春にきれいな花を咲かせるために、秋に植え付ける球根植物はたくさんあります。様々な色であふれた花壇やプランターで、春の訪れを感じてみませんか。今回は、秋に植えて、春から初夏にかけて花を咲かせる球根植物を7種ご紹介します。
1. アネモネ
アネモネは、地中海近辺が原産のキンポウゲ科の植物です。数百を超える品種があり、花色や咲き方は品種によって様々です。日当たり、水はけ、風通しのよい場所に植え付ければ、毎年5~10cmほどの大きな花を、たくさん咲かせてくれますよ。丈夫で育てやすいことからガーデニング初心者にもおすすめです。
植付時期 | 10~11月 |
開花時期 | 2~5月 |
2. 百合(ユリ)
ゴージャスなイメージから、ブーケや花束によく使われる百合。「純潔」「無垢」といった花言葉からは、女性らしさを感じられ、古くから母性の象徴とされてきました。種類や品種によって自生地は様々なので、球根を植える前に好む環境を確認しておくことが、きれいな花を咲かせるポイントです。
植付時期 | 10~11月 |
開花時期 | 5~8月 |
3. スノードロップ
スノードロップは、2~3月に白い花を咲かせ、春の訪れを告げてくれる球根植物です。垂れ下がって咲く様子が、イヤリングのようだったことから名付けられました。もともと、涼しい地域に自生しているので、直射日光を避けられる場所への植え付けが適しています。球根を植え付け後は、特に手間がかからないのでおすすめですよ。
植付時期 | 8月下旬~10月中旬 |
開花時期 | 2~3月 |
4. チューリップ
春に咲く花の代表的なものの1つであるチューリップ。その独特な花姿から、大人から子供まで幅広い世代に愛され、全国各地に名所があります。10~11月になったら、水はけと日当たりのよい場所に球根を植えます。しっかりと球根を土に埋めないと、根の力で球根が地上に出てきてしまうので注意してください。
植付時期 | 10~11月 |
開花時期 | 3~5月 |
5. ヒヤシンス(ヒヤシンス)
ヒヤシンスは、春になると甘い香りの花を、茎の先にたくさん咲かせます。花色が豊富で、草姿も独特。鉢植えや地植えだけでなく、水耕栽培育てている方もたくさんいますよ。また、花は、切り花やアレンジメントに活用して楽しめます。日当たりがよい場所で管理するのが、元気に育てるポイントです。また、風通しのよいところなら、他の草花に比べて害虫の被害が少なくすみますよ。
植付時期 | 9~11月 |
開花時期 | 2~4月 |
6. フリージア
フリージアは、カラフルでかわいらしい花を咲かせる球根植物です。また、「親愛の情」「純潔」などポジティブな花言葉をもつことから人気があります。同時期に咲くクロッカスと相性がよく、寄せ植えにして楽しまれていますよ。
しっかり身がしまった球根を選び、鉢植えや地植えにしていきましょう。また、しおれた花を順次摘み取っていくことで、球根に栄養をとどめ、毎年花を咲かせてくれます。
植付時期 | 10~11月 |
開花時期 | 3~4月 |
7. ムスカリ
花の香りがムスクに似ていることにちなんで名前が付けられたムスカリ。ヒヤシンスの近縁種で、長く伸びた茎の先に、粒状の花を咲かせることから、「グレープヒヤシンス」「ブドウヒヤシンス」とも呼ばれます。秋になって涼しくなってきたら、ムスカリを植え付ける時期です。早くに球根を植えてしまうと、草丈が高くなり、弱い茎が育ってしまいます。時期にさえ気をつけていれば、植えっぱなしでも毎年きれいな花を咲かせますよ。
植付時期 | 9~10月 |
開花時期 | 3~5月 |
秋植えの球根は手間がかからないものが多い
種まきや苗植えの植物に比べて、球根植物は手間がかからないものが多いです。忙しい人やめんどくさがりな人でも、気軽に栽培できる魅力がありますよ。秋植えた球根の花が春に咲き、庭やお部屋を彩ってくれたらすてきですね。
更新日: 2015年11月04日
初回公開日: 2015年11月04日