梅雨は長く降り続く雨に、どうしても気持ちも沈んでしまいがちですよね。そんなとき、色鮮やかな花を見ると、気持ちが明るくなりませんか?花には、見ている人を自然と癒やし、リラックスさせる効果があるんです。お気に入りのものを見つけてお部屋に飾ってみてください。今回は、そんな梅雨の時期の咲く花を10種ご紹介します。
梅雨に咲く花10選
1. バラ
「花といえば」といわれて誰もがイメージするほど、あまりにも有名なバラ。「花の女王」と呼ばれ、つるや低木、その中間と様々な見た目で人々を楽しませてきました。また、その花姿はゴージャスで女性的。1輪花瓶に挿すだけでも、存在感がありますよ。
花言葉 | 『愛』『美』 |
開花期 | 5~10月 |
2. あじさい(紫陽花)
梅雨の雨を受けて咲くあじさいの花は、梅雨の風物詩ですよね。手毬のように小さな花をまとまって咲かせる姿は、かわいらしく親しみやすさがあります。
株の大きさを剪定によって保てるので、鉢植えや地植えなど、ライフスタイルに合った栽培が楽しめますよ。近年は、中心に花を付けない「ガクアジサイ」という原種も人気が出てきています。
花言葉 | 『移り気』『浮気』『乙女の愛』『辛抱強い愛』 |
開花期 | 5~7月 |
3. ムクゲ(木槿)
ムクゲは、秋の七草として平安時代の昔から観賞されている落葉性の花木です。6月頃から、10~20cmの大きなハイビスカスに似た花を咲かせます。
日当たりのよい場所で育てることがポイント。日本に古くから自生しているので、強く丈夫で、花木の入門編としてもおすすめですよ。
花言葉 | 『信念』『新しい美』 |
開花期 | 6~10月 |
4. 花菖蒲(ハナショウブ)
花菖蒲は、すっと伸びた茎の先に、アヤメ属独特の姿をした青紫色の花を咲かせる多年草です。梅雨の時期に見頃を迎え、雨空にもかかわらず全国の花菖蒲の名所へ人々は足を運びます。
和の雰囲気があり、生け花の花材としても人気があります。多年草ですが、連作障害を起こしやすいので、自宅で育てるときは2~3年に1回植え替えをすると、毎年きれいな花を楽しめます。
花言葉 | 『よい便り』『メッセージ』『希望』 |
開花期 | 6~7月 |
5. クチナシ(梔子/ガーデニア)
沈丁花、金木犀と並んで世界三田香木の1つに数えられるクチナシ。梅雨の時期になると、白くかわいらしい花から甘くよい香りが運ばれてきます。
常緑性の低木でもあるので、地植えにして庭で楽しめるのはもちろんのこと、鉢植えをベランダに置いて開花期以外は観葉植物として育てるのもおすすめ。寒さには弱いので、冬は室内に取り込んであげると安心です。
花言葉 | 『とてもしあわせです』『喜びを運ぶ』『洗練』『優雅』 |
開花期 | 6~8月 |
6. カラー
カラーの花は、シンプルな見た目でクセがなく、男女問わず人気があります。また、「乙女のしとやかさ」などの花言葉が幸せな花嫁を連想させることから、ウエディングブーケにもよく利用されますよ。
クルッと丸まった花びらが独特で、切り花やアレンジメントにして楽しまれることが多いです。お部屋に飾ると、清潔感のあるさわやかな雰囲気を演出できますよ。
花言葉 | 『乙女のしとやかさ』『華麗なる美』『清浄』『清純』 |
開花期 | 4~7月 |
7. クレマチス
クレマチスは「つる性植物の女王」と呼ばれ、海外のガーデニングでも高い人気を誇る日本原産の植物です。イングリッシュガーデンの本場イギリスで盛んに品種改良が行われ、逆輸入の形で明治時代に日本へと渡ってきました。
丈夫なつるをどんどん伸ばして生長し、大きな花を株いっぱいに咲かせてくれますよ。長雨が続いて暗い雰囲気になっている庭やベランダを、明るく彩ってくれる存在です。
花言葉 | 『精神の美』『旅人の喜び』『策略』 |
開花期 | 5~10月 |
8. アルストロメリア
アルストロメリアは、ユリの仲間の球根植物で、初夏の間エキゾチックな花を咲かせます。花びらの中心に筋状の模様が入るところが特徴。また、花持ちもよく長い間観賞できることから、夏の花束やアレンジメントに使われます。
球根を定期的に掘り上げ、植え替えることで、鉢植えや地植えにして毎年花を楽しむのもすてきですね。
花言葉 | 『持続』『未来への憧れ』『エキゾチック』 |
開花期 | 5~7月 |
9. 睡蓮
睡蓮は、放射状に花びらを広げて咲く姿が美しく幻想的な水生植物です。水の上に花が浮かぶ姿は、すずしげですよね。
通常の植物とは違い、睡蓮鉢など深さのある容器の下に鉢を沈め、水の量を調節しながら育てていくところもユニーク。花色も豊富なので、自分好みのものを見つけて栽培してみてください。
花言葉 | 『清純な心』『信仰』『清浄』『信頼』 |
開花期 | 5~10月 |
10. アガパンサス(紫君子蘭)
空に向かってまっすぐ伸びる茎の先に、ユリに似た小さな花を放射状に咲かせるアガパンサス。ギリシャ語で愛を意味する「agape(アガペー)」が語源となっていることから、ヨーロッパでは古くから愛の花として親しまれてきました。
過湿に弱く、梅雨の時期は風通しをよくしてあげると、長く花を楽しめますよ。
花言葉 | 『恋の訪れ』『ラブレター』『恋の季節』 |
開花期 | 5~7月 |
梅雨に咲く花に癒やされる
梅雨の時期は、なかなか外を出歩く気分にもなれず、家の中に引きこもってしまいがち。そんなときに、お部屋やベランダ、庭など目に付くところに花があると、気持ちが少し明るくなりますよ。自分の好きな色や香りを持つ花を飾って、梅雨の時期も落ち着いて過ごせるとすてきですね。
更新日: 2021年11月24日
初回公開日: 2016年04月02日