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花壇や鉢で育てたい夏の草花10選

夏の強い日差しが照りつける中、元気に咲き誇る植物の姿を見ていると、元気な明るい気持ちになりますよね。また、寒色系の花なら、暑さを少し和らげてくれそうです。ただ、植物によっては日差しが強すぎて、葉っぱが焼けてしまったり、水不足になったりと、管理の仕方が少しやっかいなことも。そこで今回は、花壇や鉢で育てたい夏の草花を10種ご紹介します。

1. アメリカンブルー(エボルブルス)

アメリカンブルー エボルブルス 花 青 地植え

真っ青な花が、蒸し暑い夏に爽やかさをプラスしてくれるアメリカンブルー。草丈は20~40cmとほどよく、地面をはうように生長していきます。

この性質を活かして、寄せ植えの前面やハンギングに仕立てると、長く飾って楽しめますよ。定期的に伸びすぎた茎を剪定する、花を咲かせやすくなりますよ。

開花時期 5~11月

2. 朝顔

朝顔 朝顔 あさがお アサガオ 

朝顔といえば、日本の夏の風物詩ですよね。つるがフェンスや支柱に絡みながらどんどん伸びていき、夏になるとラッパ型のかわいらしい花を咲かせます。

近年のエコブームの影響もあり、ゴーヤとともに緑のカーテン用の花材としても人気があります。花は夜中から咲きはじめ、昼ごろにはしぼんでしまう儚さも長年愛されてきた理由です。

開花時期 6~10月

3. 千日紅(センニチコウ)

センニチコウ 千日紅

千日紅は、選日もの長い間、ポンポンのような花の色があせないことから名付けられた一年草です。切り花にしても花持ちがよく、ドライフラワーにして色があせにくいという特徴があります。

千日紅は、千日も!?長い間楽しむことができます。マッチ棒のような茎の先端に丸い可愛らしい花?を咲かせます。じつはこれ、葉の集まりで花はその間に挟まるように咲いているのです。

形や色が変わりにくいことから、ドライフラワーとしても愛されています。日当たりがよく乾燥した環境を好むので、水のやり過ぎには注意してください。

開花時期 5~11月

4. カサブランカ

カサブランカ

カサブランカは、百合の代表的な品種の1つで、白く大きな花と、肉厚で光沢のある葉っぱが特徴となっています。百合の中でも特に香りが強く、見た目に存在感があることから、花束やアレンジメントによく加えられていますよ。

日光の浴びすぎや乾燥に弱く、栽培には何かと手間はかかりますが、上手に栽培すればたくさんの花を咲かせてくれます。

開花時期 6~8月

5. サルビア

サルビア 地植え

家や公園の夏の花壇を彩る存在といえば、サルビア。真っ赤な花が穂のような形にまとまって付く姿は立ち上る炎のよう。そんな情熱的な雰囲気を持つことから、赤い花には「燃ゆる想い」という花言葉も付けられています。

草丈が比較的高いので、寄せ植えに利用するときは中段から背面に配置するのがおすすめです。

開花時期 6~11月

6. ひまわり

ヒマワリ

ひまわりは、大きな黄色い花が太陽を追いかける姿が印象的な草花です。背丈の高いものが群生している全国各地のひまわり畑には、夏になるとたくさんの人が訪れます。

ただ、そんなに背の高いひまわりは庭で育てられない…と思うことも。ガーデニングに利用するときは、草丈がコンパクトにまとまるミニひまわりを鉢や地面に植え付けるとよいですよ。

開花時期 6~10月

7. ペチュニア

サフィニア ペチュニア

夏になると必ずといってよいほど、ペチュニアはガーデニングに利用される機会の多い草花です。ラッパ型の花の形と、暖色から寒色まで花色のバリエーションが豊富となっています。

元々雨に濡れると傷んで枯れてしまう性質でしたが、サントリーフラワーズの開発したサフィニアによって使われる機会が増えました。

開花時期 4~10月

8. ガザニア

ガザニア 花壇

ガザニアは、くっきりとした花びらの形が印象的な多年草です。小さなガーベラのような花は、赤やオレンジ、黄色など元気のよい色のものが多く、見ている人に元気を与えてくれます。シルバーリーフのものもあり、個性的な見た目を活かしてグランドカバーに仕立てるのも楽しいですよ。

開花時期 5~10月

9. クレマチス

クレマチス

「つる性植物の女王」という別名を持つクレマチス。細く丈夫なつるをどんどん伸ばして生長し、夏に春の終わりから秋にかけて、華やかな雰囲気の大きな花を咲かせます。

つる性植物は広いスペースが必要と思われがちですが、トレリスやネット、あんどん支柱などをうまく活用すれば、ベランダなど限られたスペースでもクレマチスを十分育てて楽しめます。

開花時期 5~10月

10. コスモス(秋桜)

コスモス 秋桜

コスモスというと秋のイメージではありませんか?ただ、最近は品種改良によって夏に花が咲く「夏咲き」の品種がたくさん生み出され、7月頃から見頃を迎えるようになりました。

また、ピンク色をした一重の花が広く知られていますが、黄色や紫、白などの花色があるほか、八重咲きや丁字咲きなど見た目のバリエーションも豊富。夏から秋にかけて、季節の移り変わりを感じたい方におすすめです。

開花時期 6~11月

夏の草花は丈夫で育て方の簡単なものが多い

夏のガーデニングに利用される草花は、日本の高温多湿の気候に馴染んでいるものが多く、丈夫で育てやすいものが多く見られます。水切れや、直射日光の遮光など、春や秋と管理の方法は違いますが、その分手間がかからないこともたしか。

夏の花壇や鉢植えなどを作るときは、ぜひ今回ご紹介したく草花を参考にしてみてください。

更新日: 2021年12月03日

初回公開日: 2016年04月13日

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