4月に植える花10選！ガーデニングで花壇を彩ろう

4月は、あたたかな日差しとともに、入園式や入学式、就職など人生の新たな門出を経験する、心躍る時期ですよね。たくさんの植物が芽吹く季節でもあることから、ガーデニングでは春から夏にかけて咲く草花を植え付けるときでもあります。今回は、春の庭やプランターを彩る、ガーデニングにはかかせない4月の花を10種ご紹介します。

1. ハゴロモジャスミン

ハゴロモジャスミンは、一般にジャスミンの名で親しまれる茉莉花（マツリカ）の仲間です。長いつるを伸ばして生長し、4～6月に白やピンクの花を咲かせます。1つの1つの花は小さいですが、つるの先にたくさんのつぼみを付け、満開になるとよい香りを漂わせることが特徴。ラティスやフェンスなどにつるをからませ、大きく育てると見応えがありますよ。

2. ポピー

広い場所に群生させると見応えのあるポピー。細い茎の先に、色とりどりの花を咲かせる姿が、春の明るい陽気によく似合います。和紙のように薄い花びらが風に揺れる姿が印象的です。

ケシ科の植物の総称で、草丈や花姿、花色のバリエーションが豊富となっています。また、種からでも簡単に発芽し、気軽に栽培を楽しめる初心者向きの草花ですよ。

3. サクラソウ（日本桜草）

サクラソウは、古くから庶民に愛されてきた日本の春の花です。桜を思わせる5枚の花びらの花を咲かせることから、名付けられました。300を超える園芸品種があるとされており、江戸時代には武士たちが自分で作り出したものを持ち寄って品評会がよく行われていたんだとか。

プリムラと同じ属に分類されていますが、可憐で自然な姿が魅力となっています。草丈も低く、管理も簡単なので、寄せ植えの前面や、玄関先のプランターなどちょっとした場所に植え付けるのがおすすめです。

4. スズラン（鈴蘭）

スズランは、鈴のような花を咲かせる多年草です。白い花色がよく知られていますが、品種改良によって、ピンクや赤などの色をした花もあります。香りがよく、春の花壇をやさしい雰囲気で包んでくれますよ。ただ、全草に毒を持っているので、植え付けるときなど株を扱うときは、手袋を付けて作業するようにしてください。

5. イベリス（キャンディタフト）

イベリスは、小さな花を茎の先端にまとまって咲かせる姿がかわいらしい植物です。一年草と多年草の2タイプがあり、飾りたい環境や期間に合わせて種類を選べることが魅力。やせた土でもよく花を咲かせ、乾燥にも強いことから、ロックガーデンや花壇の縁取りに活躍してくれますよ。

6. 都忘れ（ミヤコワスレ）

都忘れは、日本的な侘び寂びを感じさせるキク科の多年草です。江戸時代から品種改良が盛んに行われており、草丈も高いものから低いものまであることから、ガーデニングの様々なシーンに取り入れて楽しむことができます。ピンクや淡い紫などパステルカラーの花がかわいらしく、お庭の名脇役となってくれます。

7. 牡丹（ボタン）

牡丹は、あでやかという言葉がよく似合う、大きな花を咲かせる落葉性の低木です。「花の王様」と言われるとおり、「風格」や「高貴」といった威厳を感じさせる花言葉を持っています。

1本植えるだけで、庭の主役となってくれます。手入れの手間は他の花木に比べてかかりますが、大切に育てれば育てるほど愛着がわき、花が咲いたときには感動を与えてくれますよ。

8. 藤（フジ）

やさしい色合いで、枝から垂れ下がるように細かい花を咲かせる藤。日本で古くから栽培されている落葉樹で、万葉集にも登場します。藤棚を下からのぞくと、甘い香りとともに、長く垂れた藤の花が風にたなびく姿をゆっくり鑑賞して楽しめます。その優雅な様子から、女性のたとえにもよく用いられているんですよ。

9. スイートピー

フリルのきいた花から、蝶が飛び立つ姿を連想させるスイートピー。その花姿から、出会いと別れを思わせる花言葉をたくさん持つ、春を代表する花の1つです。つる性で、地植えにしてフェンスに巻きつけたり、鉢植えにしてあんどん仕立てにしたりと、色々な飾り方を楽しめることがポイント。花色の違う品種を花壇の寄せ植えにすると、春らしい庭に仕上がります。

10. ラナンキュラス

ラナンキュラスは、女性に人気の花で、ブーケや花束によく利用されます。「とても魅力的」などポジティブな花言葉からも、プレゼントにぴったり。

また、幾重にも薄い花びらが重なって咲く姿は、1輪でもゴージャスな雰囲気を与えてくれます。球根植物なので、きちんと手入れをすれば毎年花壇を彩ってくれますよ。育てた花は、切り花にしてお気に入りの花瓶に飾れば、家の中も華やぎます。

4月はたくさんの花が咲く季節

他の季節と比べて春に咲く花の種類は多く、4月は植物の栽培をはじめるにはうってつけです。パステルカラーやビタミンカラーの花色で、庭やプランターを明るくさわやかな雰囲気で満たすことができますよ。一年草と多年草、花木などをうまく組み合わせながら、春のガーデニングを満喫してくださいね。

更新日: 2022年06月15日

初回公開日: 2016年03月07日