が大変になったりとたくさんのトラブルの原因にもなりかねません。
まずは植物を知って自分のライフスタイルに合った花を探してみてくださいね。
更新日: 2021年06月23日
初回公開日: 2016年04月06日