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初恋や片思いにまつわる花言葉を持つ花10選

花言葉は、ギリシャ神話をはじめとした世界中の伝説を元に付けられていることが多く、愛や恋に関係したものが大半を占めていますよね。愛する人へ花を贈って自分の気持ちを伝えるという意中の相手へのアプローチ方法は、昔から世界共通だったからかもしれませんね。今回は、そんな愛に関係する花言葉の中でも初恋や片思いにまつわるものをもつ花を10種ご紹介します。

1. パンジー

パンジー スミレ

『私を思って』『もの思い』

初秋から初夏までの長い間、4枚の花びらの付いた花を咲かせて花壇やプランターを彩るパンジー。草姿が、頭を垂らしてもの思いにふけっている人の様子を連想させることから、「私を思って」という花言葉が付けられました。また、パンジーという花名も、フランス語の「パンセ(思想)」が語源となっているんですよ。

2. ひまわり(向日葵)

ひまわり 花 いっぱい

『あなただけを見つめている』『崇拝』『愛慕』

夏の青空にさんさんと輝く太陽のように、大きな黄色い花を咲かせるひまわり。ギリシャ神話に登場する、太陽神アポロンに片思いをしていた水の精クリュティエがひまわりにその姿を変えてしまったというエピソードから、「あなただけを見つめている」という花言葉が付けられました。

また、花が太陽を追いかけるように向きを変える姿も、相手に恋焦がれているかのような想像を膨らませてくれます。

3. プリムラ・ジュリアン

プリムラ

『青春の喜びと悲しみ』

プリムラ・ジュリアンは、パンジーとともに冬の寄せ植えに重宝する多年草です。厳しい冬の間中美しい花を咲かせているにもかかわらず、暑い夏を目前に花が枯れてしまうその姿から、「青春の喜びと悲しみ」という花言葉が付けられました。

できるだけ長くそのかわいらしい花を楽しむなら、枯れた花はこまめに摘みとっていきましょう。

4. ベゴニア

ベゴニア

『親切』『片想い』『愛の告白』『幸せな日々』

ベゴニアは、種類や品種が多く、木立性や球根性など見た目や生態も様々な植物です。1年中出回って花を咲かせますが、特に3~5月と9~10月にたくさんの種類が見頃を迎えます。

葉っぱが左右非対称なことや、葉っぱの形がゆがんだハートのような形をしていることから、『愛の告白』や『片思い』という花言葉が付けられました。

5. 紫色のヒヤシンス

ヒヤシンス 紫色

初恋のひたむきさ

春になると、球根から丈夫な茎を生やし、先端に小さな花が穂のようにまとまって咲くヒヤシンス。紫色の花言葉は、「初恋のひたむきさ」。これは、太陽神アポロンと西風の神ゼピュロス、美少年ヒュキントスの三角関係のすえ、ヒュキントスが死んでしまい、その血から紫のヒヤシンスが咲いたというギリシャ神話のエピソードに由来しています。

6. イベリス(キャンディータフト)

イベリス 地植え

『心をひきつける』『初恋の思い出』『甘い誘惑』

イベリスは、小さな花が集まって、砂糖菓子のような姿になるヨーロッパや北アフリカ原産の植物です。その花から甘い香りが甘酸っぱい初恋の記憶を思い起こさせることから、「初恋の思い出」という花言葉が付けられました。

また、屈曲花(マガリバナ)という別名にもあるように、太陽を追いかけるように花の向きを変える姿からも、控えめで一途な印象を受けますね。

7. 紫のライラック

庭木 ライラック

『初恋』『恋の芽生え』

原産国のヨーロッパでは白いライラックが青春を象徴する花として親しまれていますが、日本でよく見かけるのは紫色。「初恋」や「恋の芽生え」という、心がウキウキするような花言葉が付けられているので、葉っぱの形がハート型をしているからなんですよ。香料として利用されるほど香りもよく、大切な人にプレゼントすると喜ばれます。

8. 赤いバラ(薔薇)

バラ 錦絵

『愛情』『美』『情熱』『熱烈な恋』『あなたを愛します』

真っ赤なバラは、プロポーズのシーンによく登場する花ですよね。これは、「あなたを愛しています」という花言葉が付けられていることから。さらに、バラは花束の本数によっても花言葉が変わります。

好きな人へ贈るなら、「最愛」を意味する11本、「永遠の愛」を意味する99本で花束を作るのがおすすめです。

9. シロツメクサ(クローバー)

シロツメクサ

『私を思って』『幸運』『約束』『復讐』

シロツメクサは、ラッキーアイテムであるクローバーの花のことです。四葉のクローバーが誕生する確率は10万分の1といわれており、探し当てることはむずかしいとされています。そんなめずらしい葉っぱ探し当てるとき、「私を思って」という祈りにも似た花言葉が生まれたのかもしれませんね。「約束」という花言葉も、相手を大切にすると約束するカップルの気持ちを表しているようです。

10. キンモクセイ(金木犀)

金木犀 キンモクセイ

『初恋』『謙虚』『謙遜』『気高い人』『真実』『陶酔』

秋になると、風に乗って甘いキンモクセイの花の香りが運ばれてきます。この強い香りから、世界三大香木の1つに数えられます。「初恋」の甘く切ない思い出を思い起こさせるようなキンモクセイの香りは、香水にされるほどファンが多く、花から自分でルームフレグランスを作って楽しむこともできます。

初恋や片思いを思わせる花は香りがよいものが多い

初恋や片思いというと、甘く切ないものというイメージがありますよね。そんなイメージから、初恋や片思いにちなんだ花言葉をもつ植物は、よい香りのするものがたくさんあります。

また、見た目も可憐でかわいらしいものが多いです。町中や花屋さんで見かけたとき、花言葉を知っていると、また違った角度から花を楽しむことができて楽しいですよ。

更新日: 2023年06月28日

初回公開日: 2016年04月14日

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