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ベランダの目隠しは植物で!おすすめの観葉植物・草花10選

ベランダは、洗濯物を干したり、物置きにしたりと、なにかと便利なスペースです。でも、ベランダの向かい側からお部屋の中が丸見え…なんてことは避けたいものです。植物を使って目隠しをすると、すてきな空間に仕立てることができます。また、室内からは緑のある癒やしの空間を楽しめますよ。今回は、ベランダの目隠しにおすすめの植物と、それぞれのおしゃれな飾り方をご紹介します。


ベランダの目隠しにおすすめの観葉植物7選

1. カポック(シェフレラ)

カポック

カポックは、鉢植えで楽しむことのできる観葉植物で、丸い葉っぱを放射状に広げます。この丸い葉っぱには人の気持ちを落ち着かせる働きがあり、玄関などに置くとよい運気を家に招き入れるとされています。また、風通しのよい場所を好むので、ベランダはカポックにとっては絶好の育て場所でもあります。

目隠しとして活用するなら、背の高い株の鉢植えを横に並べてみましょう。ベランダが緑鮮やかな空間に早変わりしますよ。ただ、斑入りのものは直射日光に弱いので、日差しの強さによって種類を選ぶと枯れさせてしまう心配も少なくすみます。

2. アイビー(ヘデラ)

アイビー へデラ

つる性観葉植物の定番といえば、アイビー。多少放っておいても元気につるを伸ばして生長するほど生命力が強く、葉っぱの色も美しいことから、ガーデニングの初心者からベテランまで幅広く人気です。壁面緑化用の素材として、ビルや住宅の壁に使われていることも多いですよね。

アイビーの生育環境には、西日が当たりやすいベランダが最適。乾燥した冬でも枯れる心配はありません。ただ、水不足になると枯れてしまうので、土の状態はよく観察するようにしてくださいね。つるを伸ばして生長する性質を生かして、フェンスに這わせたり、ハンキングで上から吊るしたりするなど、自分好みのアレンジを楽しめます。

3. トックリラン(ノリナ/ポニーテール)

ポニーテール トックリラン

トックリランは、幹の姿が徳利に似ていることから名付けられた、メキシコ原産の観葉植物です。先端の細い葉が仔馬のしっぽを思わせることから、「ポニーテール」という別名が付けられています。株元の膨らみに水分と養分を蓄えているので、日当たりのよい場所であれば寒さや乾燥に強く、屋外でも安心。また、生長するスピードも遅いので、あまり手をかけたくない人にもおすすめです。

ベランダに飾るなら、窓の近くに置くと、広がった葉っぱが視界を遮ってくれますよ。また、植物を飾ったラックの横に置けば、アクセントにもなりそうですね。

4. ワイヤープランツ

ワイヤープランツ 鉢 

ワイヤープランツは、針金のようなつるに丸い葉っぱをたくさん付ける観葉植物です。アイビー同様丈夫で、西日の当たるベランダでも気兼ねなく栽培を楽しめます。

こんもりと葉っぱを茂らせる性質があるので、ベランダに飾るときはハンギングプランターを活用するのがおすすめ。手すりにひっかけて外側に出せば、鮮やかなグリーンが窓辺に広がりますよ。ただ、蒸れた環境だと葉っぱが落ちやすくなってしまうので、他の住居の人に迷惑をかけないよう、夏場は何度か剪定をして風通しをよくするようにしてください。

5. ゴールドクレスト

ゴールドクレスト 室内 鉢植え

クリスマスの時期になると人気が出るゴールドクレストは、コニファーの1種です。針葉樹らしい鮮やかな緑色の葉っぱが、円錐形のシルエットを作り出し、あたりが華やかな雰囲気に包まれます。庭の生垣に活用されているのをよく目にしますよね。

寒い時期に出回る通り、寒さには強い半面、暑さや湿気には弱い性質があります。鉢植えにして風通しのよいベランダに飾ると美しいですが、夏は注意が必要です。梅雨前の3~6月には剪定をして、しっかり刈り込むようにするとよいです。三角形の樹形にこだわらず、頂点をボンボンのように丸く仕立てると、枯れる心配が減ります。

6. ユッカ(青年の木)

ユッカ・メキシコチモラン

細く尖った葉っぱが特徴的なユッカ。観葉植物の定番の1つで、その生命力の強さや男性的な見た目から、「青年の木」という別名でも親しまれています。

太い葉っぱを幹の頂点から放射状に広げるので、一株でも目隠し効果は十分。小さな株を窓辺にいくつか飾ってもかわいらしいですよ。また、強い日差しから日の当たらない場所まで、育てる場所を選ばないのもうれしいポイントです。ただ、背丈が高くなると倒れやすくなるので、鉢は重いものを選ぶようにしてください。

7. ピレア

ピレア 葉 鉢植え

ピレアは、美しい葉っぱが特徴のリーフプランツです。庭やプランターでもアクセントに加えられ、他の花の引き立て役として活躍してくれます。草丈は種類や品種によっても違いますが、こんもりと茂る性質があります。

直射日光に当たると、葉っぱが焼けてしまうので、風通しのよい半日陰のベランダで育てるのが向いています。いくつかの種類をハンギングプランターに植え付けて飾ったり、ワイヤーラックに数株鉢植えを置くとエキゾチックな雰囲気を演出できますよ。ピレア・グラウカ・グレイシーという種類は、つる性でベランダガーデニングに取り入れやすいですよ。

ベランダの目隠しにおすすめの草花3選

8. コンボルブルス(セイヨウヒルガオ)

コンボルブルス セイヨウヒルガオ

ラッパ型の花がかわいらしいコンボルブルス。セイヨウヒルガオという和名の通り、日中に花を咲かせます。一年草なので夏の最盛期しか、花を楽しむことはできませんが、種類が多く、花色のバリエーションが豊富なことが魅力となっています。

特に白い花色のものが、夏のベランダガーデニングにはおすすめです。あんどん支柱を立てた鉢植えにすれば、足元の目隠しになりますよ。また、朝顔と一緒に植えて緑のカーテンを作り、昼も夜も花を楽しむのもおすすめです。

9. クレマチス

クレマチス 花 種類 寄植え

クレマチスは、丈夫なつるを伸ばして生長して生長する多年草です。大きくゴージャスな花を咲かせ、つるも丈夫で強いことから「つる性植物の女王」と呼ばれています。2,000を超える園芸品種があり、花の姿や形は様々です。

ベランダの目隠しにするなら、白いトレリスを活用すると、緑の葉っぱや鮮やかな花をきれいに見せることができます。また、スペースが広いようなら窓の周りにアーチを作って、そこに這わせるとイングリッシュガーデン風のベランダに仕立てることができます。

10. 朝顔

アサガオ グリーンカーテン

緑のカーテンの定番植物である朝顔。様々な色合いをしたラッパ型の花を咲かせる、日本の夏の風物詩ですよね。一年草ではありますが、夏の間窓開けたい人は、ベランダの目隠しにぜひ活用してみてください。

窓の上からネットを垂らせば、太いつるをどんどん絡ませながら生長し、朝にはたくさんの花を咲かせます。また、緑のカーテンには、あたりを涼しくする効果もあり、夏の節電にも効果的です。しっかりと葉っぱを茂らせたいなら、生育旺盛で草丈も高い西洋朝顔の品種がおすすめです。

目隠しを兼ねてベランダで植物を育てよう

近年のボタニカルブームもあり、ベランダなど限られたスペースでガーデニングを楽しむ人も増えてきましたよね。自分好みの植物で窓辺を彩れば、毎日の生活が少し豊なものなるかもしれません。

また、目隠しとして植物を飾り付ければ、近隣の人の目も気にせずプライベート空間を楽しめますよ。ただ、マンションによってはベランダで植物の栽培を禁止している場合もあるので、事前に確認してからはじめるようにしてくださいね。

更新日: 2021年12月15日

初回公開日: 2016年03月29日

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