黄色は光や太陽などをイメージさせる、明るい雰囲気を持つ色です。楽しいシーンを演出する色でもあることから、花壇や花束に黄色い花を取り入れると、ポップな印象になり、目を引くポイントになってくれますよ。今回は、たくさんある黄色い花のうち、ガーデニングや花束に取り入れたいものを10種に厳選してご紹介します。
1. ダリア
夏から秋にかけて、たくさんの花びらのある花を咲かせるダリア。黄色い花色には、「栄華」「優美」とポジティブな花言葉が付けられています。小輪で草丈の低い品種を選べばかわいらしい寄せ植えに、草丈の高いものを花束にと、自分好みのアレンジの仕方を楽しめます。花びらの枚数が多いものを1輪挿しに行けておくだけでも、存在感がありますよ。
2. ひまわり/ミニひまわり
夏を代表する黄色い花といえば、ひまわりではないでしょうか。太陽に向かってまっすぐの茎を伸ばし、明るく咲き誇る姿は、堂々としていますよね。草丈の高いものをイメージしてしまいますが、近年は草丈のひまわりがガーデニングに人気。鉢やプランターに植え付けて気軽に楽しめます。
3. カロライナジャスミン
カロライナジャスミンは、茉莉花に似たやさしい香りを漂わせるつる性植物です。黄色いラッパのような花の見た目もジャスミンに似ていますが、ジャスミンがモクセイ科なのに対して、カロライナジャスミンはマチン科と、全く別種の植物となっています。つるを伸ばして生長する性質を生かして、フェンスやトレリスにはわせるとすてきです。
4. キバナコスモス
秋桜といえば秋の花ですが、キバナコスモスは初夏から秋の終わりまでの長い間、花を咲かせることが特徴です。名前の通り黄色い花を咲かせる姿には、かわいらしくも野性的な雰囲気がありますよ。春~夏の間に種まきをすれば、多少放っておいても育つ丈夫さがあります。
5. スプレーマム(スプレー菊/ポットマム)
仏花として、法事やお墓参りのときに度々登場する菊。元々日本や中国が原産だった菊を、アメリカで品種改良して生み出されたのがスプレーマムで、「洋菊」とも呼ばれます。1本の茎にたくさんの花を付けるのが特徴で、黄色い花はキュートな雰囲気を持っていますよ。ポンポンマムなどのユニークな形のものは、庭のアクセントにも活躍します。
6. チューリップ
チューリップといえば、春を代表する花の1つですよね。茎の先にクラウン型のかわいらしい花を咲かせます。世界中で人気があることから、今でも盛んに品種改良が行われ、花色や草姿、開花時期はさまさま。
黄色の花言葉は、「希望のない恋」「望みのない恋」と、ちょっとネガティブ。プレゼントに贈るときは、メッセージカードなどを添えると安心です。
7. マリーゴールド
センチュウを防ぐコンパニオンプランツとして、家庭菜園でもよく見かけるマリーゴールド。ポンポンのような花がかわいらしいですよね。草丈が低いにもかかわらず、花はボリュームがあるので、鉢植えでも地植えでも楽しめる使いやすい花となっています。
8. ハイビスカス
ハイビスカスは、5枚の大きな花びらと、中心から突き出た柱頭が独特の南国らしい雰囲気を持っている夏の花です。全体的に鮮やかではっきりとした花色のものが多くあります。黄色い花色のものは、中心が赤や白に色づいているものが人気ですよ。
9. 福寿草(フクジュソウ)
福寿草は、春の訪れを感じさせてくる日本原産の山野草です。黄色おわん型の花はかわいらしく、江戸時代の頃から園芸植物として親しまれています。南天と一緒に寄せ植えにされた正月飾りは、縁起がよいとされていますよ。多年草ですが強い日差しや乾燥に弱いので、管理がしやすい鉢植えで育てると長く楽しめます。
10. ガーベラ
「常に前進」「希望」というポジティブな花言葉を持つことから、花束によく加えられるガーベラ。黄色い花色には、「究極美」「親しみやすい」という色別の花言葉も付けられています。数輪花束に加えてかわいらしさをプラスするもよし、鉢植えにしてたくさんの黄色い花を楽しむもよしと、自分好みの方法で楽しめます。
黄色い花を庭や花束のアクセントに加えよう
黄色い花は、暖色系の花と相性がよく、庭の寄せ植えや花束に加えやすい色ですよね。ピンクやオレンジと合わせればポップに、グリーンと白と合わせれば差し色にと、どんな組み合わせにしても失敗はほとんどありません。黄色い花をアクセントとしてうまく加えてみてくださいね。
更新日: 2021年11月10日
初回公開日: 2016年04月12日